狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

清き月夜 霞流るる 天へ行かば 畏きを眺ゆ

2019年06月11日 23時33分19秒 | 知人、友人に関する日記






 本日6月11日は、京都・神護寺の再興を後白河法皇に強訴した僧・文覚が捕縛された日で、賤ヶ岳の戦いで柴田勝家が羽柴秀吉に敗北し越前北ノ庄城に敗走した日で、伊能忠敬が日本地図作成に備えた第一次測量のため蝦夷地に向けて出発した日で、明治新政府が政体書を発布した日で、徳島本藩からの分離を求めていた淡路洲本城代の稲田家を本藩側の過激派藩士が襲撃した日で、中国清朝で政治改革運動「戊戌の変法」が始まった日で、義和団に呼応した清国軍の董福祥配下の兵士が北京の日本大使館員・杉山彬を殺害した日で、セルビアでクーデターが起こり国王アレクサンダル1世と王妃ドラガが暗殺された日で、日本海軍の駆逐艦「榊」が地中海でオーストリア潜水艦に雷撃されて艦長以下59人が戦死した日で、ヨシフ・スターリンが軍参謀部長ミハイル・トゥハチェフスキーら赤軍首脳8人を粛清した日で、シカゴ大学の科学者が原子力の社会的政治的影響を検討して「政治ならびに社会問題に関する委員会報告・フランクレポート」を大統領の諮問委員会に提出した日で、アメリカ上院が共和党のヴァンデンバーグ上院議員の提案による地域的・集団的防衛協定の推進などをトルーマン大統領に勧告した日で、東京都が失業対策事業の日当を245円に決定した日で、ベトナムの僧ティック・クアン・ドックが当局の仏教弾圧に抗議して焼身自殺した日で、アメリカ合衆国議会が決議案269によってアントニオ・メウッチを電話の発明者と認めた日で、日本の月周回衛星「かぐや」がその使命を終えて月面へ落下した日です。

 本日の倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は二十六度。最低気温は十九度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。










 靜な晩である。

 空気は柔かく湿つて、木々からは甘酸い酸性の馨りが快く重く眠たい夜気の中に放散している。
 到るところに陰翳の錯綜があつた。
 春と夏の混り合つた穏やかな何処となく淋しい景物が、今ぱつと咲いた銀色の大花輪のやうな月光の下で微かに震えながら擁き合つている。

 何処にも動くものがなかつた。
 何処にもものを云う声が聴えなかつた。
 其の沈黙が一層聞えない囁きの優しさと見えない魂の団欒を想わせるような夜の内を二人はパブリツク・ハウスに向つていた。

 二人はいつかあらゆる日常生活の煩しさから開放されていた。
 単調になりがちな関係にさつと差した輝きのやうな新鮮さが二人の内に夢をかきたてた。
 忘我と魂の鼓動がまるで月光のやうに二つの心を耀かせているのである。

 長い林を抜けると道は急に開いて、二人の前には寝靜まつて森閑とした大通りが黒く現われた。
 其処を横切る踏切りを抜けて一二丁行つた処に二人が向かうパブリツク・ハウスが大きな樺の樹に覆われて建つているのである。
 過去幾年か通り過ぎ踏み馴れた其の道を今二人は輝きに騎るやうな心持で履み越えやうとしているのである。

 眠つた家々の屋根や動かない樹々の重い梢々が高い透明な大空の穹窿の下に見えない刻々を彫みながら少しばかりずつ地殻の彼方へずり落ちて行くような感じを与えた。
 樹蔭の闇から月光を反射する窓硝子や扁平な亜鉛屋根の斜面が不思議に悒鬱な銀色で周囲の闇を一層際立たせ、同じやうな薄ら寒い脊骨を刺すやうな光線は土に四本並んで這う鋼鉄の線路からも反射しているのである。
 線路の傍に小さく建った番小屋の傍まで来ると、今まで先輩に体を持せかけるようにしていた狐は、急にぱつちりと眼を見開きながら身を起して空を見詰め、「好い月ですね」とぽつりと云つた。

 先輩は、顔を上げて天空で輝く蒼白い月を澄ました顔で観ている。
 狐は頭を傾けて彼方に流眄を与えると其の儘歩調を速めた。

 月が照つている。
 窓々の硝子は光り、樹々が眠つている。
 深閑とした夜の空気……。




 其のパブリツク・ハウスは極小さかつた。
 然しパンの神の額の下には赫い鉢に植ゑたゴムの樹が一本、肉の厚い葉をだらりと垂らしてゐた。



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左翼は無神論に現代的な肉付けをした問題である。地上から天に達する為に努力するのではなく、天を地上へ引き下ろそうとするだけの神なくして建てられたバビロンの塔だ。

