元幸福の科学の会員で1987年より三十数年間、在籍し、活動をしてきました。その間を振りかえります。

最初は勉強会だったのに大川隆法氏は1991年に突然に自分は地球神・エルカンターレだと宣言し、宗教法人となった。

暴れ狂うDV夫が変わった!おだやかな顔になった!!

2016-09-28 12:54:56 | 日記


家庭の平安を取り戻すまで

飛び交う罵声、壊される壁。家庭が荒れ、私は20年以上に渡って、心安まらない日々をすごしていました。

我が家が平安を取り戻すまでのストーリーをお話しします。

気性の激しい主人

主人と私は中学時代からの幼なじみです。主人は当時から、地元で有名な「暴れん坊」。社会人になってからも、外でお酒を飲むと、決まって他のお客と喧嘩を始める人でした。

「なんやお前! 表出ろや!」

主人は力自慢で負け知らず。最後に地面に沈むのは、いつも相手の方でした。

(またや。ええかげんにしてほしいわ)

喧嘩のたびにうんざりしましたが、そのうち落ち着くだろうと思い、主人が27歳、私が28歳の時に結婚したのです。

結婚――暴言を吐く夫

結婚後は、2人で食肉卸の会社を始めました。子供も次々と3人授かり、子育てに仕事に、朝から晩まで働き詰めの日々。やがて従業員を雇うようになると――。

「そんなことも覚えられんのかボケ!」

容赦なく怒鳴りつける主人。「そんな言い方せんでも」と、私も思わず口をはさみます。

「うるせぇっ、 おまえは黙っとれ!」

激する主人。顔つきも変わり、切りつけるような言葉を次々と浴びせます。

夫の怒りで家庭は地獄に

主人の怒りは家でも爆発。仕事が思うように進まなかった日は特に、おかずの品や箸の置き方にまで因縁をつけてきます。

「おかずがないやんか!」

「こんなに並べてあるやろ」

「肉がないやろ、肉が! 分からんのか!」

あまりの理不尽さに、私も怒鳴られる一方ではいられません。

「そんなことで怒鳴らんといて!」

「なんやお前!」。バキッ!

携帯を折って床に叩きつける主人。主人は物に当たるため、わが家の壁やテーブルは、穴だらけでした。

幸福の科学に入会

そんなある日のこと。集金の合間に書店に立ち寄ると、1冊の本の題が白く光って見えました。それが、幸福の科学の『仏陀再誕』という本でした。私は思わずその本を買って帰り、主人や子供が寝静まってから読み始めました。

その時の感動は忘れられません。そこには、人が生きる意味や、正しい心のあり方などが、心に染み入る言葉で語られていたのです。

主人にも読んでもらおうと思いました。しかし主人は、「アホか! 宗教なんて弱い人間がすがるもんや!」と一蹴。私は仕方なく、1人で幸福の科学に入会したのです。

「悪霊を追い出さなあかん!」

幸福の科学の「仏法真理(ぶっぽうしんり)」を学ぶうち、人間の魂は永遠の生命を持つことや、間違った心で生きた人が死後、「悪霊」となって地上の人間に取り憑き、人々を不幸にしている事実を知りました。悪霊に憑依された人は、人が変わったように怒ったり、他人を攻撃する特徴があるそうです。

「それ、まるでパパやん! 悪霊の影響やったんか……」

さらに、悪霊に憑依される原因は本人の心にあり、「波長同通の法則」といって、怒りや憎しみ、猜疑心などを持っていると、同じ心の悪霊を引き寄せてしまうというのです。

そのため、お祓いなどで悪霊を取っても、仏法真理に沿って自分の心を変えない限り、悪霊は戻ってきてしまうというわけです。

「家の中から悪霊を追い出さんと――。パパも仏法真理を学んでくれたらなぁ」

まず、私が変わろう

主人に変わってほしいと思いましたが、仏法真理では、「まず自分が変わることが大切」と教わります。

「パパのいいところって何やろ?」。そう考えてみると、主人は1日中、家族のために働いてくれています。普段は子供を釣りやテーマパークに連れて行ってくれる、家族思いの優しい人です。帰宅した主人に心を込めて伝えました。

「パパ、いつも働いてくれてありがとな」

主人は、さかんに照れながらも嬉しそうでした。私は主人の好きな肉料理を毎回作るなど、主人の喜ぶことを実行しました。すると、いつもなら爆発する場面でも、落ち着いていることが多くなったのです。

荒れつづける夫

そんな努力を続けて2年ほど経った頃。「ママは最近、俺の気持ちが分かるようになったやないか」と言ってくれるようになり、主人が幸福の科学に入会したのです。

(よかった! これでわが家も安泰や)

――しかし、現実は甘くはありませんでした。

「こんなもん食えるか!」

虫の居所が悪いと、お膳に並べた料理をぶちまける主人。クモの子を散らしたように自分たちの部屋へ逃げ込む子供たち。それが度重なると、私も我慢の限界です。

「ほんなら食べんでええわっ」。私も流しに料理を叩きつけます。怒り狂った主人が壁に鉄拳を打ち込むと、中の耐火ボードまで破壊されました。まさに生き地獄――。

泣きながら車で走った夜の街

そんな時、私は車で家を飛び出し、夜道を運転しながら大声で泣きました。カーステレオからは大川先生のご法話が聴こえてきます。

「大事なことは、心に曇りをつくらないこと、毒を食わないことです」「他人の心は変えられなくても、自分の心を変えることはできます。しかし、自分の心が変わることによって、そこから発散される善念、善なるエネルギー、光が、実は他人を変えていくのです」(『理想国家日本の条件』より)

ご法話を聴いていると、不思議と心が鎮まっていきます。

(そうや。私まで心を乱しとったら、それこそ悪霊の思う壺や。負けられん! どんな時も仏の教えを守っていこう)

主人と喧嘩しては家を飛び出し、ご法話を聴いて気を取り直して家に帰る。そんな生活が数年続きました。

まさかの子宮破裂!

