舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

嗚呼、父は強し。

2011-04-13 19:00:28 | Weblog
先週の木曜から日曜にかけて、祖父の葬儀のために新潟に帰っていました。
亡くなったのは佐渡に住んでいた父方の祖父でした。

祖父が亡くなったという知らせを聞いたのが水曜のこと。
その翌日に新潟に帰ったことになります。

俺と弟は、新潟に住む母方の祖父を佐渡に連れて行くことになっていました。
そのため、一度新潟で母方の祖父、その後、弟と合流し、佐渡へと向かったのでした。


思えば俺が葬式に出ると言うのは2度目のことでした。
一度目は、小学校一年生の時に、曾祖母の葬儀なので、もう18年も前の事になります。

今までほとんど親戚と会うことも無かったので、それこそ18年ぶりに再会する従兄弟がいたりしました。
祖父が亡くなった事で、ああ、もうあの祖父母の掛け合いを見ることはできなくなるのか、と思うと残念です。


しかし、その悲しみ以上に俺が感じたのは、自分の父の強さでした。
亡くなった祖父の長男である父が喪主を務めていましたが、多くの親戚や参列者が集まる中、葬儀が滞りなく終わるように全員に気を遣っているのでした。

その父の長男である俺のしたことは、遺骨を運ぶくらいでした。
何しろ18年ぶりの葬式なので右も左も分からず、周りに見よう見まねで合わせているうちに終わってしまった感じでした。

こんなことを言うのは不謹慎かもしれませんが、親戚に会ったりすると、正直とても疲れるんです。
でも、そんな中でも父親のそういう一面が見られたのは、いい経験だったかもしれない思います。



と、まあ話題が話題ですから面白い話とかはしませんでしたが、佐渡にある祖父の家の葬式って、多分他のところの葬式とはかなり違うんじゃないかなあ、って思いました。

例えば、お通夜の前に納棺、火葬を行うとか、
真言宗なので、お通夜ではお経の他に村の老人達が真言を唱えるとか
葬儀でお経を唱える坊さんが5人来るとか、
5人中、檀家のお坊さんは一人だけで、他の4人は他の寺から来ているとか、
その4人の坊さんは歩き回りながらお経を唱えるとか、
お経が長いので、唱えている間に参列者におにぎりが配られるとか。

あと、最後に檀家に挨拶に行った時は、
住職の周りを、住職のまだ幼い子供が歩き回って、
そんな親子のやり取りを見ながら話が進んでいくという、なんともほのぼのとした葬儀でした。



しかし、曾祖母もかなり長生きだったと思いますが、それ以降は身内の死はほとんどなく、
父方母方合わせて4人いる祖父母の中で、今回父方の祖父が亡くなったものの、
父方の祖母も、母方の祖父母もまだ元気に生きている訳です。


多分、家は長生きの家系なんだと思います、
祖父母も両親も長生きしてくれ!!俺も長生きするぜ!!
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