9/18(日)の夜に、長岡市の千秋が原ふるさとの森で、劇団どくんごさんのテント芝居『愛より速く』を観てきました!
劇団どくんごさんは1983年に発足という33年間も活動している非常に歴史のある劇団で、1988年からはテント芝居で全国を回っているそうです。
僕はテント芝居というものを観たことがなかったので、非常に楽しみにしていました。
また、実は僕は数年前に松本で劇団どくんごさんの『ただちに犬』というテント芝居が行われた時に気になっていたのですが観に行けなかったりしたので、今度こそは観に行けるぞ!という気持ちで、長岡まで向かいました。
会場である、長岡の千秋が原ふるさとの森に向かうと、野原の上にテントが見えてきたではないか!
しかも、この日は雨だったにもかかわらず、かなり長い行列が出来ていました!
そして、ド派手な衣装とメイクの怪しいけれど可愛らしいどくんごの役者さん達に迎え入れられるままにテントの中に。
テントの中も手作り感溢れる舞台装置と舞台美術が満載で、すでに楽しい雰囲気でした。
・・・と思ったら、舞台はさらに手作りの楽しさに満ち溢れていた!
しかも驚くべきことに、最初のアナウンスで「写真撮影OK」と言っていたではないか!
しかし、公演が始まったらあまりの楽しさに「これは写真なんか撮ってる場合じゃねえ!」って感じになったので、俺が撮ったのはこの一枚だけです。
これは、公演の一番最初に役者さん達がみんなで音楽を披露しているところなんですけど、この時点でかなり僕は引き込まれてしまいました。
と、そんな楽しい気持ちで見始めた、劇団どくんご『愛より速く』ですが、結論から言うと最高でした!
今年観劇した中でも一、二を争うくらい本当に素晴らしかったです。
という訳で、感想をたくさん書いていきたいところですが、ちょっと時間がないので、今回もまた、僕の観劇直後のツイートを並べていこうと思います。
・長岡で劇団どくんごさんのテント芝居「愛より速く」観て来た。感動しすぎて言葉が見つからない。なんかもう、すごく良かった。新潟に来ていただいて、本当ありがとうございます。今年ベストかも知れない。幸せだ。
・劇団どくんごさんのテント芝居「愛より速く」はストーリーも分かりやすい説明もないままによく分からないシーンが次々と2時間も続く。でもそれは人間の魅力とものを作り出す楽しさに溢れた最高に幸せな2時間だった。寧ろこの作品に関してはストーリーがなかったことで幸せが際立っていた気さえする。
・シーンの一つ一つは本当に意味が分からなかったりする。「何がやりたいんだwwww!!」と「どういうことだよwwww!!」の連続だ。しかしその一つ一つ、演技や演出、美術や小道具に至るまで、尋常じゃないこだわりで作り込まれている。そんな創作の喜び、楽しさで、この舞台は出来ていると思う。
・そして、会場も手作りのテントだから、客席にいるとそんな幸せに囲まれている、というか、幸せの中に生きていると感じた。世の中には色んな演劇があるし色んな人がいるけど、一番大切なのは精一杯幸せに生きることだよと教えられた気がした。
これらのツイートから分かる通り、何が何だかよく分からないのに、本当に心の底から幸せな気持ちになれるという、本当に不思議な演劇体験でした。
あと、先程も書きましたが、雨だったにもかかわらず本当に大勢のお客さんが来ていました。
特に家族連れが多かったのが印象的で、こういう変な演劇は子供が観たら楽しいだろうなあ、って思いました。
また、公演後には、お客さんを含めての交流会もあり、札幌ハムプロジェクトさんと言い、チャリカルキさんと言い、そして今回のどくんごさんと言い、こうして交流できるのは旅劇団ならではの温かさだよなあって思います。
一人の女優さんとお話しできる機会があったので、このお芝居をどうやって作っているのか聞いてみたんですけど、役者でそれぞれアイディアを持ち寄って一つずつシーンを作っていったり、また、様々なアーティストさんから舞台美術を作ってもらったりしているんだそうで、本当に多くの人の力で作られているんだなあと感動しました。
こうして、最高に幸せな気持ちで長岡から帰って来ました!
どくんごさんありがとうございました! また新潟に来た時は観に行きます!
そんな、劇団どくんご『愛より速く』という最高に幸せな演劇体験でしたが、敢えて残念だったところを挙げるとすれば、演劇をやってる知り合いで来ていた人がほとんどいなかったくらいですかね。
ああーーーー!!これをみんなに観て欲しかったーーーー!!って思いました。
まあ、考えてみれば9月の新潟は演劇ラッシュなので、色々スケジュールが被って忙しいんだろうなあ・・・っていうのは仕方ないので、どくんごの素晴らしさは俺が新潟演劇に還元していくしかないな!
(みんな、新潟演劇人トーーク!のどくんご感想回を待ってろよ!)
という訳で、僕がこのお芝居を観た日の夜に思ったことをツイートしたので、せっかくなのでこの機会に並べていこうと思います。
・俺は、演劇を楽しんだら、その良さを人に語りたいと思う。観ることが出来なかった人にも伝えて行きたい、そういう語り方が出来る人になりたいと思う。そうして演劇の素晴らしさが誰かに伝わっていくとしたら、それは素敵なことだと思う。これが俺の演劇の愛し方だ。俺は演劇が好きだ。とても好きだ。
・何が言いたいかと言うと、演劇を見に来ない人がいることを嘆くよりも、演劇を観に来なかった人にもその演劇の魅力を伝えていく努力をした方が生産的だし、何よりそっちの方が楽しいということです。
とは言え、今回の劇団どくんご『愛より速く』はほぼ満席だったので、すごいなあって思ったんですけど、なんでも、新潟にどくんごを呼んだ方の広報活動、各方面の呼びかけがすごく精力的だったらしいんですよね。
俺も見習おう!!
という訳で、俺も見習って最後に今後の活動を紹介させていただきます。
(強引に宣伝に持って行く)
10/8(土)~9(日) ちひろ、スタッフ参加
BLUES vol.06 『GROOVIN'!GROOVIN'!GROOVIN'!』
(松本市 ピカデリーホール)
10/22(土) ちひろ、朗読で出演
『生きづらさを抱えた人間賛歌~Painting vol.1~』
(松本市 Give me little more)
11/5(土)~6(日) ちひろ、イラスト出展・スタッフ(もみぢ、舞台「ひまわりステップ」で参加)
『カルチャーMIXフェスタ2016』
N-Art Communication 2016(ステージ)/Emotional Hearts 2016(作品展)
(新潟市 万代市民会館)
11/6(日) もみぢ、舞台公演プロデュース(ちひろ、小道具製作)
舞台『ひまわりステップ』
カルチャーMIXフェスタ2016、N-Art Communication 2016内での上演(新潟市 万代市民会館)