2019年06月11日 23時09分07秒 | その他の日記





 歴史を無視し事実を無視し自分達の都合の悪いことは無視する。
 脅迫や差別や罵倒や暴力を行い犯罪行為を行い選挙妨害を行い極左テロリスト集団と結びつき、そのことを指摘されても開き直って犯罪行為を肯定する。
 嘘をばら撒きデマを拡散させ選挙妨害を行い公職選挙法を平然と無視する。
 自分達の意見に同調しない者には「心の病だ。治らない」と公衆の面前で公然と述べ、「叩き斬ってやる!」と下品な言葉を発して相手を挑発する。
 自分達は善で自分達の意見に同調しない者は悪と見做す。
 自分達の意見に同調しない者には勝手にレッテルを貼る。
 自分達の意見に同調しない者には罵詈雑言を浴びせ差別を行い人格を無視した人格攻撃を行う。
 事実を無視し証拠を無視して自分勝手な妄想を他者に押し付ける。
 自分達が立場が強い場合は、自分達の意見に同調しない者に対して徹底的に痛めつけ権力を行使して叩き潰す。
 建設的な意見は一切述べず、ただただ反対するだけ。
 あらゆる機会をとらえて呪詛を吐く。
 自分達の仲間内では権威主義者で仲間内で力のある者には忖度をし仲間内で力のある者を持ち上げて平伏する。
 何の為の反権力かを忘れて或いは最初から考えずにいる為に、反権力でありさえすれば何でもOKという思考停止状態に陥るという無様で情けない姿を晒していることに気が付かない。
 貧困の問題をテーマとしていながら、経済成長よりも大切なものがあると主張する。
 経済成長よりも大切なものがあると述べながら、自分達の取り分が減るようなことが起きれば狂ったように反対する。
 かつて大勢の日本人を殺しそのことを反省することなく今もなお暴力を使うことを肯定している集団と行動を共にする。

 日本のリベラルと名乗る集団がこのような有様なので、本来はリベラルの考えである人達もリベラルと名乗ることを止めているのですよ。
 いわゆるリベラル集団が日本のリベラルを壊滅に追い込んでいるのです。
 共産主義や極左テロリスト集団とリベラルは対極の位置にあるのですよ。
 そうであるにも関わらず日本のいわゆるリベラル集団は日本共産党や極左テロリスト集団と行動を共にしています。
 もはや日本のいわゆるリベラル集団はリベラルではありません。

 自分達と行動を共にしない人達は全てネトウヨであるとして敵視するという行為を行っているが故に、本来はリベラルの考えである人達はいわゆるリベラル集団から離れていっているのですよ。
 平和主義と名乗りながらあまりにも戦闘的で好戦的なその姿勢に本来はリベラルの考えである人達はどん引きしているのですよ。
 多様性の重要性を掲げながらあまりにも排他的で独善的な姿勢に本来はリベラルの考えである人達はどん引きしているのですよ。
 歴史を無視し事実を無視し都合の悪い事は全て無視をする姿勢に本来はリベラルの考えである人達はどん引きしているのですよ。
 そしてリベラルという言葉の印象が悪くなると自分達こそが保守本流であると言い出した事に本来はリベラルの考えである人達は怒っているのですよ。
 自分達を利用するだけ利用して都合が悪くなるとポイ捨てしたリベラルと呼ばれている極左集団に本来はリベラルの考えである人達は怒っているのですよ。

 何故に何かの主張をする為に暴力行為を行わなければならないのですか?
 何故に何かの主張をする為に犯罪行為を行わなければならないのですか?
 何故に何かの主張をする為にデマや嘘を使い続ける必要があるのですか?
 何故に何かの主張をする為に差別を行い罵倒をする必要があるのですか?
 きちんとした政策を構築してその政策で勝負しないのは何故なのですか? 
 政策を作り出す能力が全く無いからなのですか? 無能だからなのですか? 
 無能が政治に関われば国が亡びます。
 いわゆるリベラルと呼ばれる極左集団は政策で勝負してください。
 政策を述べるつもりが無いのならば単なる革命ごっこです。
 多くの人は単なる革命ごっこに付き合う暇は無いし義理も無いのです。

 そして事実を無視するのはやめてください。
 歴史を無視するのはやめてください。
 事実を無視し歴史を無視して論を組み立ててもそれは砂上の楼閣でしかありません。
 現実に対応できない論には意味はありません。
 まともな政策を出して政策で勝負してください。
 そしてリベラルを名乗るのならば、きちんとリベラルの政策を出してください。
 それが出来ないならばリベラルを名乗らないでください。
 迷惑です。



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『サライ』第1巻/柴田昌弘

2019年06月11日 20時35分47秒 | 漫画・ゲームに関する日記




 昨日の夜は、柴田昌弘の漫画『サライ』の第1巻を読み返していました。

 2007年に発生した大地殻変動によって文明は崩壊した。
 生き残った人々も、大災厄によって活性化した体内のMOSAICによって異形の姿に変身する者が続出した。
 2041年。
 国家は消滅し、世界は領主と呼ばれるその地方の有力者によって各地の住民は支配される中世のような社会となった。
 長寿の人はまれで、多くの人は若くして異形に変身してしまう。
 主人公の神薙サライは、護衛メイド協会に所属している護衛メイド。
 金で雇われ、依頼主の下に派遣されて護衛や戦闘を行う。
 護衛メイド達は、依頼主の依頼に応えるという任務の他に人間を正常な姿に取り戻す遺伝子を手に入れるという任務を護衛メイド協会から命じられていて……。



 この漫画は私は何故か読むのを途中でやめているなぁ。
 面白いのに。

 途中でやめているところから続きを読もうかな。と思っているところなのでございます。


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槍は心を持ちませぬ。槍はただ鋭く御殿の御意思に従い働くばかりにございまする。

2019年06月11日 10時55分45秒 | 休日の日記




 本日は私はお仕事がお休みの日であります。
 今日はお外に出なければならない用事があります。
 嗚呼。お部屋の中に籠っていたい。orz。
 お休みの日なのだからお休みしたい。orz。
 しかし私は霞を食べて生きていけるような身ではないのです。
 我が命我が物と思わず武門の儀あくまで陰にて己の器量伏し御下命如何にても果すべし。尚死して屍拾う者なし。
 召集がかかり御下命が下されたので、ちょっくらお外に出て御下命を果たしてきます。
 では皆様。素敵な火曜日をお過ごしくださいませ。

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