Negiccoのサウンドプロデューサー、connieさんの2枚目となるミニアルバム「VOICESⅡ」。
タワーレコード新潟店では発売日の8/25(火)にさっそく完売していたのですが、ようやく買えたので、感想を書いていきます。
1.「サファイアの洞窟 feat.婦人B(婦人倶楽部)」
佐渡で活動する婦人倶楽部の婦人Bさんがボーカルで、タイトルが「サファイアの洞窟」なので、聞く前は佐渡にそんな観光名所があるのかな?そういう幻想的な曲なのかな?なんて思っていたのですが、実際はド直球のクラブミュージックでびっくり!婦人“倶楽部”とクラブをかけているのか?そして、華やかな光のまたたくダンスフロアを「サファイアの洞窟」というタイトルで表現しているのが素敵すぎる!佐渡の婦人がノリノリで踊っている光景が目に浮かぶようです。Negiccoの「Party on the PLANET」や「パーティについて」など、connieさんにこういう曲を作らせたら本当に最高!思わず心も体も踊りだす!ああー、ライブで聞きたいなあー!
2.「聡明なLove feat.中川理沙(ザ・なつやすみバンド)」
1曲目とは一転、軽快なアコースティックギターが駆け抜けるサウンドに、ザ・なつやすみバンド中川理沙さんの可愛くて透明感のある歌が響く、爽やかな一曲。恋に落ちて思い悩む気持ちを「もう探偵さ僕は」「愛の迷宮」と事件に例えている歌詞はまるで「名探偵コナン」の主題歌のようだし、歌詞がストーリー仕立てにもなっているあたりは槇原敬之さんのラブソングのよう。全体的に90年代のJ-POPのような良さがあります。歌詞の因の踏み方も流石です。
3.「私スプリング feat.髙橋麻里」
初めて聞いた時、えっ?これ本当にconnieさんが今年作った曲?と思ってしまったくらい、80年代のアイドルソングのような魅力が全開の曲。恋をする弾む気持ちを「私の春がもうすぐ始まるの」と表現する歌詞のセンス!そんな曲のタイトルに「私スプリング」とつけるセンス!AメロBメロサビのメロディも、ちょっとだけテクノポップの要素を感じる編曲も、何より声優でアイドルでもある髙橋麻里さんの歌声が完全に80年代のアイドルソング!個人的にその時代の音楽は世代ではないけど、そんな僕でも「いいなあ」と懐かしさを覚えます。connieさんは、過去に流行した音楽の良さを現代で再現して普遍的な名曲を作る天才ですね。
4.「笑顔をつれて feat.南波志帆」
Negiccoとも相思相愛な関係である南波志帆さんが満を持してconnieさんの曲を歌う!というだけでも感動的なのですが、そう考えて聞くと「大丈夫 果てしないこの旅は続くよ」「さぁ 前を見て行こう」「笑顔が素敵さ」という前向きな歌詞が、まるでNegiccoへの応援歌のように聞こえてきます。Negiccoを支え続けてきたconnieさんと、違う場所で歌いながらもNegiccoを応援し続けてきた南波志帆さんが、Negiccoへの応援歌を歌っているとしたら、なんと感動的なのでしょう。ピアノや金管楽器の軽快なメロディと、南波志帆さんの透明感のある真っすぐな歌声が響いてきて、心が洗われるようです。
5.「君とLove With You! feat.中島愛」
声優で歌手の中島愛さんと言えば、彼女もまた南波志帆さん同様にNegiccoと(特にNao☆ちゃんと)深い縁があり、「硝子色の夏」の作詞もしている方なのですが、そんな中島愛さんが今度はconnieさんの曲を歌うという感動。しかも、「硝子色の夏」が過ぎ去った幸せな夏を思い出す切ない曲だったのに対し、この曲は恋人と過ごす最高に幸せな夏を歌ったまるでユーミンのような曲で、同じ夏の恋を描いていても2人のアプローチが違うところも興味深いです。それでも、「硝子色の夏」にも登場した「愛してる」という台詞を、今度は中島愛さんが言っているあたり、さすがconnieさん!それにしても、代表曲「星間飛行」のように、中島愛さんは超ド直球王道アイドルソングみたいな曲が本当に似合いますね。
現在、「笑顔をつれて」feat.南波志帆のMVが公開されているので見てみてください!