1/22(土)、今年最初のギャラリーみつけへ。
まずは、「梅田恭子展 足許と景色、それから、空」へ。
新潟絵屋、砂丘館でも展示を開催中の梅田恭子さんですが、ここでは様々な銅版画を展示。
銅板の表面を傷付け腐食させて描く銅版画という表現からは偶然生まれた線や模様を感じる部分も多く、だからこそ心象風景を描いているようでいて、同時に自然を描いているようにも感じる作品たちでした。
また、隣の展示室では「久保舎己展2000-2021」も同時開催。
白黒のシンプルな木版画は一見抽象画のようで、すごく単純化された人間の姿を描いていて、それが人間の孤独や人と人の繋がりなどを表現しているように感じました。
梅田さんと久保さん、銅版画と木版画、どちらも一見シンプルな作品から奥深い世界を感じ、「絵」の可能性を感じられる展示でした。
さらに、ギャラリーみつけの2階では開館5周年記念「矢沢宰詩画展」も開催。
戦時中の中国で生まれ、見附で育ち、21歳の若さで亡くなるまで詩と絵画を遺し続けた矢沢宰さんの展示。
まず、見附にこんな人がいたこと自体驚きですが、生前書き続けていたノートからは生きることへの切実さを感じ、生きている限り表現し続けるという凄い力を受け取りました。
やなせたかしさんが矢沢さんの詩を元に描いた作品もありました。