狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

日向水木(ヒュウガミズキ)その5。

2016年03月04日 20時16分16秒 | お花に関する日記



 本日3月4日は、平清盛が太政大臣に就任した日で、ラーマーティボーディー1世がアユタヤ王朝を創始した日で、一休宗純が大徳寺の住持に就任した日で、イギリスがオランダに宣戦布告して第二次英蘭戦争が勃発した日で、湯島聖堂を「昌平坂学問所」と改称して幕府の直轄とした日で、チャイコフスキー作曲のバレエ作品『白鳥の湖』がボリショイ劇場バレエ団により初演された日で、マハトマ・ガンジーとインド総督エドワード・ウッドが不服従運動の中止などを定めたデリー協定に調印した日で、岡田啓介首相が議会で天皇機関説への反対を表明した日で、特高警察が日本共産党中央委員・袴田里見を逮捕した日で、宝塚歌劇が戦時下不適とされ休演となり最後の公演が行われた日で、十勝沖地震があった日で、アメリカの惑星探査機「パイオニア10号」に対し最後の信号送信確認を行って運用終了となった日です。

 本日の倉敷は曇りでありましたよ。
 最高気温は十三度。最低気温は四度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。




 上の写真に写っているお花は、「日向水木(ヒュウガミズキ)」です。
 日向水木のお花に関しては、2015年3月23日の記事2013年4月4日の記事2012年3月20日の記事2010年4月8日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
 2015年と2013年と2012年と2010年の日向水木のお花の記事です。

 日向水木のお花の花言葉は「信頼」或いは「神秘」です。

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『怪談』

2016年03月04日 11時39分07秒 | 映画・ドラマに関する日記




 昨日の夜は、映画『怪談』のDVDを観ていました。

 富本節を教えている豊志賀は煙草売りをしている若者・新吉と出会う。
 若く美しい新吉に恋をした豊志賀は、自分の屋敷に新吉を呼び寄せる。
 2人は夫婦同然の間柄となり、新吉は豊志賀の屋敷に住むことになる。

 ある日、豊志賀の若い弟子・お久と新吉が目配せをしている瞬間を豊志賀は目撃する。
 嫉妬心にかられた豊志賀は新吉と言い争いをしてしまう。

 新吉と言い争った時に顔に傷を負った豊志賀。
 傷は大きく醜く膨れ上がり美しかった豊志賀の顔は変わり果ててしまった。
 そして、新吉がお久と密会している最中に豊志賀は独り寂しくあの世へ旅立ってしまう。

 新吉には、「この後女房を持てば必ずやとり殺すからそう思え」と書かれた遺書が残されていた……。


 監督は、中田秀夫。
 出演者は、尾上菊之助、黒木瞳、井上真央、麻生久美子、木村多江、瀬戸朝香、津川雅彦、榎木孝明、六平直政、光石研、一龍斎貞水、清水ゆみ、広田レオナ、西野妙子、柳ユーレイ、村上ショージ、絵沢萌子、宇津宮雅代、など。
 原作は、三遊亭圓朝の落語『真景累ヶ淵』だそうです。




 新吉は美麗な顔立ちで優しい男。
 しかし、誰にでも無分別に優しい性悪な男。
 自分がしたことに責任を取らない弱い男なのだけれども、事情を知らなければその弱さは母性本能をくすぐる。
 分は知っているけれども、断りを入れておいて女のほうからアクションを起こさせる受け身で無責任な狡い男。
 一緒になる女性を愛していると思っているけれども、本当は自分本位で誰かを愛しているわけではない。
 怠け者だし自分勝手。恩知らず。なのだけれども出会った女性は彼のことを魅力的に感じてしまう色男。

 という複雑怪奇な男性が主人公です。
 主演の尾上菊之助はそんな主人公を流麗な所作と様々に解釈できる表情で見事に色男として成立させています。

 恋をすれば盲目になるとは言いますが、人を駄目にする駄目人間に恋をしてしまえば恐ろしい目に遭ってしまいますね。
 周囲の人間を無自覚に尽く不幸に陥れる色男の物語。自覚しろよと思うのですが無自覚だからこその色男なのかもしれません。怖い怖い。

 面白かったですよ。
 楽しめました。

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