舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

46年間ありがとう、イトーヨーカドー丸大新潟店。

2025-01-20 19:43:46 | Weblog




1/26(日)を最後に、46年の営業を終えて閉店するイトーヨーカドー丸大新潟店。
閉店前、1/20(月)に行ってきました。





店内では閉店セールが行われていたこともあり多くのお客さんで賑わっていて、最後まで地元の人達に愛されているお店だと感じました。
夏頃からはまた新しい店舗に生まれ変わるそうです。





成宮アイコさんが高校時代、友達がいなくて居場所がなかった放課後に一人で過ごしてたという、思い出の2階と3階の間の階段の踊り場にも行ってきました。
ここには新潟の市役所と河川の写真が貼られていたのですが、他の階の踊り場には、新潟の神社仏閣、SA・PA、漁港、温泉、水族館・植物園、桜の名所、道の駅などなど、様々な名所の写真が貼られていて、溢れ出す郷土愛を感じました。





そして、アイコさんが2019年に念願の朗読ライブを行った最上階の休憩所は、今は入れなくなっていました。
時代は変わっていくが、思い出は消えず。





ちなみにアイコさん、年末にここの踊り場でMVを撮影することができたそうです。
大切な場所がこうして作品として残っていくこと、嬉しく思います。





5階には、訪れた人がメッセージを書けるコーナーもあり、僕も書いてきました。
本当に多くの人からのメッセージが寄せられ、あらためて地元の人達から愛されている歴史を感じました。











また、イトーヨーカドーができるより前の本町を撮影して貴重な記録写真や、開店時の賑わいを今に伝える貴重な写真も。











さらに、地元の小学生が授業で書いたと思われるレポートや、寄せられた手紙なども飾られていました。



2020年には三越も閉店し、古町地区の衰退が問題視されますが、地域の文化と密接に結び付き、人々の気持ちに寄り添ってきた歴史は、そう簡単に失われるものではないと思います。
46年間、本当にありがとうございます。



個人的に、2014年の年末、僕が古町で初めて自分の作品展「ちひろdeアート」を開催した時、食料品の買い出しをする時にイトーヨーカドー丸大新潟店にはお世話になりました。
その時、買い出しに来ていたカマラードのりゅうじさんに出会った、そんな小さな思い出がとても大切なものとして自分の中に残っています。

古町で働きながら、古町が大好きで、古町どんどんやNegicco、RYUTistなど古町から生まれる文化が大好きだったりゅうじさん、2021年に亡くなってしまいましたが、今でも古町に行けばどこかにいるような気がしてしまいます。
RYUTistの「口笛吹いて」という曲に「新しいあのビルができる前を思い出せないまま過ごしてしまっても」という歌詞がありますが、イトーヨーカドー丸大新潟店が新しい店舗になっても、思い出たちはこの街で生き続けると思います。





ちなみに、せっかく来たのに何も買わないで帰るのもな…と思っていたら、文房具コーナーの閉店セールで消しゴムとスティックのりのお得なパックが売っていたので買ってきました。
僕は作品を展示することで古町と関わってきた人間でもあるので、これでまた新しい作品が創れるのも思い出の場所が未来に繋がっていくみたいでなんかいいなと思います。
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