狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

衣装はそれをまとう者を象徴する。

2014年10月30日 18時36分22秒 | 知人、友人に関する日記




 本日10月30日は、ロシア皇帝ニコライ2世が十月詔書に署名した日で、アメリカでオーソン・ウェルズ演出のラジオドラマ『宇宙戦争』が放送されて本物のニュースと勘違いした人が大パニックにおちいった日で、アンネ・フランクと姉のマルゴット・フランクがアウシュヴィッツからベルゲン・ベルゼンへ移送された日で、ソ連が史上最大の水爆実験を実施した日です。

 本日も倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は二十度。最低気温は九度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇り空となっております。





 私の知人の中に薄着大好き人間がいます。
 朝夕は肌寒くなっているのにそのお方はまだ半袖姿で過ごしています。
 見てる私のほうが身が凍る思いがします。
 「貴方は小学生ですか?」とツッコミたいのですが私は無用な争いは避ける人間なのでそれはいたしません。
 「そのような格好では風邪をひいてしまいますよ?」と御忠告は申し上げました。
 するとそのお方は「いや、もう風邪はひいているのだよ」と鼻声でおっしゃるのですよ。
 莫迦だ! 薄着莫迦がいる!
 「ただちに長袖を着なさい!」と命じましたが、奴は「いやいや」と抵抗するのです。
 莫迦だ! 三国一の薄着莫迦だ!

 いまだお鼻をぐずぐず言わせながら奴は半袖姿でいます。
 何故、そうまでして薄着でいたがるのか? 謎です。

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『憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI』/石田 衣良

2014年10月30日 12時22分57秒 | 小説・本に関する日記





 昨日の夜は、石田衣良の小説『憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI』を読んでいました。
 「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの最新刊です。

 このシリーズは長く続いていて、「今」を焦点においている物語と登場人物の年齢が合わなくなってきていて無理が出始めています。
 マコトは初期のころは街の若者達と同じ目線で明日は我が身という立場で怒ったり悲しんだり喜んだりしていましたが、今巻では一歩引いて少し冷めた目線で事件に対処しています。
 でも大人の立場かというとそうでもない。宙ぶらりん。
 30前の男が20歳の頃と同じ手しか使わない。小説内で経過した年月の間に新たに別のネットワークや別の方法論を築いていないのかしらん? と思ってしまう。
 無理が出ているなら、マコト達をきちんと大人にして解放してあげてはどうかな?
 或いはマコト達をきちんと大人として描写してあげてはどうかな?
 このままでは大人と呼ばれる年齢なのにガキと同じ行動をしている(でももうガキの気持ちは分からない)痛い人になってしまいますよ。
 きちんと終わらせてあげるのも作者としての務めだと思うのです。




 石田衣良は先頃、口にするのもおぞましい言葉を作って他の作家達の作品を批判した。
 個別に批評するのは構わないけれども、気に入らない作品をまとめてざっくりとジャンル分けしてレッテルを貼る行為を行った。
 それはとても危険で恐ろしい行為なのだけれども、彼にその自覚はあったのだろうか?
 彼の意図がなんであるかは知らないけれども、案の定、彼の言葉を利用して自分達の気に入らない作品群をまとめて潰しにかかった新聞社に彼は利用されている。
 そしてあの言葉は定義が曖昧だからどんな作品でも悪意があれば当てはめることができる。
 あの言葉が暴走すれば石田衣良の作品でさえも飲みこむかもしれない。
 そしてあのような言葉は暴走しやすい。
 余りにも迂闊な行為を彼はした、と思う。

 その落とし前としてこの『憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI』を書いたのかな? と思ったのだけれども、どうなのだろ?
 妙に上から目線なところが気になりました。

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