12/5(日)、ユナイテッド・シネマ新潟で、「SAYONARA AMERICA」を観てきました。
2019年に細野晴臣さんがニューヨークとロサンゼルスで開催したライブに密着したライブドキュメンタリー映画。
細野晴臣さんのライブが映画館で観られる上に、その合間に2021年に細野さんを取材した映像も流れ、コロナ禍の今、自由にライブが出来た当時を懐かしく振り返る言葉も印象的な映画でした。
細野晴臣さんの音楽って、気取らずに上品で自由に音を楽しんでるのがすごく好きなのですが、バンドメンバーも皆さん楽しそうにライブをしていたし、ライブ以外の例えば食事の場面さえも本当にみんな楽しそうで、本当に素敵な人達だなと心が温かくなりました。
そういう映像を、コロナ禍の今に見るからこそ一段と幸せそうに見えたというのもありました。
コロナ禍になって今までのような音楽活動が出来なくなり、2019年のライブがまるで違う世界の出来事のように感じてしまったと語る細野さんを見て、コロナ禍で不自由な思いをしてるのは細野さんも同じなんだなと思いました。
でもこんな時代だからこそ、細野さんみたいに毎日の中に自分の楽しさを見付けて、落ち着いてしっかり生きていくことが大切だよなとも思いました。
特に良かったのは、細野さんのアメリカ音楽への愛を感じたことでした。
戦後、日本はアメリカに支配された一方、アメリカの文化も日本に入ってきて、その時代に生まれた細野さんはアメリカ音楽で育った。
だから細野さんの中には日本とアメリカの歴史、特に音楽の歴史が流れてるんだなと感じて、歴史の生き字引のような人だと思いました。
中でも映画の最後、細野晴臣さんのバンドが披露した「The House of Blue Lights」が最高でしたね。