先日、町を歩いていたら野性のcana÷biss(りっすん、あやちむ、桐亜)を目撃!
こういうところで声をかけるのもアレだしな…と思い見て見ぬふりをしていましたが、3人があまりに楽しそうにしていたので見過ごせず遠くからチラ見してしまった!
後日、そのことをこっそりツイートすると、あやちむから「私も気付いてたよ」と反応が…恥ずかしい!
まあ、何はともあれ楽しそうなのはいいこと!ほっこりしました!
そこでふと思った、そうか、cana÷biss、3月の活動終了までもうすぐなんだなと。
正直、気持ちとしてはわりとすんなり受け止められているのですが、とはいえ、最近の自分は全然cana÷bissに対する気持ちを発信してこなかったな…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/4b/290375d5af1058087035b82739633990.jpg)
昨年9月に発売されたラストアルバム「Beautiful Dreamer」も本当にいいアルバムで何度も聴いているのですが、タイミングを逃してまったく感想を書けていなかった自分。
今更書いても遅すぎるのか?いや、そんなことを言っているうちに活動終了してしまったらそれこそ遅すぎる!いつ書くの?今でしょ!
ちなみに「Beautiful Dreamer」というタイトルは押井守監督の「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」のオマージュなのか?
だとしたら、cana÷bissラストライブの前日を永遠に繰り返して、いつまでも活動終了が来ないまま終わらない夏休みを過ごすオタクの前にcana÷bissが「責任取ってよね」と言って現れて、推しの名前を叫びながら現実にダイブして帰還するのだろうか…
もしくは、GLAYの「Beautiful Dreamer」のオマージュで、cana÷bissは目覚めた朝に誓いをたてるのか?自分らしくあるがままにそう、その為に何が出来るだろうと…
…という冗談はさておき、変なタイミングですが、cana÷biss「Beautiful Dreamer」の感想、書いていきます。
「しあわせだったな」
1曲前からオルゴールのような優しいメロディ。あまりcana÷bissでは聞かなかったような曲で、ラストという特別感がこの時点で感じられる。「透明だったあの日のわたし 色をつけてくれたんだ、きみが」「青春ごっこ続けながら」などのこれまでのアイドル人生を振り返るような歌詞。でも「もっと先の未来のはなしをしよう」と、卒業後の自分達を見据えているのがうかがえる。そんなアイドル人生含めて「しあわせだったな」と思ってくれるなら、こんなに嬉しいことはない。「ハッピーエンド以外はありえない」は、後輩グループであるMEWCATUNE「Falling Down!!」の「超ハッピーエンド以外は興味ありません」のオマージュですかね。
「確固たる終末までの闘争」
1曲目が優しく始まったかと思ったら、2曲目はゴリゴリのロックサウンド。そうよね、大人しく終了していく人達じゃないよね。最後までもうひと暴れしたいよね…とこれまたcana÷bissらしい曲。しかもタイトルからして、明らかに卒業まで頑張って走り続けるという宣言。一見電波ソング風の歌詞も、その全力でふざけ倒す感じもまたcana÷bissらしいし、その中にも「選び取っていたい自分自身で、今」「間違いなんてのはそう、はじめから無い」という歌詞に、最後まで自信を持って突き進む覚悟が感じられる。
「SIGNAL」
2022年の曲。「いつだって泣いてばかりいて、君の声もちゃんと聞けずいる」「インドアで根暗な性格です 人の顔色ばかり気にしちゃう」など、意外とネガティブで自虐的な歌詞が多いのが特徴的。そう、cana÷bissってはっちゃけているようで、実は結構みんな人見知りな新潟県民。でも寧ろ、そんな人達が頑張って「愛して好きになってほしい」なんて歌って自分らしく輝いている。そこ好きなんだよな…とあらためて気付かされる。「君のところへ届け僕の歌」という歌詞が最後は「届け君と僕の歌」になっているのも、自分達の歌がいつしか聞いてくれる人達と想いを共有している大切な歌になっているのが伝わってぐっとくる。
「Hello, New Life」
ハイテンションで縦横無尽に鍵盤が鳴り響く、これまたcana÷bissではあまりなかった曲。2022年末の曲で、「正しさも危うさも今はまだ知らない」などの歌詞は、当時はまだここから頑張りたい気持ちでいたのか?いやでも、「僕たちが生きた照明は汗となり溢れ出して振り向けば灰になって輝くんだ」などアイドル人生を振り返るような歌詞もあるし、もしかしたら当時からすでに終了は決まっていたのかも。「陽が沈む前にこっちにおいでよ 不格好でもいい飛んでおいでよ」は、活動終了するまで一緒に楽しもうよという意味と考えるのは深読みだろうか。
「DAYS」
「きっと終わりが来ること僕ら気づいていた 僕ら出会ってしまったの運命なんだな」をはじめ、すべての歌詞が活動終了が決定しても最後まで頑張るという決意表明みたいな曲。「闇の中まだ彷徨ってる」「夢の中まだ漂ってる」など、やはり覚悟は決めてもまだ迷いはある素直な心境を歌っているのか。でも「迷いだすこの胸も全部全部溶け出して」と、そんな自分自身もそのまま受け止めて最後まで頑張るような、自分達の弱さも否定せずにまっすぐ受け止めて頑張るところもまた、cana÷bissのカッコいいところだと僕は思います。
「わたしたちの戦争」
2021年の初の新潟LOTSでのワンマンライブで初披露したよね。でもその後のリリース前にロシアのウクライナ侵攻が始まって、タイトルにぎょっとしてしまった。が、実際聞いてみると、「誰かの正義が誰かの正義を否定して消し去る」などの歌詞は、ネット上で日々繰り返されるヘイトや誹謗中傷などを風刺し、そんな時代に抗う気持ちが込められているのかもしれない。そして「言葉で未来を音楽で時代を決して変えられなくても わたしはあなたを目の前の景色を少しだけ変えてみたいの」という歌詞は、アイドルに世界を変える力、実際の戦争を止める力などなくても、せめて目の前で聞いてくれる人の心を動かしたいという切実な覚悟が感じられる。それは戦争とは完全に真逆の、人間が精一杯自分らしく生きて誰かを想う、とても人間の美しさに溢れた素晴らしい生き方だと思う。
「アカシア」
3拍子、半音を多用した短調のメロディ、耽美的な歌詞という、cana÷bissラストアルバムの最後から1曲前にして、今までで最も異色の曲。どっちかというとCHAAKLiLYっぽさも感じる。「この長い永い悪夢はいつか醒めるの?」「あたしは過去にしたくないのに」など、これまでポジティブな曲が多かったアルバムの中で、唯一ネガティブな歌詞が目立つ。特に「冷えた身体に残るカルマ」は過去のアルバム「カルマ!カルマ!カルマ!」も彷彿とされる。考えてみれば、長年頑張ってきたアイドル人生が終わるのだから、後悔も切なさも悲しみも当然あるだろう。その気持ちを無視するわけにはいかない。だから最後にしっかり表現した曲かもしれない、と受け止めています。
「春風が告げるさよなら」
ロックサウンドに「歌おう LaLaLaLaLaLa…」と歌声が、本当に桜吹雪の舞い散る春風に乗って響き渡るような壮大な歌い出し。かと思いきや、ピコピコ音やギターが時折鳴り響くなど、お馴染みのcana÷bissサウンドも感じる。そして「生まれた街も育った環境も違う僕らが出会えたその奇跡はずっと変わることがない どんな日が来ても笑い合えたことは生涯きっとそう忘れないんだ」など、もう完全に今までとこれからのcana÷bissの想いが詰まった、「卒業アルバム」の最後のページに相応しいラストソング。「少し頼りない僕らだけどいつも支えてくれていつもありがとう」はファンへの感謝か。歌詞の中の「しあわせだったな」は一曲目のタイトルそのままだし、「世界を変えられなくたってあなたを変えることはできたかな」は「わたしたちの戦争」の歌詞への答え合わせのようで、このアルバムの他の曲と呼応しているあたりも、本当に最終回の伏線回収のよう。「春風が終わりを告げたらまた僕を始めようか さよなら」という歌詞のように、cana÷bissが終わっても、そのあとの人生を皆さんが幸せに生きていってくれることを願う気持ちでいっぱいになります。
はい、そんなわけで長々と書いてきたcana÷bissラストアルバム「Beautiful Dreamer」の感想、僕の解釈が合っているかは分かりませんが、あくまで僕はこう受け止めました、という感じです。
なので、完全に自分のcana÷bissへの気持ちが入った感想になっていますが、音楽ってそういうものだし、アイドルってそういうものだと思うので、これはこれでアリだと思っています。
そんなことを書いているうちに、気付けばcana÷bissのラストライブまで2ヶ月を切っていました。
本当に最後まで頑張ってほしいし、終わっても幸せでいてほしいと思うばかりなので、最近なかなかライブに足を運べなかった自分も(すみません)、最後はなんとか駆け付けようと思う次第です。
こういうところで声をかけるのもアレだしな…と思い見て見ぬふりをしていましたが、3人があまりに楽しそうにしていたので見過ごせず遠くからチラ見してしまった!
後日、そのことをこっそりツイートすると、あやちむから「私も気付いてたよ」と反応が…恥ずかしい!
まあ、何はともあれ楽しそうなのはいいこと!ほっこりしました!
そこでふと思った、そうか、cana÷biss、3月の活動終了までもうすぐなんだなと。
正直、気持ちとしてはわりとすんなり受け止められているのですが、とはいえ、最近の自分は全然cana÷bissに対する気持ちを発信してこなかったな…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/4b/290375d5af1058087035b82739633990.jpg)
昨年9月に発売されたラストアルバム「Beautiful Dreamer」も本当にいいアルバムで何度も聴いているのですが、タイミングを逃してまったく感想を書けていなかった自分。
今更書いても遅すぎるのか?いや、そんなことを言っているうちに活動終了してしまったらそれこそ遅すぎる!いつ書くの?今でしょ!
ちなみに「Beautiful Dreamer」というタイトルは押井守監督の「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」のオマージュなのか?
だとしたら、cana÷bissラストライブの前日を永遠に繰り返して、いつまでも活動終了が来ないまま終わらない夏休みを過ごすオタクの前にcana÷bissが「責任取ってよね」と言って現れて、推しの名前を叫びながら現実にダイブして帰還するのだろうか…
もしくは、GLAYの「Beautiful Dreamer」のオマージュで、cana÷bissは目覚めた朝に誓いをたてるのか?自分らしくあるがままにそう、その為に何が出来るだろうと…
…という冗談はさておき、変なタイミングですが、cana÷biss「Beautiful Dreamer」の感想、書いていきます。
「しあわせだったな」
1曲前からオルゴールのような優しいメロディ。あまりcana÷bissでは聞かなかったような曲で、ラストという特別感がこの時点で感じられる。「透明だったあの日のわたし 色をつけてくれたんだ、きみが」「青春ごっこ続けながら」などのこれまでのアイドル人生を振り返るような歌詞。でも「もっと先の未来のはなしをしよう」と、卒業後の自分達を見据えているのがうかがえる。そんなアイドル人生含めて「しあわせだったな」と思ってくれるなら、こんなに嬉しいことはない。「ハッピーエンド以外はありえない」は、後輩グループであるMEWCATUNE「Falling Down!!」の「超ハッピーエンド以外は興味ありません」のオマージュですかね。
「確固たる終末までの闘争」
1曲目が優しく始まったかと思ったら、2曲目はゴリゴリのロックサウンド。そうよね、大人しく終了していく人達じゃないよね。最後までもうひと暴れしたいよね…とこれまたcana÷bissらしい曲。しかもタイトルからして、明らかに卒業まで頑張って走り続けるという宣言。一見電波ソング風の歌詞も、その全力でふざけ倒す感じもまたcana÷bissらしいし、その中にも「選び取っていたい自分自身で、今」「間違いなんてのはそう、はじめから無い」という歌詞に、最後まで自信を持って突き進む覚悟が感じられる。
「SIGNAL」
2022年の曲。「いつだって泣いてばかりいて、君の声もちゃんと聞けずいる」「インドアで根暗な性格です 人の顔色ばかり気にしちゃう」など、意外とネガティブで自虐的な歌詞が多いのが特徴的。そう、cana÷bissってはっちゃけているようで、実は結構みんな人見知りな新潟県民。でも寧ろ、そんな人達が頑張って「愛して好きになってほしい」なんて歌って自分らしく輝いている。そこ好きなんだよな…とあらためて気付かされる。「君のところへ届け僕の歌」という歌詞が最後は「届け君と僕の歌」になっているのも、自分達の歌がいつしか聞いてくれる人達と想いを共有している大切な歌になっているのが伝わってぐっとくる。
「Hello, New Life」
ハイテンションで縦横無尽に鍵盤が鳴り響く、これまたcana÷bissではあまりなかった曲。2022年末の曲で、「正しさも危うさも今はまだ知らない」などの歌詞は、当時はまだここから頑張りたい気持ちでいたのか?いやでも、「僕たちが生きた照明は汗となり溢れ出して振り向けば灰になって輝くんだ」などアイドル人生を振り返るような歌詞もあるし、もしかしたら当時からすでに終了は決まっていたのかも。「陽が沈む前にこっちにおいでよ 不格好でもいい飛んでおいでよ」は、活動終了するまで一緒に楽しもうよという意味と考えるのは深読みだろうか。
「DAYS」
「きっと終わりが来ること僕ら気づいていた 僕ら出会ってしまったの運命なんだな」をはじめ、すべての歌詞が活動終了が決定しても最後まで頑張るという決意表明みたいな曲。「闇の中まだ彷徨ってる」「夢の中まだ漂ってる」など、やはり覚悟は決めてもまだ迷いはある素直な心境を歌っているのか。でも「迷いだすこの胸も全部全部溶け出して」と、そんな自分自身もそのまま受け止めて最後まで頑張るような、自分達の弱さも否定せずにまっすぐ受け止めて頑張るところもまた、cana÷bissのカッコいいところだと僕は思います。
「わたしたちの戦争」
2021年の初の新潟LOTSでのワンマンライブで初披露したよね。でもその後のリリース前にロシアのウクライナ侵攻が始まって、タイトルにぎょっとしてしまった。が、実際聞いてみると、「誰かの正義が誰かの正義を否定して消し去る」などの歌詞は、ネット上で日々繰り返されるヘイトや誹謗中傷などを風刺し、そんな時代に抗う気持ちが込められているのかもしれない。そして「言葉で未来を音楽で時代を決して変えられなくても わたしはあなたを目の前の景色を少しだけ変えてみたいの」という歌詞は、アイドルに世界を変える力、実際の戦争を止める力などなくても、せめて目の前で聞いてくれる人の心を動かしたいという切実な覚悟が感じられる。それは戦争とは完全に真逆の、人間が精一杯自分らしく生きて誰かを想う、とても人間の美しさに溢れた素晴らしい生き方だと思う。
「アカシア」
3拍子、半音を多用した短調のメロディ、耽美的な歌詞という、cana÷bissラストアルバムの最後から1曲前にして、今までで最も異色の曲。どっちかというとCHAAKLiLYっぽさも感じる。「この長い永い悪夢はいつか醒めるの?」「あたしは過去にしたくないのに」など、これまでポジティブな曲が多かったアルバムの中で、唯一ネガティブな歌詞が目立つ。特に「冷えた身体に残るカルマ」は過去のアルバム「カルマ!カルマ!カルマ!」も彷彿とされる。考えてみれば、長年頑張ってきたアイドル人生が終わるのだから、後悔も切なさも悲しみも当然あるだろう。その気持ちを無視するわけにはいかない。だから最後にしっかり表現した曲かもしれない、と受け止めています。
「春風が告げるさよなら」
ロックサウンドに「歌おう LaLaLaLaLaLa…」と歌声が、本当に桜吹雪の舞い散る春風に乗って響き渡るような壮大な歌い出し。かと思いきや、ピコピコ音やギターが時折鳴り響くなど、お馴染みのcana÷bissサウンドも感じる。そして「生まれた街も育った環境も違う僕らが出会えたその奇跡はずっと変わることがない どんな日が来ても笑い合えたことは生涯きっとそう忘れないんだ」など、もう完全に今までとこれからのcana÷bissの想いが詰まった、「卒業アルバム」の最後のページに相応しいラストソング。「少し頼りない僕らだけどいつも支えてくれていつもありがとう」はファンへの感謝か。歌詞の中の「しあわせだったな」は一曲目のタイトルそのままだし、「世界を変えられなくたってあなたを変えることはできたかな」は「わたしたちの戦争」の歌詞への答え合わせのようで、このアルバムの他の曲と呼応しているあたりも、本当に最終回の伏線回収のよう。「春風が終わりを告げたらまた僕を始めようか さよなら」という歌詞のように、cana÷bissが終わっても、そのあとの人生を皆さんが幸せに生きていってくれることを願う気持ちでいっぱいになります。
はい、そんなわけで長々と書いてきたcana÷bissラストアルバム「Beautiful Dreamer」の感想、僕の解釈が合っているかは分かりませんが、あくまで僕はこう受け止めました、という感じです。
なので、完全に自分のcana÷bissへの気持ちが入った感想になっていますが、音楽ってそういうものだし、アイドルってそういうものだと思うので、これはこれでアリだと思っています。
そんなことを書いているうちに、気付けばcana÷bissのラストライブまで2ヶ月を切っていました。
本当に最後まで頑張ってほしいし、終わっても幸せでいてほしいと思うばかりなので、最近なかなかライブに足を運べなかった自分も(すみません)、最後はなんとか駆け付けようと思う次第です。