狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

仏の座(ホトケノザ)その5。

2016年03月14日 18時49分56秒 | お花に関する日記






 本日3月14日は、漢の捕虜となった西晋の皇帝・懐帝が漢の皇帝・劉聡により処刑された日で、アメリカで金本位制を採用した金本位法が公布された日で、国会で片岡直温大蔵大臣が東京渡辺銀行が倒産したと失言して昭和金融恐慌のきっかけとなった日で、ナチス・ドイツによってチェコスロバキアが解体されてスロバキアが独立宣言した日で、内ゲバを繰り返していた新左翼の中核派と革マル派の抗争で中核派の最高幹部で書記長の本多延嘉が自宅アパートで就寝中に革マル派のメンバー十数人に鉄パイプ等で全身を滅多打ちにされて殺害された日で、ベトナムが統治していた南沙諸島・赤瓜礁を中華人民共和国が攻撃して赤瓜礁と永暑礁と華陽礁と東門礁と南薫礁と渚碧礁を軍事占領して奪って統治下とした日で、薬害エイズ事件でミドリ十字が責任認めて謝罪した日で、中華人民共和国が反分裂国家法を制定した日です。

 本日の倉敷は雨のち晴れでありました。
 最高気温は十一度。最低気温は六度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。





 上の写真に写っているお花は、「仏の座(ホトケノザ)」です。
 仏の座のお花に関しては、2015年3月26日の記事2012年4月13日の記事2011年4月14日の記事2010年3月7日の記事もご覧くださいませ。
 2015年と2012年と2011年と2010年の仏の座のお花の記事です。



 仏の座のお花の花言葉は、「調和」ですよ。

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『雨月物語』

2016年03月14日 12時36分58秒 | 映画・ドラマに関する日記





 昨日の夜は、映画『雨月物語』のDVDを観ていました。

 戦国時代末期。
 近江の国の琵琶湖北岸の貧しい農村で畑を耕しながら焼物を作って生活をしている源十郎が主人公。
 羽柴家と柴田家の間で緊張が高まり戦が始まろうとしていた。長浜の町は戦の物資調達の為に賑わっている。
 そのことを知った源十郎は、長浜で焼き物を打って大儲けをする。
 義弟の藤兵衛は源十郎と同行して長浜で侍に家来にしてくれと頼み込むが素気無く断られてしまう。

 村に帰ってきた源十郎は戦の為の物資調達で活況なうちに大儲けをしようと焼物を作るのだが、村に柴田の軍勢が現れて……。

 監督は、溝口健二。
 出演者は、京マチ子、水戸光子、田中絹代、森雅之、小沢栄、青山杉作、羅門光三郎、香川良介、上田吉二郎、毛利菊枝、南部彰三、光岡龍三郎、天野一郎、尾上栄五郎、伊達三郎、横山文彦、玉置一恵、澤村市三郎、村田宏三、堀北幸夫、清水明、玉村俊太郎、大崎史郎、千葉登四男、大國八郎、三浦志郎、越川一、三上哲、藤川準、福井隆次、石倉英治、武田徳倫、神田耕二、菊野昌代士、由利道夫、船上爽、長谷川茂、大美輝子、小柳圭子、戸村昌子、三田登喜子、上田徳子、相馬幸子、金剛麗子、など。

 上田秋成の読本『雨月物語』の「浅茅が宿」と「蛇性の婬」の2編とモーパッサンの『勲章』を基にした幻想的な怪異譚で1953年の作品です。


 私は溝口健二監督の作品を観るのは初めてでありました。
 凄いです。ここまで細かい所に目を配って作品を作るなんて物凄いです。
 極上の物は極上で粗末な物は粗末。当たり前のことではあるのですが、極上の物がどのような物であるのか粗末な物がどのような物であるかを知っていないと表現することは出来ません。
 醜いモノ汚いモノは努力すれば接触して理解することは容易です(それでも大変な努力労力が必要ですが)。
 しかし極上のモノは努力しても接触することが難しいことが多いです。それ故、理解することは難しい。そして極上のモノは簡単に壊れて失われていきます。
 この映画の物語を映像化するだけならば今でも簡単にできるでしょう。でも膨大な知識量と美意識と常識と感覚で裏打ちされたこの映画のレベルはとてつもなく高いです。


 ゆらゆらと妖しい幽玄の美。緊張感を漂わせながら物語は進んでいきます。
 浅ましさや欲望を描きながら凛とした品格を漂わす。美しい映画でありました。

 超有名な映画ではあるのですが、もしまだ観ていない人がいたなら是非是非御覧になってみてください。
 超お勧めです。


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