「い、痛い……!」

それは突然の出来事でした。ある日、下腹部に激痛が走り、大量に出血。私はその場に崩れました。朦朧とするなか、なんとか車を運転して病院へ行くと――。

「Tさん、原因は分からないけど、子宮が破裂しています。絶対安静。入院です」

医者はそう言いますが、仕事は休めません。重たい体を引きずりながら家に帰り、仕事を続けました。主人の言葉の毒を溜め込んでいるから、病気になったのだと思いました。

心が病気を作っていた

そんなある日、幸福の科学の書籍の中に、こんな言葉を見つけました。

「ご主人が怒ったとしても、それはほんの三秒や五秒です。このことを、奥さんは一日二十四時間、忘れないわけです」(『人生の発見』より)

ハッとしました。まさしく私のことです。

確かに、主人は1日中怒鳴っているわけではありません。私が怒鳴られた場面を反芻し、恨みを募らせていたのです。

そう気づいたら、主人を恨む心が、ふっと解けたような気がしました。心の持ち方が幸不幸を分けることを、身を持って知ったのです。

研修で激変した夫

私は、主人にも心を変えるきっかけを得てほしいと思い、総本山・日光精舎の「八正道研修」(※1)に参加することを勧めました。

嫌々出かけた主人でしたが、帰ってきた時は見違えるほど清々しい表情をしていました。そして、「人のいいところを3つ見つける」など、研修での決意を書いたカードを、見せてくれたのです。

「研修受けて気づいたんや。俺は人に対する感謝が足りん。だから、感謝することを忘れんよう、紙に書いて持っとくわ。もし俺が忘れてたら、言ってくれよ、ママ」

その日から主人は、従業員に注意する時も言葉を選んだり、怒りをぐっと我慢したりと、自分を変える努力を始めたのです。

※1 自分の心や言葉や行いを、8つの項目に沿って反省し、自分を見つめていく研修。

祈りの力で悪霊を飛ばす

しかし、しばらくすると主人はまた、以前の姿に戻ってしまいました。

主人が暴れると、私と子供たちは2階に上がり、声をひそめて「悪霊撃退の祈り」(※2)をあげます。

「主よ 我に 悪霊撃退の力を お与えください……」

すると突然、階下から叫び声がします。

「祈るなー! 気持ち悪いー!」

お祈りの声が聞こえるはずはありません。祈りの力を受け、悪霊が苦しんでいるのだと思いました。

お祈りを終えて下に行くと、主人はすっかりおとなしくなっています。

「パパ、さっき何であんなに怒ったん?」

「うん、何でかなぁ? よう分からん」

(憑くと憑かんとでは、こんなに変わるんや!)

※2 三帰誓願者に授与される『祈願文①』に所収されている祈り。読む者の信仰心の強さに応じて、悪霊の影響を断ち切る力が与えられる。

焼け落ちた工場

そうして、一進一退の闘いをくり返すなか、私は40歳を過ぎて4人目の子供を出産しました。末っ子の可愛いさに喜ぶ反面、体はとても疲れやすくなりました。いつもなら聞き流せるような言葉でも、疲れた身には突き刺さります。

(この人は何も気遣ってくれん。もう限界や。離婚した方が楽や)

仕事は事務員に任せ、私は家事と育児に専念。主人がどんなに怒っても、取り合いませんでした。

私が離婚を決意して数カ月ほどたった頃。夜に突然、家の電話が鳴りました。

「大変や! あんたの工場、燃えとるで!」

家と工場の間は、車で5分ほどの距離です。駆けつけた時、工場はゴーゴーとうなる真っ赤な炎に包まれ、私たちの目の前で、無残にも焼け崩れていきました――。

消火が終わり、焼け跡に足を踏み入れると、点々と光っている物があります。不思議なことに、幸福の科学の根本経典である『仏説・正心法語』や宝具だけは、全くの無傷で残されていたのです。それだけは邪悪なものも手出しができなかったかのようでした。

焼け跡を見つめる主人の顔は、「憑き物が取れた」ように、しっかりと前を見つめていました。

「お客様に迷惑かけんよう、最善を尽くそうな、ママ」

悪霊にそそのかされていたのは私

夜が明けると、火事を知った知り合いが、次々と駆けつけてくれました。

「ほんま大変やったなぁ。大丈夫か?」

お金や食べ物を差し入れてくださったお得意さん。冷蔵庫を貸してくれた同業者。多くの人の厚意に助けられ、近くの工場を借りて、仕事を続けることができたのです。

私は火事の前に、主人を見限ったことを悔やみました。そんな気持ちになった私こそ、悪霊にそそのかされていたに違いありません。

パパ、辛かったんやね……

私は主人のことを理解するため、主人が育った環境に思いを巡らせてみました。主人の両親は、気性が激しい方々だったと聞いています。

主人が赤ちゃんの頃、夫婦喧嘩で父親がふり下ろしたビール瓶が頭を直撃し、大怪我をしたこともあったとか。言葉もきついのが当たり前。幼い主人は何を感じてきたのでしょう……。

「今はあんなに強がっているけど、辛かったやろなぁ。かわいそうやったなぁ」

主人の気持ちを考えつづけていくうちに、自然と主人を恨む気持ちが薄らいでいきました。むしろ、主人の心の傷や苦労の多い人生を、丸ごと抱きしめてあげたいと思うようになったのです。

すると、主人にも変化が現れました。

「ママいつもありがとう。感謝しとるわ」。そんな言葉をかけてくれます。

夫婦は本当に合わせ鏡で、愛と信頼があると、悪霊は入ってこれないのだと実感しました。

念願の新工場建設

その後、主人は自分から研修に参加するようになりました。研修での気づきを、ノートにたくさん綴ってきます。

「相手を理解できずに、猛烈に批判し、他の人を不愉快な気持ちにしてしまう自分が、今、すごくダメであると痛切に思います」

「我が強いから、相手を認めることができないんだろうなー。自分だって賞賛されたら嬉しいくせに。常に賞賛する努力をしないといけないなー」

主人は研修を通して、どんどん変わっていきました。それに呼応するように仕事の面でも道が拓かれていき、たくさんの方々の協力を得て、ついに念願の新工場を建設できたのです。

