舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

実際に起こった学生の窃盗事件を描いた映画『アメリカン・アニマルズ』観てきました!

2019-06-04 23:18:35 | Weblog


6/4(火)、T-JOY新潟万代で「アメリカン・アニマルズ」を観てきました。
新潟市内では、T-JOY新潟万代のみでの上映だったようです。





予告編はこんな感じです。



大学生4人組が、大学の図書館に保管されている、歴史的な貴重な本(約12億円相当)を盗み出そうとしたという、実際の事件を映画化したものです。
ただの劇映画ではなく、事件の実際の犯人だった本人達が語り手として登場するというドキュメンタリー要素もあって、新鮮な体験でした。

学生時代の彼らは、「レザボア・ドッグス」や「オーシャンズ11」に憧れて犯行に及ぶんですけど、その動機は、「何か凄いことをやってやりたかかった」「何者かになりたかった」という、まさに中二病なものなんですよね。
窃盗のプロでも何でもない未熟な人間達が、調子に乗って無計画に行動するから、もちろんアクシデントの連続だし、そういう人間的にもストーリー的にも危なっかしさが全編に渡って繰り広げられていました。

でも、そういう未熟な人間が調子に乗って無計画に行動してしまうのって、僕自身、すごく経験があることなので(さすがに犯罪はしませんでしたが)、なんだか心の中にしまい込んだままの若い頃の失敗や黒歴史という、痛いところを突かれたような気持ちになりました。
それでも、彼らの失敗ばかりの日々を振り返ると青春とは呼べないかもしれないけれど、青春っぽい何かは確かにあったんだよなあとも思わされて、それも僕自身も共感できる部分でもあったので、少し複雑な気持ちになったりもしました。

しかも、実際に現在の彼らが当時を語るドキュメンタリーパートが挟まれることで、彼らに対してちょっと思い入れてしまうという映画でもあるんですが、語り手が4人いるけど本当に4人ともどこまで真実を語っているのかよく分からないあたり「アイ、トーニャ」みたいな感じもありました。
まあ、何はともあれ、自分達の過去と向き合う彼らの人生も色々あるんだなあと思ったし、思わず映画に登場する実際の彼らの今後の幸せを願ってしまったりもしました。
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