狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

経済的な自由なくして自由は存在しない。飢え死にしかけている人間を自由だと呼ぶのはその人を軽蔑することだ。

2017年09月10日 20時26分01秒 | VSの日記




 本日9月10日は、長崎でカトリック教徒55名が処刑された日で、ロシアとスウェーデンがニスタット条約を締結した日で、長崎海軍伝習所が開設された日で、オーストリア皇后エリーザベトが無政府主義者ルイジ・ルケーニにより暗殺された日で、日本初の映画会社・日本活動写真が設立された日で、中華民国が孫文の広東軍政府・樹立で段祺瑞の北京政府と並立する二重政府状態となった日で、オーストリアと連合国が第一次世界大戦の講和条約・サン=ジェルマン条約を締結した日で、日本サッカー協会の前身である大日本蹴球協会が創立された日で、第二次世界大戦でカナダが国家社会主義ドイツ労働者党ナチス・ドイツに宣戦を布告した日で、「言論及ビ新聞ノ自由ニ関スル覚書」が発令されてGHQが検閲を始めた日で、カイリル島の日本海軍第27特別根拠地隊司令官佐藤四郎海軍少将がカイリル海峡の豪海軍艇ML805上で豪陸軍第6師団への降伏文書に署名して日で、北海道津別町の祭りで3人の朝鮮人が遊戯場に現れて金を払わずに遊んだ上に露店をひっくり返す暴挙を働いた事がきっかけで的屋と在日朝鮮人が衝突して乱闘となり死者3名・重軽傷者25名を出した日で、イギリス領ジブラルタルでイギリス領に留まるかスペインに編入されるかを決める住民投票が行われてイギリス領のままとなることが決定された日で、スウェーデンのアンナ・リンド外相がストックホルムのデパートでの買物中に襲撃された(翌日死亡)日で、欧州原子核研究機構の大型ハドロン衝突型加速器が稼動を開始した日で、日本振興銀行が経営破綻して戦後初のペイオフが行われた日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は三十度。最低気温は十九度でありました。
 明日も予報では倉敷は曇りとなっております。



 私は子供の頃から本が好きで小説や漫画を読んでいましたが、学生の頃は出来るだけ本や漫画を読んでいることを隠していました。
 バレていたかもしれませんが、本や漫画を読んでいることが公に知られたら攻撃の対象にされる危険性がありました。
 直接攻撃なら対処の仕方がありますが、集団でゲリラ戦を挑まれたら辛いし面倒くさい。
 要らぬ戦いは回避する意味でも隠しておいたほうが無難でした。

 大人になって良かったなぁ。と思うのは映画を観ようが小説を読もうが漫画を読もうが音楽を聴こうがゲームをしていようが他人に迷惑をかけていないなら文句を言われないこと。
 私は自由だ。

 暗黒の時代を無事に通り過ぎて大人になれてよかったなぁ。と思う今日この頃なのでございます。

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Computer Blue

2017年09月10日 18時36分07秒 | 曲名がタイトルの日記



 或る日の事でございます。

 堕釈迦様は極楽の沼の淵を獨りでぶらぶらと御歩きになつていらつしやいました。
 沼の中に咲いている睡蓮の花は、みんな玉のように真っ白で其の真ん中にある金色の芯からは何とも云えない好い匂ひが絶間なく周囲へ溢れて居ます。
 極楽は丁度朝なのでございましやう。

 やがて堕釈迦様は其の沼の渕に御佇みになって泥の面を蔽っている睡蓮の葉の間からふと下の容子を御覧になりました。
 この極楽の沼の下は丁度地獄の底に当つて居りますが、沼の泥で下の三途の河や針の山の景色がはつきりと見えません。
 其の地獄の底には罪人達が蠢いていて堕釈迦様に救いを求めていたのですが、堕釈迦様の御眼には止まりませんでした。
 側を見ますと、翡翠のやうな色をした睡蓮の葉の上に、極楽に住む虹色の蜘蛛が一匹、美しい銀色の糸をかけて居ります。
 堕釈迦様は其の蜘蛛の糸をそつと御手に御取りになつて白魚のやうな指に絡め綾取りをお始めになつたので御座います。

 狐も地獄の底から堕釈迦様に救いを求めましたが堕釈迦様は一向にお気付きになつてくれません。
 堕釈迦様は綾取りをしながら又ぶらぶらと御歩きになり始めました。
 しかし極楽の蓮池の蓮は少しもそんな事には頓着致しません。
 其の玉のやうな白い花は御釈迦様の御足の周辺に揺ら揺ら萼を動かして其の真ん中にある金色の蕊からは何とも云えない好い匂が絶間なく周囲へ溢れて居ります。
 極楽ももう正午に近くなったのでございましょう。

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『狗神』

2017年09月10日 11時57分29秒 | 映画・ドラマに関する日記




 昨日の夜は、映画『狗神』のDVDを観ていました。

 尾峰のある村に住む坊之宮美希は、紙漉きで和紙を作っている。
 坊之宮家は本家と分家に分かれていて共に狗神筋として村人に畏怖されている。
 美希はかつて彼氏に裏切られた上に子供が死産したことがあり、人生や恋を諦めて過ごしていた。

 ある日、美希は近くの池野中学校に赴任してきた青年と知り合う。
 歳下のその青年・奴田原晃に積極的にアタックされて美希は晃と付きあうようになる。
 しかし、二人のそのお付き合いは大いなる禁忌に触れることになり……。

 監督は、原田眞人。
 出演者は、天海祐希、田中沙斗子、渡部篤郎、山路和弘、榎田淳弘、原田遊人、矢島健一、深浦加奈子、街田しおん、入江雅人、近内仁子、渡瀬美遊、広岡由里子、佐藤京一、冨樫真、光岡湧太郎、猪野学、澤田誠志、安藤岳史、重松収、村井克行、岡林桂子、加藤満、浜田寅彦、増田未亜、藤村志保、淡路恵子、など。
 原作は、坂東眞砂子の同名の小説です。
 原作の小説は私はまだ読んでいません。





 こ、濃ゆいです……。
 あっさり風味ではあるのだけれども、ホラーって感じではないのだけれども、しかしよくよく考えてみると濃ゆいです……。
 さらっと自然に描かれているけれども、登場するほぼ全員が狂気に取りつかれています。まともに見える人も冷静に観ると狂気に満ちているのです。
 でも誰も自分を狂気に取りつかれているとは思っていません。
 そして観ている人達を登場人物達が狂気に取りつかれていると見せないようにしながら、しかし物語に登場する人達の狂気を描いているのです。

 田舎だからという意味ではなく何処にでもあるローカルルール或いは限られた集団の中でのみ通用する習慣や考え方、そこには中にいる人達は何かおかしいと思いつつも当たり前のように従ってしまう何かがあるのかもしんない。
 でもそれは悪いものばかりでもないはず。



 面白かったですよ。
 楽しめました。


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