そこで、地域の皆様への恩返しの思いを込めて、新工場の一間を幸福の科学の布教所とさせていただきました。

遠ざかっていった悪霊

それからの主人は、昼休みに布教所でお祈りをしたり、心をふり返ったりするようになりました。

「祈りはええなぁ。心が落ち着く。イライラする自分がちっぽけに思えるわ」

主人が自分の心を調えるにつれ、悪霊の影響も影をひそめていきました。周りの方にも「すいぶんおだやかな顔になったな」と驚かれるほどです。

結婚してから、かれこれ20年以上、地獄のような日々を乗り越えてこられたのは、仏法真理のおかげであると確信しています。

私たち家族を救い、導いてくれた幸福の科学の信仰を、たくさんの方々にお伝えしていきたいと思います。







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「中道を見出す」大川隆法総裁

2016-09-28 10:54:27 | 日記

人には、それぞれ、

自然なる生き方というものがある。

自然体の人生というものがある。そのなかに生きてこそ、

幸福に、伸びやかに、日々を過ごすことができるのだ。


それぞれの人に、

それぞれの中道がある。

その中道を見いだすことこそ、 大切なことであるのだ。

 



『永遠の仏陀』 P.71



※幸福の科学出版
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元デンマーク首相「アメリカは世界の警察」 大統領選を前に孤立主義を警戒?

2016-09-27 10:43:08 | 日記

元デンマーク首相「アメリカは世界の警察」 大統領選を前に孤立主義を警戒?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11995

デンマーク首相やNATO事務総長を歴任したアナス・フォー・ラスムセン氏が、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙に「アメリカは世界の警察たるべき」という旨のコラムを寄稿した(22日付)。

コラムの概要は以下のとおり。
・世界が混とんとする中、「世界秩序」を守れるのは、国力と精神性どちらも兼ね備えたアメリカしかいない。背後から導くのではなく、先頭に立って導く大統領が必要だ。
・オバマ大統領は世界を導くことに対して及び腰であったが、それは深刻な事態を及ぼした。
・第二次大戦後に築かれた国際法に基づく秩序は世界を守るものであり、前例のない平和と進歩と繁栄をもたらしている。
・アメリカの孤立主義は、アメリカ及び他の自由を愛する諸国に安全と繁栄をもたらすものではない。むしろ、独裁者や迫害者を世界に蔓延させることとなる。
・アメリカの孤立主義は、いままで多くの人々に自由と繁栄をもたらしてきた、法に基づく世界秩序を将来的に危険にさらすこととなる。


◎トランプは孤立主義か?

オバマ大統領の失敗を的確に表している一方で、名指しはしていないものの、米大統領候補であるトランプ氏が、孤立主義に向かうのではないかという懸念も感じられる。トランプ氏は、在外米軍に関して相手国への資金負担を求める発言をしているからだ。

しかし、トランプ氏は相変わらず「アメリカ第一主義」を掲げてはいるが、その外交政策は立候補当初とは変化してきている。

9月上旬に発表した外交政策では、「強さを通じた平和」を掲げ、国防予算の上限を撤廃して軍用機や兵士増員などを行い、軍事力を増強すると訴えた。以前は貿易の文脈でしか語られなかった中国についても、南シナ海での覇権拡大は許されないと踏み込むようになった。

トランプ氏が孤立主義であると決めつけるのは早計だ。これまで経営者として磨いてきた分析力や判断力は、政治家としての外交知識が深まれば深まるほど生きてくるだろう。


◎多極化する世界のなかで日本は?

ラスムセン氏の寄稿は、いわゆる「戦勝国史観」にもとづいているように見える。また、冷戦時代と同じようにロシアを警戒し、プーチン大統領を独裁者と呼んでいる。これは、欧米ではよくある意見だろう。

しかし、アメリカが世界の警察に戻ることは必要だが、冷戦後のようにアメリカ一国だけが強い「一極支配」で世界の安定を保とうとするには限界が来ている。

中国の覇権拡大、ソ連崩壊から立ち直ったロシア、成長を続けるインド、ヨーロッパの実質的なリーダーとなったドイツ、アメリカの思い通りにならない中東諸国……。各地域で力を持った国が出てきている。戦勝国史観や、反射的にロシアを悪と見なす姿勢は、そろそろ改めるべきだ。

日本もそうした中で、東アジア地域の大国の1つとして、世界への責任を果たしていくことが求められている。アメリカが世界の警察としてのリーダーシップを取り戻すとともに、日本も世界秩序を守る気概を持つ必要がある。(片)

【関連記事】
2016年4月29日付本欄 日本の変革を迫るトランプ氏の外交政策「アメリカ第一主義」とは?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11273

2015年9月16日付本欄 アメリカの正義≠世界の正義——綾織編集長の『未来創造学』超入門【国際政治編】
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10170


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石垣島で保守団体が自衛隊配備を要請するデモ。 国境を守る意識を。国民一人ひとりに、「自分の国は自分で守る」という意識が求められる

2016-09-24 16:04:42 | 日記

 石垣島で保守団体が自衛隊配備を要請するデモ 国境を守る意識を
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11984  幸福の科学出版

沖縄県の尖閣諸島周辺での中国による挑発行為を憂慮し、石垣市議会は「石垣島への自衛隊配備を求める決議」案をこのほど可決した。そんな中、保守の人々による、言論やデモ行進を通じた啓蒙活動も行われている。

石垣市では18日に、中国への抗議の意思を明らかにするとともに、抑止力として石垣島への自衛隊の早期配備を訴えかけるデモ行進が開催された。

このデモ行進は保守団体「国境を守る人々の会」の主催によるもので、「『尖閣諸島を守ろう!』デモ行進in石垣島」と題された。主催者発表で、約100人が参加した。19日付の八重山日報、八重山毎日新聞が報じた。

八重山日報は、主催者である田中勝義会長のデモ行進に先立つ挨拶を紹介。「尖閣諸島の住所は字登野城。いま尖閣で起きていることは、自分の町内を中国が荒らしに来たのと同じこと。黙って見過ごせば、国際的には中国の行動が正しいと認めることになってしまう」

同会は18日に、市内の公民館で、インターネットオピニオン番組「THE FACT」のメインキャスター里村英一氏による講演も開催した。里村氏の発言を地元紙はこう伝えている。
「自衛隊配備などハード面の整備も必要だが、人、文化などソフト面でも交流も必要。台湾との経済交流を促進され中国が介入する余地をなくすこと、中国人にも日本文化に親しみを持ってもらうことが重要」(21日付八重山日報)


◎啓蒙活動で世論を変える

メディアでは、沖縄本島での米軍基地撤廃デモなどが報じられることが多く、沖縄全体に左翼思想が広がっているように錯覚しがちだが、まさしく国境線の最前線である石垣島では、国防の機運が高まっている。

中国による領海侵入に対しては、国として、日本全体で取り組むべきだ。自衛のための防衛力を高めるとともに、実際に中国などの国が攻撃を仕掛けてきた時に対応できるよう、憲法改正も視野に入れる必要がある。

それと共に、今回のような啓蒙活動を通して、国民全体の意識を変革していくことが大変重要である。国民一人ひとりに、「自分の国は自分で守る」という意識が求められる。(片)

【関連記事】
2016年10月号 まもなく沖縄は危機を迎える - 石垣島ルポ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11822  幸福の科学出版

2010年12月号 沖縄には米軍も自衛隊も必要だ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=45


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アメリカで深刻化する警察と黒人社会の対立 人間は等しく尊い「神の子」という考え方。人の本質は肌の色ではなく魂

2016-09-24 16:03:40 | 日記

 アメリカで深刻化する警察と黒人社会の対立 人間は等しく尊い「神の子」という考え方
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11985  幸福の科学出版

ここ数年、アメリカでは、白人警察官による黒人射殺の事件が頻発し、その結果として人種間の対立が際立っている。

米南部ノースカロライナ州シャーロットで20日、黒人男性が白人警察官に射殺されたことを受け、その直後から住民による抗議活動が起きた。射殺された男性について、警察側は、「銃を持っていた」と説明しているが、男性の遺族らは「本を持っていた」と主張しており、食い違っている。

抗議活動は翌日の未明まで続き、警察が催涙ガスなどで鎮圧しようとしたが、男性1人が他のデモ参加者に撃たれて重体となった。警察官も4人負傷し、同州知事が非常事態宣言を発令する事態にまで発展した。


◎白人警官が丸腰の黒人を誤って射殺

アメリカ南部のオクラホマ州でも16日、武器を持っていない黒人男性が白人の女性警察官に銃で撃たれ、死亡する事件があった。警察の対応に抗議の声が上がっている。

警察が公開した事件の動画によると、両手を頭上に上げて自分の車に向かって歩いていた黒人男性が、警察官に撃たれ、そのまま死亡した。発砲した白人の女性警察官は過失致死罪で訴追された。起訴状によると、警察官は「恐怖心から不合理な行動を取り、発砲に至った」と述べている(23日付CNN)。


◎銃社会特有の「恐怖心」「不信感」の問題

アメリカでは、白人と黒人との人種間の問題と、銃社会の問題の両方が重なり、こうした事件が後を絶たない。

これらの事件に共通するのは、白人警察官が黒人男性への「恐怖心」や「不信感」を抱いたことが、発砲につながったという点だ。警察官は「一瞬でも身の危険を感じたら、相手を無力にせよ」と日頃から教えられている。しかし、撃たれる黒人側からすると、「誤解」では済まされない、許しがたい行為だろう。黒人たちの叫びは、連日行われている「(黒人の命だって大切だ)」の抗議運動のスローガンからもうかがえる。


◎人の本質は肌の色ではなく魂

白人か黒人かなど、外見で人を差別する考え方は、目に見えるモノこそすべてという唯物論的な発想であり、本質的ではないといえる。

人間の本質は魂であり、人間は魂を向上させるべく、何度も地上に生まれてきては、異なった環境や人間関係の中で経験を積んでいる。

白人でも黒人でも、黄色人種でも、それは各人が魂を磨くために最適な人生を選んで生まれてきたと考えれば、人間は本来、人種や肌の色によって価値が決まる存在ではないといえる。


◎すべての人は等しく尊い「神仏の子」

近年では、白人の側からも白人優位の価値観を反省して改める動きがみられる。

調査の結果、18歳から30歳の白人アメリカ人の51%が、この「Black Lives Matter運動」を支持していることが分かった(9月6日付NY Daily News)。黒人への差別につながる法律や制度や慣習が撤廃された後に生まれた若い世代は、人種差別をしない傾向があるのかもしれない。

違う民族に対する恐怖心や不信感を克服するためには、すべての人は尊い「神仏の子」であり、魂としては等しく平等であるという考え方が大切だ。こうした宗教的な考え方を、学校や家庭などの教育現場で教え、一人ひとりの心を変えていくことが必要なのではないか。(小林真由美)

【関連記事】
2016年9月11日付本欄 データで見るアメリカの人種差別 今アメリカに必要な「生まれ変わり」の教え
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11910  幸福の科学出版

2016年9月4日付本欄 米名門大学が「奴隷制の反省」 アメリカが人種差別を乗り越えるには
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11887 幸福の科学出版

2016年7月10日付本欄 米ダラスで黒人射殺抗議デモ中に白人警官5人銃撃 人種差別を乗り越える教えとは
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11611


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「もんじゅ」の廃炉はなぜ理不尽なのか?【そもそも解説】原子力規制委員会の「嫌がらせ」!?

2016-09-24 14:39:06 | 日記

「もんじゅ」の廃炉はなぜ理不尽なのか?【そもそも解説】
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11983 幸福の科学出版

政府は高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉を検討しています。その代わりに、「フランスと共同開発している原子炉を研究に用いる」という案なども出ていますが、やはり「もんじゅ」廃炉は理不尽です。

本欄では、その理由について、「もんじゅ」の仕組みや経緯なども含めて解説していきます。


◎3000年の原子力発電を可能にする

まず、「もんじゅ」がどのような原発なのか確認します。

現在、世界で行なわれている原子力発電は、60〜100年間しか続けられないと言われています。燃料となるウランが枯渇してしまうからです。

しかし「高速増殖炉」という新しいタイプの原子炉を使うことで、3000年以上にわたり発電ができるようになります。なぜなら、この原子炉は「増殖」と言われるように、消費した以上の燃料を生み出せるからです。

その研究用の原子炉として建設されたのが、「もんじゅ」でした

「もんじゅ」が最初に動き始めた20年前には、日本がこの分野で独走していました。以前、記者が「もんじゅ」の開発に携わってきた男性に取材したとき、男性は、日本海から資材が運び込まれ「もんじゅ」が組み立てられていく風景を見ながら、「日本の技術で世界の役にたてるという誇り」を噛み締めたという話を、遠い目をしながら語ってくれました。


◎ナトリウム漏えい事故

そんな「もんじゅ」で事故が相次いだことは、報道でも有名です。しかしそれらは、心配されるような「放射能漏れ」とは程遠いものでした。

今使われている原発では、原子炉で発した熱を、水を使って発電機(タービン)にまで伝えます。一方「もんじゅ」では、水の代わりにナトリウムの液体で、熱を発電機に伝えます。最初に起きた事故は、この液体が漏れるというものでした。この液体には発火性があり、火事になってしまったのです。

しかし、化学物質が漏れて発火する事故は化学工場などでも起きうること。さらに、厚い壁で守られた原子炉に影響を及ぼすものでもありませんでした。

そして何より、こうした失敗を繰り返しながら、知見を蓄積していくことこそ、わざわざ研究用の原子炉「もんじゅ」を建てた目的でした。

しかしこれが、「やはり新しい原発は危ない」という印象を与えてしまいました。


◎相次ぐ事故の不運

ナトリウム漏れ事故からようやく復旧した4カ月後、またしても不幸が「もんじゅ」を襲います。燃料交換の際に使う装置がクレーンから落下したのです。もちろん、この装置は、核分裂が止まっている時にだけ使われるもの。放射能漏れにつながるような事故ではありませんでした。

それでも、事故が続いたことは、「不運」としか言いようがありません。「本質的な安全性には問題ない」という正論が、何となく言い訳がましく聞こえてしまう状況を招いたのは事実です。


◎原子力規制委員会の「嫌がらせ」!?

今回の廃炉論に拍車をかけたのが、福島第1原発事故を契機に当時の民主党政権が生み出した「原子力規制委員会」でした。「もんじゅ」に関して、「また点検漏れ」というような報道を多く目にされた人もいるかと思います。これを同委員会が問題視したのです。

しかし、本当に問題があったのは、「点検項目(保全計画)」の方だと言われています。

福島第1原発事故より前ですが、「もんじゅ」は「点検項目(保全計画)」をたったの2カ月でつくれと要請されたことがありました。

「もんじゅ」側はとり急ぎ、現役の原発の「点検項目(保全計画)」をほぼそのまま引き継いでつくりました。本当に正しい点検項目は、長年の試運転経験がないとつくれないからです。

これが仇になりました。これは車で言うなら、商品化されているガソリン車に求められる点検項目を、水素自動車、それも試運転段階の車に課すような話です。求めるレベルも違えば、設備としての仕様も大きく違います。その結果、様々な不具合が生じ、結果的に、数多くの"点検漏れ"が発生したのです。

しかし原子力規制委員会は、こうした事情を考慮せず、「『もんじゅ』の管理はずさんだ。運営者を変えるか、廃炉も検討しろ」という趣旨の勧告を出し、廃炉の一歩手前まで来ているのです。

さらに原子力規制委員会は、日本中の現役の原発さえも止めるような厳しい安全規制を、ほとんどそのまま「もんじゅ」に課しました。そのため、再稼動には大規模な工事などが必要となり、多額のコストがかかるのが確実視されています。

こうした中で政府内でも、「もう廃炉でいいんじゃないか」という声が増えているのです。

こうした理不尽な対応について関係者からは「『原子力規制委員会はしっかりやっているぞ』というスケープボードにされている印象」という声も漏れ聞こえてきます。


◎廃炉の必要はない

つまり、「もんじゅ」を廃炉にしようとしているのは、「保全計画」「規制委員会の安全規制」の理不尽な厳しさなのです。

その結果、今まで投じてきた1兆円の予算、廃炉に要する3千億とも言われる予算、そして新たな原子炉を建設する際の建設費用を、ドブに捨てようとしています。「もんじゅ」の開発・整備に全人生を懸けてきた方も、大勢います。

ここで新しい原子炉を何十年もかけてつくりなおしたところで、発想の間違いがただされない限り、また同じような「揚げ足とり」で計画が頓挫するのではないでしょうか。(馬場光太郎)

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2015年12月号 日本をエネルギーで支えたい  次世代原発「もんじゅ」に賭ける男たち
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10427 幸福の科学出版


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カシミールでインド兵17人が死亡 中国がうごめく印パ紛争に「光」はあるか

2016-09-21 11:49:23 | 日記

カシミールでインド兵17人が死亡 中国がうごめく印パ紛争に「光」はあるか
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11939

インド北部のジャム・カシミール州で18日、インド軍の拠点が武装集団に襲われ、インド兵17人、武装集団側4人が死亡する事件が起きました。

この襲撃について、インド側は、パキスタンの過激派組織が関与したとしていますが、パキスタン側は関与を否定しています。

この地域では、今年7月に、インドからの分離独立を主張する武装組織の司令官が、インド軍に殺害されました。これを受けて、地元の警察や自治体の庁舎が襲われるなどして、治安部隊とデモ隊が衝突。約1カ月で80人近くが死亡しているといいます(18日付NHK NEWS電子版)。

印パは地理的に離れているので、「対岸の火事」と捉えがちです。しかし、パキスタンを支援しているのは中国です。最大の民主主義国であり、核大国でもあるインドとの協力が欠かせない日本は、こうした問題にも関心を持つ必要があるでしょう。


◎インド・パキスタンの対立の歴史

では、初めに、70年ほど対立を続けている印パの「カシミール問題」について見ていきます。

インドは1947年、イギリスから独立を勝ち取ります。この時に、ヒンドゥー教徒の国であるインド連邦と、イスラム教徒の国であるパキスタンに分離独立して、2つの国が誕生しました。

この印パ分離独立の際に、帰属が決まらず宙に浮いたのが、インド北部のカシミール地方でした。カシミールの住民は大半がイスラム教徒でしたが、藩主がヒンドゥー教徒であったため、どちらに帰属するかもめたのです。

帰属が決まらないままのカシミールをめぐって、分離独立から2カ月後、第一次印パ戦争が勃発しました。

事の始まりは、カシミール藩主に揺さぶりをかけるべく、パキスタンがイスラム教徒の暴徒をカシミールに侵入させたことです。この危機に際し、藩主はインドのネルー首相に援軍を求めました。ネルー首相は、カシミールがインドへの帰属を暫定的に表明することを条件に、援軍を派遣。これを機に、パキスタンも軍隊を派遣し、第一次印パ戦争が始まったのです。

その後も1965年、71年に相次いで第二次、第三次印パ戦争が起こり、両国は今なお対立を続けています。


◎パキスタンへの影響を強める中国

この印パの対立を語る上で欠かせないのが、中国とパキスタンの関係です。

中国は、インフラ投資や核開発など、パキスタンへの支援に力を入れています。中国とインドの間でも、たびたび国境紛争が起きていますが、印パの対立が激しくなれば、インドの力が割かれて、間接的にインドを弱めることができるからです。

パキスタンは昨年、アラビア海に面したグワダル港の経済特区の運営を43年間、中国に任せることを決めるなどしています。パキスタンの存在は、アジアと欧州をつないで巨大な経済圏をつくる中国の「一帯一路(陸と海のシルクロード)」構想にとって、とても重要なのです。

インドもパキスタンも核を保有していることから、両国の衝突が激化すれば、核兵器が使われる懸念もあり、アジアの周辺諸国にも甚大な影響を及ぼします。

しかし、インド一国では、中パ両国に対峙することは難しい状況です。アメリカも、テロ組織との関係上、パキスタンから手を引く流れになっています。また、印パの問題には、ヒンドゥー教とイスラム教の宗教対立も絡んでいて、キリスト教国による介入は、新たな禍根を生む懸念もあります。


◎印パ問題への政治的・宗教的なアプローチ

この問題を解決できるのは、宗教的な確執がなく、本来、アジアを率いる国力を持つ日本ではないでしょうか。

中国の軍事的な脅威にさらされている日本は、インドとの関係を強化し、日印同盟を結ぶことも視野に入れた外交戦略が必要です。ただ、この関係が日本だけのためのものでなく、印パの架け橋になるものへと発展させたいところです。

そのためには、政治的なアプローチに加えて、宗教的なアプローチも必要となるでしょう。

インドが信仰する多神教のヒンドゥー教、パキスタンが信仰する一神教のイスラム教、日本はこの両者を融和できる宗教的土壌があります。

大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『正義の法』で、仏教と日本神道に関して次のように指摘しています。

「『複数形としての「神々」はいる。しかし、その神々よりも仏陀が上である』というのが仏教の考え方なのです。『神々よりも仏陀が上である』ということからすれば、一神教ではなく、『至高神』の考え方にやや近いと言えます」

「また、日本神道にも、一段秀でた神がいます。(中略)秀でた神のほかにもたくさんの神々がいらっしゃって、神評定をなさっているわけです。要するに、古代から"国会"を開いているのが、日本神道なのです」

「至高神」という考えを持つ仏教、民主主義的な宗教観を持つ日本神道。こうした宗教観をベースにする日本は、印パの対立を融和させる可能性を秘めています。

そのためにも、日本は経済面・防衛面の力をつけ、国際社会での発言力を高めていかなければいけません。そして、そのベースになくてはならないのは、日本人一人ひとりの精神性の高さであり、寛容な宗教観であると言えるでしょう。(片)

【関連記事】
2015年7月12日付本欄 印パの首脳会談と上海機構に加盟 中国の動向に注視
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9885

2015年4月25日付本欄 中国の「シルクロード構想」って何?【リバ犬×そもそモグラ博士のそもそも解説】
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9547

2011年12月1日付本欄 冷え込む米パ関係 パキスタンがアフガン復興会議欠席へ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=3420


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年金滞納者への強制徴収を拡大 実質納付率4割しかない状況では「焼け石に水」

2016-09-21 11:41:29 | 日記

年金滞納者への強制徴収を拡大 実質納付率4割しかない状況では「焼け石に水」
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11940  幸福の科学出版

厚生労働省と日本年金機構は、2017年度から、国民年金保険料の滞納者に対する「強制徴収」の対象を広げる。現在、年間所得350万円以上の滞納者に強制徴収を行っているが、来年度からは、その対象を300万円以上に広げるという。日本経済新聞(20日付)が報じた。

保険料の納付率が約60%にとどまる年金制度。学生や低所得者に対しては、保険料の減免や免除措置があることから、実質的な納付率は約40%しかないことが問題視されている。

現行の制度は、「滞納者の増加→増税による積立金の穴埋め→保険料の値上げ→滞納者のさらなる増加」という負の連鎖に陥っている。


◎滞納者は「生活保護予備軍」

さらに、滞納問題に拍車をかけているのは、保険料を払うより、かえって、生活保護を受給した方が、生活は楽になるという構図になっている点だ。現役で働ける時は、保険料を踏み倒し、老後は生活保護を受けるという人が増え続ければ、地方・国家財政は、いずれ立ち行かなくなるだろう。

(年金制度に関する詳しいことは、本欄の「公的年金制度の二つの方式——積立方式と賦課方式とは」を参照。 http://the-liberty.com/article.php?item_id=11711 )

今回の強制徴収の拡大は、「焼け石に水」の手段と言え、根本的な制度改革が必要であることに変わりはない。年金を受け取る高齢者が増え続け、年金保険料を収める現役世代が減り続ける今、年金制度は事実上、破綻している。

しかし政府は、一向に制度改革に乗り出さないどころか、むしろ、「100年安心プラン」という美名を掲げ、消費増税への理解を求めている。現在の制度を維持するには、数%の増税では賄えないにもかかわらず、だ。

年金制度の破綻はショッキングな出来事ではあるが、現実を受け入れ、「新しい制度はどうすればいいか」という国民的な議論を始める時期に来ている。
(山本慧)

【関連記事】
2016年10月号 年金をやめた国に学ぶ 自由主義が国を繁栄させる - ギア・ジャンディーリ氏インタビュー
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11812

2016年8月30日付本欄 自由化でGDPが3倍に ジョージアの歴史に学ぶ(前編)
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11868

2016年8月31日付本欄 年金をやめたら家族で支え合う社会に ジョージアの歴史に学ぶ(後編)
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11872

2016年7月26日付本欄 【そもそも解説】公的年金制度の二つの方式——積立方式と賦課方式とは
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11711


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中露が南シナ海で軍事演習 両国の接近は日本にとって死活問題

2016-09-20 17:38:19 | 日記

中露が南シナ海で軍事演習 両国の接近は日本にとって死活問題
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11937

中国とロシアの海軍が、南シナ海で、本格的な合同軍事演習を行った。

12から19日までの日程で、中露合わせて艦艇13隻、潜水艦2隻、航空機・ヘリ21機、海軍陸戦隊員256人などが参加。両国による演習は2012年から続いているが、南シナ海で行われたのは初めてだ。

中国は7月、オランダ・ハーグの仲裁裁判所から、「中国が主張する九段線内の資源についての"歴史的権利"の主張は法的根拠がなく、国連海洋法に違反している」と、同海域における主権を全面的に否定されたばかり。

ただ、今回の演習を見れば、中国が南シナ海から手を引くつもりがないどころか、「これからも権益を拡大させる」と宣言していると受け止めるべきだろう。


◎中露の接近は、地球規模の危機になりかねない

ロシアは、クリミア問題で欧米諸国から経済制裁を加えられており、国内経済が厳しいため、「反欧米」で利害が一致する中国と手を組んでいる状況だ。

中露両国の接近は、日本にとって国防上の危機が飛躍的に高まるが、もし今後、同じ「反欧米」のイスラム諸国が両国と手を組んで、それぞれがテロや兵器の融通、他国への侵略を行うような局面になれば、地球規模での危機になりかねない。

中露の接近は、それだけの危険性を内包している。


◎日米露で中国を封じ込める!?

プーチン露大統領は今年12月に来日して、安倍晋三首相と首脳会談を行う予定だ。

日本は、北方領土の返還を念頭に、経済的つながりの強化(協商関係)、平和条約の締結へと進め、ロシアを「親日国」としてつなぎ止めなければならない。その意味で、今回の首脳会談は、日本の存亡をかけたものと言っていいだろう。

犬猿の仲だったアメリカでも、アメリカ大統領選を戦っている共和党候補者のトランプ氏は、プーチン氏に関して、「我々大統領(オバマ氏)より、はるかにすぐれた指導者だ」と評している。もしトランプ氏が大統領になれば、日米露で中国の軍拡を封じ込めるという新しい時代を開くことができるかもしれない。


◎日本は独自の外交戦略で「地球的正義とは何か」を追究すべき

現在の国際社会には、アメリカを中心とした「戦後体制」の価値観が広がっている。多くの日本人がそれに慣れてしまっているが、アメリカの正義がすべて正しいというわけではない。

もちろん、日本は、世界の警察官から退こうとしているアメリカのお尻を叩いて、元気づけなければいけないが、その一方で、日本独自で自分の国を守れる体制をつくらなければならない。

日本は独自の外交戦略を練って、アメリカを従わせるほどのリーダーシップを発揮するためにも、一刻も早く一国平和主義の価値観から脱し、新しい時代の「地球的正義とは何か」を追究すべきである。(増)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『正義の法』特別ページ
http://www.irhpress.co.jp/special/the-laws-of-justice/

【関連記事】
2016年4月16日付本欄 日ロ平和条約に向け外相会談 中国・北朝鮮への抑止力につなげたい
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11199

2016年8月31日付本欄 プーチン大統領が12月に訪日 意思決定をしないと国が危うくなる
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11873

2016年5月10日付本欄 安倍外交でプーチン大統領から得た成果は? 「新しいアプローチ」が必要なのは日本
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11309


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世界でうごめくUFO陰謀論 もはや地球内で覇権争いしている場合ではない!?

2016-09-19 15:28:34 | 日記

世界でうごめくUFO陰謀論 もはや地球内で覇権争いしている場合ではない!?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11933

UFOや宇宙人に関する記事は、アメリカ、イギリス、カナダのメディアばかりではなく、中国、香港、インドなどにも多い。

香港の英字紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」は、8月27日付で香港のUFOクラブの記事を掲載。また、インド紙「インディアン・エクスプレス」には、8月24、30日付で、アメリカのUFO陰謀論に関する記事が掲載された。

まず、香港の記事によると、1996年に設立された香港のUFOクラブのメンバーは1万人超で、2011年には、アジアで初の国際UFO会議を開催。翌年の会議には1300人が参加したという。

香港はUFOのメッカというわけではないものの、香港天文台にはUFO目撃情報が記録されている。アメリカに滞在経験のある設立者のフォン氏は、アメリカでは政府によるUFO情報隠蔽という"洗脳"があったが、香港はUFOにはもっと柔軟だと指摘している。

また、インド紙の記事は、「ハリウッド映画の描くエイリアンは、なぜ"悪役"ばかりなのか」「SETI(宇宙からの電波信号の受信による知的生命体探索)の科学者は、なぜ目前にあるUFOを見ようとしないで電波ばかりを聞こうとするのか」といった疑問を投げかけた。

記事は、その理由として「冷戦後の軍需産業保護のために、悪役を『共産主義者』から『ET』へ変えた」こと、「SETIがUFOに見向きもしないのは、本当のUFO情報への視線をそらすためのNASA等による恣意的な陽動作戦」と解説する。

UFOに関する様々な陰謀論が世界のメディアを賑わせているが、それらの多くはUFO研究者の研究データをベースにしたものだ。しかし、本当のところを知りたいという人も多いはずだ。

大川隆法・幸福の科学総裁は、「元祖UFO研究家」とも呼ばれるアダムスキーの霊を通して、スピリチュアルな手法で、彼らの本音の部分を明かしている。

「アメリカとソ連の冷戦、宇宙競争の背景には、異なる種類の宇宙人の協力がアメリカとソ連に入っていて、両国が宇宙開発に励んでいたことがあります」

「噂どおり、アメリカの『エリア・フィフティーワン』には、宇宙人が地下に数多く住んでいます。その数は約千二百人です」

「ソ連、ロシアに付いていた宇宙人と、アメリカに付いていた宇宙人は、違う宇宙人ですが、今、中国にも、また違う宇宙人が取り付いて、指導に入ろうと狙っているところです」

「中国とインドに別の宇宙人が入って、競争を始めようとしているように思えますね」
(以上、『THE CONTACT』より)

世界の主要な政府が、宇宙人関係の機密を持っており、陰謀論が生まれるだけの裏事情が存在することは事実のようだ。日本の情報は皆無だが、首相官邸の上に、ドローンどころかUFOが飛来する日がくるかもしれない。その時どうするのか。まずは、UFOの存在を受け入れることから始めるべきだろう。(純)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『ザ・コンタクト』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1531

幸福の科学出版 『宇宙人による地球侵略はあるのか ホーキング博士「宇宙人脅威説」の真相』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=16


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大川隆法説法2500回 特別記念番組「地球を救う光」がテレビ、ラジオで放映されます!

