「司馬遼太郎 愛国心を語る」より~
司馬遼太郎 うーん、そう。神の言葉より大事なものはないし、
神にご奉仕している、その高級神霊の言葉を受け入れる人がいたら、
それは「ジャンヌ・ダルク現象」が起きなきゃいけないわけで。
それを受けた人は、やっぱり、“火の玉”にならなきゃ駄目なんだよ。
里村 ええ。
...
司馬遼太郎 だから、「君らに火の玉精神はあるのか」っていうところだよね。
司馬遼太郎 だからねえ、トランプが、もうねえ、
やっぱり、年齢とマスコミの足の引っ張りでちょっと弱気になって、
自分の政権期間中に適当な妥協に走るかもしれない。
もし、そうなったら、もう日本独自で吉田松陰的に“暴走”しなければ、
この国、なくなるぞ。
里村 なるほど……。
司馬遼太郎 なくなるぞ。もう護ってくれないよ、どこも。
綾織 はい。
司馬遼太郎 どこも護ってくれないよ。
里村 そうですね。
司馬遼太郎 だから、韓国でも北朝鮮でも中国でも台湾でも、
どこででも、まあ、もしかしたら、ドゥテルテ(フィリピン大統領)でも、
日本を占領できるかもしれない恐れがあるんだからさあ。
君たちねえ、これ、駄目だよ。
駄目だっていうことを知らないといけないよ。
危ないよ。本当に危ないよ。
今、「金正恩が折れたから平和になってきた」と思うなら、
もう危ないよ。水爆一個落とされて、
この日本はもう完全に終わりになるよ。ほんとに。
《中略》
司馬遼太郎 いやあ、もう……。いや、もっとねえ、ちゃんと驚いていただきたいんだよ。
《中略》
司馬遼太郎 驚いたらさあ、人間、何か表現しろよ!行動しろよ!
《中略》
司馬遼太郎 私がそういう言葉を降ろしてくることに対して、驚けよ!
「なぜ、降ろしてくるか」っていうことを、考えろよ!
里村 はい。
司馬遼太郎 「危ないぞ」と言っているんだよ。