舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

社会復帰の道をアール・ブリュットに進む。

2023-09-13 23:41:35 | Weblog


9/13(水)、8月末からずっと生活リズムが乱れて、お昼まで起きれない毎日が続いているが、この日はなんと14:00くらいまで起きられず。
この日は13:30から地域活動支援センターに通所する予定になっていたのに、寝坊してしまった。



7月末から地域活動支援センターに通っているのは、社会復帰に向けて、まずは決められた時間に決められた場所に通う生活習慣をつけるという練習のためです。
まずはハードルを下げ、週に2回、水曜日と木曜日の13:30~14:00にだけ通うことにしたのですが、それすらまともにできなくて、社会復帰できるようになるのは一体いつになるのか…

とはいえ、以前に働いていた時は、遅刻するくらいならいっそもう仕事を辞めてしまうということが多くあったのですが、地域活動支援センターのいいところは、どんなに遅刻しても欠席しても何の問題にもならないこと。
だからこの日も、結局終了ギリギリに15分くらいだけ通所してみたのですが、まったく行かないより少しでも通所した方が、0よりは0.1でも行動した方がまだマシなのかなと思えました。



ちなみに、地域活動支援センターでは毎回、自分で考えた物語の絵を1枚描くことを目標にしていて、いつかそれをまとめて絵本にしたいと思っています。
しかし、先週も1日は遅刻して1日は休むというまともに通所できていなかったので、先週の分の下書きが残ったままになっていて、この日はそれをペンで清書しただけで時間が来てしまいました。

とはいえ、こうやって自分で絵を描くという表現を少しでもしていた方が、何もしないよりは毎日が楽しくなるし生活にハリもあっていいと思うんですよね。
そしてやっぱり僕は、こういう風に売れるためとか評価されるためではなく、自分がどうしても描きたくて描いてしまうような絵を大切にしています。



僕がアール・ブリュット作家を名乗っているのはまさにそういう理由で、芸術の教育を受けていない人でも自由に自分の世界を表現できるアール・ブリュットが僕は好きです。
趣味で絵を描くことも、例えばプロの芸能人になることも、どちらも広い意味では「表現」の世界だと思うのですが、最近問題のジャニーズ事務所のような競争や格差のある権威主義的ないわゆる古い芸能界ではなく、誰もが売れることや評価されることさえも気にせずに自由に表現できるアール・ブリュットが好きです。

最近、例えばネットを中心に自分の作品を発表していた人がプロになったりアーティストとして注目されるようになったりした時に、売り上げやフォロワー数や再生数ばかりでしかその人を評価できない人を見ることがあって、なんならちゃんとした美術館じゃない場所での展示会場では紹介文にこういうことが書かれていることもあり、そういうものを見ると分かってないな!と思ってしまうのです。
でもそうじゃなくて、そういう経済効果とは別の価値観を持った、創作が好きな人なら誰でもウェルカムなアール・ブリュットの世界が僕は好きだし、それは実はバズることや映えることばかりが過剰に持ち上げられる今の風潮への抵抗だったりもします。



なんか話が長くなってしまいましたが、そんなわけで、地域活動支援センターにすらまともに通えない自分でも、絵を描くことは続けていこうと思います。
寧ろ、そんな自分だから描ける絵もあると思うし、誰からも評価されなくても誰よりも自分が自分の絵を愛するのだ!



そんな感じで地域活動支援センターから帰ってきたら、久し振りに散髪をして、そのあと夜に映画を観に行きました。
この日は雨に降られることはなかったので、それだけでいい日だったのかもしれません。
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