狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

余りしつこくつきまとわれる愛は時に面倒になる。それでも有り難いとは思うがね。

2016年12月08日 21時51分17秒 | 知人、友人に関する日記




 本日12月8日は、マレー作戦が開始された日で、真珠湾攻撃が行われた日で、GHQが日本全国の新聞へGHQの宣伝記事・太平洋戰爭史を掲載させた日で、シベリアからの引揚げ船第1号が舞鶴港に入港した日で、ロナルド・レーガン米国大統領とミハイル・ゴルバチョフソ連共産党書記長が中距離核戦力全廃条約に調印した日で、ロシア・ベラルーシ・ウクライナの代表がソビエト連邦の消滅と独立国家共同体の創立を宣言した日です。

 本日の倉敷は晴れたり曇ったりしていましたよ。
 最高気温は十二度。最低気温は三度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れたり曇ったりするとなっております。







 先日、知人から年賀状の印刷の依頼がありました。
 昨年のことのようなことはまさかあるまい。と思いましたが一応は知人に訊いてみました。
 「安いプリンターでの出力になりますが、ようござんすか?」
 知人は「うむ」と答えます。
 「年賀状の原画はちゃんとあるのですよね?」
 知人は「無い」と答えます。
 「はい?」
 知人は「今年も君に原画から作ってもらいたいのだよ」と答えます。

 まただ。また、丸投げだぁぁぁ!
 昨年に続いてまた丸投げされた!
 今年は前置き無しで丸投げされた!

 いやいやいやいやいやいやいやいや。
 無理無理無理無理無理無理絶対無理。
 面倒だしそもそも人様の年賀状の裏面の原画なんて無理。無理です。

 即座にお断りいたしましたよ。
 しか~し、知人も涙目で全力で私を拝み倒します。
 「以前にもしてくれたではないですか! よいではないですかよいではないですか。お願いしますお願いしますお願いします」と私に全力でお願いしてきます。 
 でも、拝み倒されても無理なものは無理です。
 市販の年賀状の裏面のデータをプリントアウトすればいいじゃん。

 しかし、断っても断っても相手は拝み倒してひたすらお願いしてきます。orz。
 大の大人が涙目で伏してお願いする姿など私は観たくはないです。
 てか何でそこまで必死なんだ? 市販の年賀状の裏面のデータをプリントアウトすればいいじゃん。手書き風でなくてもいいじゃん。








 嗚呼。また年賀状の原画作りかぁ。
 面倒だなぁ。時間がかかるんだよなぁ。
 でも、仕方ない。


 面倒なお仕事を引き受けてしまい、「やれやれ」と思っているところなのでございます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ハーモニー <harmony/>』

2016年12月08日 12時45分15秒 | 映画・ドラマに関する日記





 昨日の夜は、アニメーション映画『ハーモニー <harmony/>』のDVDを観ていました。

 高度な医療経済社会が築かれた超管理社会の未来。
 ナノテクノロジーで完璧に管理されていて病気は存在せず老いも存在しない。
 しかしそれ故にプライバシーも存在しない。
 そんな世界で、同時刻に互いになんの関係もない6582人の人間が自殺を計る事件が起こる。
 WHOの監察官・霧慧トァンはその事件の背後にかつて自殺したはずの親友の影を見る……。
 人類の最終局面に現れるユートピアとは?

 原作は、第40回星雲賞(日本長編部門)と第30回日本SF大賞を受賞した伊藤計劃の傑作小説『ハーモニー』です。


 小説とはニュアンスが違いますね。
 キャラクター像も分かりやすくスケールダウンされています。




 争いの無い世界を出現させる為に、全人類を最適化された行動をとる感情を持たない意識の無い状態にする。
 人が人為的に進化するならばその方向になるのかもしれませんが……。



 作家・伊藤計劃が死を見詰めざるを得なくて、理想の高度医療社会を幻視して、でもそんな理想と思える社会が本当に出来たとしたならと考えて……。
 目の前に迫る現実を見詰めざるを得なかったので綺麗事のその向こうにあるものを見詰めた結果……。
 壮絶で美しく悲しく怖ろしい超傑作が生まれたわけですが……。

 あの超傑作小説を映画化するのは難しい。
 ニュアンスを変えて取っ付き易くしているみたいですね。



 意識とは何か? 魂とは? 進化とは? ユートピアとは? 善とは? そんなお話です。
 罪と罰や友情と愛情のお話でもあります。



 無に還っていく怖ろしく寂しく静かなラストであります。
 小説のほうが怖かったかな。
 もしかすると涅槃寂静と呼ばれる状態は或いは彼岸とは、この物語の最後に現れてくる世界のようなものかもしれない。



 面白かったですよ。
 楽しめました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする