5/28(火)、シネ・ウインドで「神宮希林 わたしの神様」を観てきました。
予告編はこんな感じです。
2013年に、樹木希林さんが20年に一度の式年遷宮を行う伊勢神宮へお伊勢参りの旅に出た時のテレビ用のドキュメンタリーを、東海テレビが映画化したものです。
東海テレビは様々なドキュメンタリー映画を製作していて、2016年の傑作ドキュメンタリー『人生フルーツ』では樹木希林さんがナレーションをしていましたね。
映画では、樹木希林さんの自宅でのインタビューのシーンも登場するのですが、そこでは夫である内田裕也さんをイジりまくっているのがすごく笑えるんですよね。
ただ、樹木希林さんは昨年亡くなり、内田裕也さんも今年3月に亡くなったので、この映画が公開された5月の時点では二人とも亡くなっているんですよね。
なんですけど、そういうことは忘れて、映画を観ている時はとにかく笑えるんですよね。
樹木希林さん、亡くなってからも「万引き家族」「モリのいる場所」「日日是好日」などの映画が上映されているので、亡くなっても映画の中に今でも生きている感じがしてしまうんですよね。
さて、この映画は、そんな樹木希林さんの魅力とともに、伊勢神宮の歴史や文化などが同時に味わえるという非常にお得感のある映画でした。
伊勢神宮は20年ごとに式年遷宮を行いながら何百年もの歴史があり、江戸時代にはお伊勢参りが庶民の間で流行したということですが、そんな歴史が現代に伝わってくる中で何かが今もそこに生き続けているような気がしてきました。
その、伊勢神宮の歴史を超えて何かが生き続けている感じが、樹木希林さんが亡くなっても映画の中に生き続けているあの感じと、妙に相性が良かったんですよね。
まさに大女優!樹木希林よ永遠なれ!