狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

彼岸花(ヒガンバナ)その4。

2017年09月08日 18時01分07秒 | お花に関する日記




 本日9月8日は、源頼朝が伊豆国で挙兵した日で、明領に侵攻したオイラトのエセンを明の皇帝英宗が自ら迎え討って大敗して捕虜となった日で、ミケランジェロ作の「ダビデ像」の公開がはじまった日で、オスマン帝国軍がマルタ島からの撤退を開始した日で、伏見城が落城して伏見城の戦いが終結した日で、イングランドのフットボールリーグが発足した日で、3M社がセロハンテープの販売を開始した日で、レニングラード包囲戦が始まった日で、イタリアが連合国への無条件降伏を受諾し講和を結んだ日で、ドイツがロンドンへの初のV2ロケットによる攻撃を行った日で、東京でアメリカ占領軍の進駐式が行われた日で、ブーゲンビル島タロキナで日本軍第17軍司令官神田正種陸軍中将と第八艦隊司令長官鮫島具重海軍中将が米英豪新軍への降伏文書に署名した日で、日本軍陸軍第30師団長両角業作陸軍中将がマライバライで米第31歩兵師団に対する降伏文書に署名した日で、クサイ島の日本軍陸軍第31軍南洋第2支隊長原田義和陸軍中将が米第96.15.1任務隊に対する降伏文書に駆逐艦ハイマン上で署名した日で、サンフランシスコ平和条約・日米安全保障条約が調印された日で、中国共産党の林彪副主席による毛沢東暗殺計画が失敗した日で、ジェラルド・フォード米大統領がニクソン前大統領に対する恩赦を決定した日で、マケドニア共和国がユーゴスラビアから独立した日です。

 本日の倉敷は曇りでありましたよ。
 最高気温は二十九度。最低気温は二十四度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。

 上の写真に写っているお花は、「彼岸花(ヒガンバナ)」です。
 彼岸花のお花に関しては、2016年9月8日の記事2015年9月12日の記事2014年9月13日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
 2016年と2015年と2014年の彼岸花のお花の記事です。


 彼岸花のお花の花言葉には、「情熱」や「独立」や「再会」や「あきらめ」や「悲しい思い出」や「想うはあなた一人」や「また会う日を楽しみに」などがあるそうです。


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道徳の無い経済は犯罪である。経済の無い道徳は陳腐である。

2017年09月08日 16時37分03秒 | その他の日記





 誰かが大儲けをするならば誰かが大損をしているはずだ。と勘違いをしている人が多いみたい。
 商取引をするということはそれだけで富を世界に増やしているのです。
 商取引が活発になればなるほど世界中に富が増えていくのです。
 通貨による取引だけでなく他の富による取引であっても同じなのです。
 そして増えていく富は誰かを助けることもあるのです。
 ただルールが明確化されないと商取引は活性化しません。
 ルール破りで得をする行為が許される市場ならば、人々は警戒をして商取引を控えます。
 そうなれば世界中から富が減っていきます。
 それ故にルールを作ることとルールを守らせることは重要になってきます。

 商売の世界では、「誰かが勝利する=誰かが負ける」ではないのです。
 共に富んでいくという道はあるのです。
 勿論、商売が上手くいかない場合もあります。でもそれは誰かの所為ではないのです。

 「金儲け=悪」という論は私には理解できません。
 「ルールを破る者や悪徳な商売をする者は許すまじ」というならばよく分かります。
 真っ当な商売をしている人達をも小馬鹿にするような論を述べる人が時々出てくるので、私は驚いたりするのであります。


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汝の運命の星は汝の胸中にあり。

2017年09月08日 14時03分57秒 | サッカーに関する日記





 私の名は狐。
 かつてはしがない看板屋に勤めていた平凡な一市民であり、退屈な日常と戦い続ける懸垂幕書きの生活者であった。
 だが或る夜、ファジアーノ岡山がJ2入りを目指してJFLを戦っているという新聞記事を読んだことが私の運命を大きく変えてしまった。
 地元の名前を冠したチームがJリーグ入りを目指しているという記事を読んだ翌日から世界はまるで開き直ったかのごとくその装いを変えてしまったのだ。

