狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

南の国の情熱のアロマ。

2017年09月29日 20時54分55秒 | 職場に関する日記






 本日9月29日は、百年戦争のオーレの戦いでシャルル・ド・ブロワが敗死してブルターニュ継承戦争が終結した日で、東京地裁がリヒャルト・ゾルゲ・尾崎秀実らに死刑判決を下した日で、朝鮮人16名による新潟日報社襲撃事件が起こった日で、中国共産党が甘粛省全域を支配下に置いた日で、日中共同声明が調印されて日本と中華人民共和国の国交が成立した日で、大平正芳外相が日本と中華民国との間の条約は失効と表明した日で、ダッカ日航機ハイジャック事件で日本政府が超法規的措置により犯人グループで新左翼・日本赤軍の要求通り獄中の9人を釈放した日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は二十五度。最低気温は十五度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。





 昔々。
 アラブの偉いお坊様が恋を忘れた哀れな男に痺れるような香りいっぱいの琥珀色した飲み物を教えてあげたそうです。
 その男は心が浮き浮きして忽ち若い娘に恋をしたのだそうです。




 皆様、珈琲を飲みませう! 
 珈琲を飲んで陽気に愛のルンバを踊りませう!
 踊り狂いませう!
 既に恋に落ちているお方もそうでないお方も珈琲を飲んで嬉し恥ずかしの桃色桃源郷を目指しませう!
 情熱が何処に行ったか分からなくなって探しているお方。珈琲を飲むのです!
 内に潜んで何処にいったか分からなくなっている情熱を見つけ出し、嬉し恥ずかしの桃色桃源郷で幸せという至宝をその手に握り締め、至福の時を過ごすのです!
 お相手がいないとお嘆きのお方。珈琲を飲むのです!
 珈琲を飲んで狩りに出かけるのです! 
 獲物が口に入るのをひたすら待つのも狩りの技かもしれませんが、自ら相手の口に飛び込んでくる獲物は極めて稀な存在といえましょう。
 そんな獲物は居ないかもしれません。
 それに待っていてもその場所は獲物の居ない不毛の地かもしれないのです。
 不毛の地で遊んでいたいと言うのなら兎も角、そうでないのなら珈琲を飲んで狩りに出るのです! 
 狩りに出かけて恋の狩人となり、狩りを成功させて幸せという至宝をその手にしっかと掴むのです!






 ちなみに私が勤めているお店は陶芸を売っている陶芸店なのですが、奥は喫茶室になっております。
 喫茶室でお出ししている珈琲は400円です。

 皆様のお越しを心よりお待ちしております。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平坦な戦場でぼくらが生き延びること

2017年09月29日 18時14分24秒 | その他の日記



 世界は常に動き続けている。
 天秤は常に揺れ動いている。
 新しいシステムが導入され、最新のプログラムが稼働する。
 パワーバランスが揺らいで、世界は震えて軋み亀裂が走る。
 正義は存在しない。純粋な力によって、物事は決定される。
 しかし、その力は単純な腕力だけではない。複合的な力だ。
 新たなシステムは世界中に根を伸ばして、複雑に絡み合う。
 お互いに支えあいながら殴りあう。
 生き残る為に。力一杯で殴りあう。

 局地に現れている現象の多くは新たなバランスを決める過程から起こっている。
 その動きは、加速している。均衡を求めて崩壊を避ける為に生き残りを賭けて。
 観測されるものは全てがメッセージ。情報は駆け巡り、殴り合いの交渉が続く。


 運命の車輪は回る。錨は引き上げられよう。
 天秤は揺れ動く。砂塵が舞い上り、渦を巻く。
 焔はちろちろと舌を伸ばし、時を待っている。
 綻びは亀裂を招く。亀裂は崩壊を呼んでいる。

 無垢なだけならば無垢なるが故に報いを受けて押し潰されることになる。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『キャロル』

2017年09月29日 12時50分07秒 | 映画・ドラマに関する日記






 昨日の夜は、映画『キャロル』のDVDを観ていました。

 舞台は、1950年代のニューヨーク。
 デパートで働いているテレーズは、写真家になることを夢見ている。
 クリスマス前で賑わっているデパートのおもちゃ売り場でテレーズはキャロルという女性と出会う。
 彼女は寂しそうな顔をしていてテレーズは妙にキャロルという女性が気になっていた。
 手袋を置き忘れたキャロルにテレーズが手袋を届けたところ、キャロルから電話で感謝の言葉と御礼に昼食を御馳走したいという申し出があり……。

 監督は、トッド・ヘインズ。
 出演者は、 •ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、サラ・ポールソン、カイル・チャンドラー、ジェイク・レイシー、コーリー・マイケル・スミス、ジョン・マガロ、キャリー・ブラウンスタイン、など。
 原作は、パトリシア・ハイスミスの小説『The Price of Salt』です。



 テーマ的に生々しくなって下品になる可能性があるのだけれども、そのようにはなっていない要因は演者がエレガンスというものを表現できることが挙げられます。
 エレガンスをきちんと表現できるから、生々しい感情を表現しても下品になっていません。観る側にその感情が強く伝わる作用となっています。
 そしてエレガンスというものをきちんと表現することでその人の性格やその人の置かれている立場やその人の考え方を上手く示すことに成功しています。
 生々しく下品に人の内面を描くだけが人間を描くというわけでもないのです。
 お見事であります。

 面白かったですよ。
 楽しめました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする