初めての合コンは舞台の上だった。

エキストラの話　Part.2



一つ前の記事の続きです。
11/19(土)、劇団ブルージーンズ「なす美の背中」のエキストラに参加してきました。





舞台はこんな感じでした。





そして客席はこんな感じ。
結構きれいでそして広い！！



楽屋には、エキストラの大学生と思われる男の子が三人と、成人の男の人が一人いました。
数分後にリハーサル開始ということで、その前にエキストラの出演シーンだけを練習。


「合コンのシーンなんですけど、全員でこのテーブルの周りに座って楽しそうにしてて下さい」


アバウト！！

しかし、それがエキストラというものである。


で、実際に練習が始まったのだが、それは中年女性が合コンをしたはいいが全く盛り上がらない、というシーン。
対照的に隣のテーブルでは若い人達が楽しそうに合コンをしている、というエキストラなのでした。


このエキストラに集まった人達は、なんと全員が初対面でした。
それどころか、この劇団の人達とも全員が初対面だったのです。

当然、合コンの女性を演じている人達とも初対面。
これでは本物の合コンと同じくらい、いや、それ以上に緊張するではないか！！

しかも、人数は8人くらいいるのに二個しか用意されていグラスとか、適当な空き瓶が何本か置いてある中で焼酎の瓶の中だけは何故か本物の梅酒が入っているとかツッコミどころ満載だ！！
取り敢えず、トランプをしている演技をしてみようということでトランプを配り、ババ抜きを始めるも、驚いたことにババが二枚入っていていきなり終わるというまさかの展開！！


こ、こんな感じで本番大丈夫なんだろうか……


「大体そんな感じでいいです。本番ではもうちょっと盛り上がってる感じにしてもらえるといいです」


やっぱりアバウト！！

舞台に立ったとこはあるけど、合コンをした事はない俺は緊張するばかりだ！！


「あと、本番では声は出さずに楽しそうにして下さい」


難しい注文だ！！

しかし、それをやるのがエキストラである！！


その後、シーンが終わったところで暗転中にセットを全員で片付ける作業があることが判明！！
さらに、本番ではそのシーンが始まる前も、暗転中にセットを舞台に配置し、板付きにするというではないか！！



「ありがとうございました。この後、一回通しでリハーサルやって、その後本番です！」



なん……だと……





つづく。