 いつもと同じ町、いつもと同じ角店、いつもと同じ公園。
 だが何かが違う。
 路上を行き交う人々は輝いて見え、建売住宅の庭先に聞こえるピアノの音は歓喜に満ち、牛丼屋のカウンターで慌ただしく食事をする人達さえ愛おしく思える。
 この町は、否、この世界は光り輝く世界となった。

 一年を経ずしてファジアーノ岡山はJFLを駆け抜けてJ2に昇格した。
 ファジアーノが一年でJFLを抜けてJ2に昇格するなど誰が予想し得たであろう。
 『FROM OKAYAMA TO J LEAGUE』のチームスローガンは一年で終わった。
 しかし、ファジアーノとファジサポにとってJ2昇格は新たなる始まりに過ぎない。
 アマチュアリーグを卒業したその日からファジアーノとファジサポの生き延びる為の新たなる戦いの日々が始まったのである。

 奇妙な事にプロスポーツ不毛の地と呼ばれた岡山でファジアーノ岡山はJ2の猛者チームにコテンパにされながらも多くの観客動員数を誇っていた。
 そしてさらに奇妙な事に岡山県民であることを自虐的に語ることが多い岡山人達が「岡山大好き」とすら言い出し始めたのである。
 当然、ファジサポ達は岡山県の誇りという大義名分のもとにファジアーノの応援に熱を込めた。

 初年度はJ2最下位に沈む。
 2年目は17位に終わった。
 ある者はなかなか勝てないファジアーノに業を煮やし、おそらく欲求不満の解消であろう、時折カンスタで的を外した野次を放った。
 何が不満なのか知らんが実に可愛くない。
 しかし今のファジアーノはJ1昇格プレイオフに進出してJ1にあと一歩というところにまで成長した。


 あの運命の夜からどれ程の歳月が流れたのか。
 今、我々の築きつつあるこの世界に殺伐とした雰囲気は無用だ。
 我々はJ2の過酷なサバイバルを生き抜き、J1、さらにその先の世界の舞台での栄光をいつか実現するだろう。


 嗚呼、選ばれし者の恍惚と不安、共にファジアーノにあり。
 岡山県民の未来がひとえにファジアーノの双肩にかかっていることを認識する時、眩暈にも似た感動を禁じ得ない。




    狐著 ファジアーノ岡山前史第1巻 JFLを越えて 序説第3章より抜粋


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『信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』/宇月原晴明

2017年09月08日 10時45分13秒 | 小説・本に関する日記







 昨日の夜は、宇月原晴明の小説『信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』を読み返しておりました。
 第11回日本ファンタジーノベル大賞受賞作で織田信長が主人公の伝奇小説です。

 織田信長を主人公にした小説は世の中に数多く存在しますが、この小説の設定はかなりぶっ飛んだ部類に入ります。
 物語は、シュルレアリスム詩人のアントナン・アルトーの独白で幕を開けます。

 シリアの古代太陽神。牛頭人身の至高神。牛頭天王。織田剣神社。熱田神宮。草薙剣。素戔嗚尊。天照大神。ローマ帝国の若き皇帝ヘリオガバルス。太陽信仰。シリアの女皇達。錬金術。詩人アントナン・アルトー。ナチスドイツ。ちょび髭の男。第六天魔王。イスカリオテのユダ。ロンギヌスの槍。バールの霊石。両性具有。織田信長。これ等の魅力的なキーワードを一つの物語の中に放り込んで、幻想的で妖しい世界を作り出しています。
 凄いなぁ……。
 これだけのキーワードを一つの物語に突っ込んで、見事にまとめあげるなんて。
 しかも、書かれた当時の最新の歴史の学説と史実をキチンと押さえつつ、虚構の世界を立ち上げている。
 物語は重層構造をしていて、物語がどの方向に進むのか分からず、最後までハラハラさせられる。
 そして濃厚で豊潤な文章。

 凄いですよ。
 面白くて、圧倒される小説でありました。


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