昨日の夜は、映画『ムード・インディゴ うたかたの日々』のDVDを観ていました。
資産家のコランは有り余る財産を持っていて自由気ままに生きてきた。
友人達が恋に落ち、自分も恋をしたいと願っていたらクロエという女の子と知り合う。
恋に落ちた二人は友人達に見守られながら結婚して幸せに暮らしていたのだが、ある日、クロエに病が見つかる。
肺の中に睡蓮の花が咲くというその奇病を治すには莫大なお金が必要になる。
持っていたお金は見る見るうちに無くなっていって……、コランは生まれてはじめて働きに出たのだが……。
監督は、ミシェル・ゴンドリー。
出演者は、ロマン・デュリス、オドレイ・トトゥ、ガッド・エルマレ、オマール・シー、アイサ・マイガ、シャルロット・ルボン、サッシャ・ブルド、フィリップ・トレトン、ヴァンサン・ロティエ、ローラン・ラフィット、ナターシャ・レニエ、ジヌディーヌ・スアレム、アラン・シャバ、など。
ボリス・ヴィアンの青春小説『日々の泡』が原作です。
原作の小説はまだ読んでいませんが、漫画家の岡崎京子が『うたかたの日々』という題で漫画化していてそちらは読んだことがあります。
高等遊民のお話。レトロポップで不思議な雰囲気で楽しくて幻想的で奇妙な悲劇。シニカルで切なくて儚いファンタジーです。
前半と後半のコントラストがはっきりして印象的です。
ギュッと胸を締め付けられるようなお話のファンタジーです。
面白かったですよ。