2016-09-19 15:13:47 | 日記

大川隆法説法2500回 特別記念番組「地球を救う光」が放映されます!

このたび、7月6日(水)にさいたまスーパーアリーナで行われた大川隆法総裁による大講演会「地球を救う光」が、「立宗30周年・大川隆法説法2500回特別記念番組」として、地方局で放送されることになりました。

テレビでは、御法話の後、ミニ番組「障害があっても魂は健全」と題し、幸福実現党釈量子党首と、一般社団法人「ユー・アー・エンゼル!」の諏訪裕子理事長との対談や、障害がありながら自らも起業してチャレンジする青年へのインタビュー、障害児とその母の姿の紹介など、ドキュメンタリータッチの番組を放送いたします。

また、ラジオでは、御法話の後、釈量子党首と里村英一専務のトークを入れた構成となっています。

放送地域の皆様は、ぜひこの機会に大川隆法総裁が全世界に向けて発したメッセージをお聴きください。

☆*:.。.:*☆*:.。。.:*☆*:.。.:*☆

■テレビ放映予定
≪テレビ和歌山≫
10/1(土)10:00〜10:45

≪奈良テレビ≫
10/1(土)11:00〜11:45

≪びわ湖放送≫
10/3(月)11:00〜11:45

≪三重テレビ≫
10/8(土) 11:00〜11:45

≪群馬テレビ≫
10/9(日)16:00〜16:45

≪岐阜放送≫
10/9(日)21:00〜21:45

●o.*.o○★○o..o○★○o.*.o●

■ラジオ放送予定
≪ラジオ福島≫
9/25(日) 20:00〜21:00

≪山梨放送≫
9/25(日) 23:00〜24:00

≪栃木放送≫
9/25(日) 23:00〜24:00

≪ラジオ大阪≫
9/27(火) 22:30〜23:30

≪ラジオ関西≫
9/28(水) 20:30〜21:30

※西日本放送 9/18(日)16:00〜17:00本日放送済み


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「辺野古裁判」の報道 メディアによってこんなに違う!

2016-09-18 08:44:40 | 日記


http://the-liberty.com/article.php?item_id=11931

福岡高裁那覇支部は16日、翁長雄志・沖縄県知事が、基地が移設される予定の辺野古沿岸部の埋め立てへの承認を取り消した行為を、「違法」だとする判決を出した。

2013年に仲井真弘多・前知事が埋め立てを承認していたにもかかわらず、翁長氏は知事に就任後、2015年10月に承認を取り消した。

政府はこれを、「アメリカからの信頼を失いかねない国益を損なう行為」とし、翁長氏に承認取り消しを撤回するよう再三求めた。しかし、同氏は応じなかった。結局、争いは法廷に持ち込まれた。

大手6紙はこの問題を1面で大きく取り上げ、さらに複数面に渡って詳細に報じている。ここで、各紙の論調を比較してみたい。


◎産経は翁長氏の主張の矛盾を報道

保守色の強い産経新聞は、翁長氏の言動の矛盾を強調する論調だ。翁長氏は、県内にある米海兵隊の倉庫群や訓練所などの工事や移設計画には、推進の立場を取っている。同紙は、辺野古移設だけに反対を続ける翁長氏の一貫性のなさを指摘した。


◎読売・日経は中立を意識

読売新聞と日経新聞の2紙は、賛成派・反対派両方の県民の意見を載せ、中立的だ。ただ、読売新聞は「翁長知事の違法が認定された」とする社説を載せるなど、移設に賛成寄りでもある。


◎朝日・毎日・東京は翁長知事目線

これに対して朝日新聞は、翁長知事が判決後の会見で語った「判決を受け入れがたい」とする姿勢についてフォーカスして報じている。判決が法律論のみならず、移設計画の妥当性にまで踏み込んだことを挙げ、政府や判決の妥当性を疑問視する、沖縄大学長や山梨学院大の教授の声も載せている。

毎日新聞も、「『民意は揺るがぬ』県敗訴 反対派、闘い継続」と見出しを打ち、あたかも沖縄県民全体が移設に反対しているかのような報じ方をした。

東京新聞は、さらに強い政府への批判を展開している。1面に「県民切り捨て国策追認 協議も軽視」と見出しを掲載。全体的に、政府が沖縄県民の心情に全く配慮せず、地方自治体の意見にも耳を貸さなかったという論じ方だ。


◎沖縄二紙も司法を批判

沖縄の地元2紙の報じ方も興味深い。

琉球新報は、「司法、政府に従属」「地方自程遠く」と見出しをつけ、政府のやり方を「法より軍事優先」と批判している。

沖縄タイムスも、「きしむ司法の信頼」という見出しで、沖縄では政府と国会、司法の三権は分立していないと指摘。

どちらも10面ほど紙面を割き、大々的に報じている。


◎正しく判断をするために

大手6紙に加えて、沖縄の2紙、計8紙を比較したが、同一の事案であっても、媒体によって、取り上げる情報が大きく異なることが分かる。

ただ、移設賛成派の声を取り上げず、あたかも県民全体が移設反対であるかのように報じるのは問題であろう。これこそ、国民の「知る権利」を阻害していると言える。
メディアの「報道する自由」が主張されることが多いが、メディアが「報道しない権利」を乱用していることも看過できない。

情報を受ける側として、発信元の特性を理解し、「何を報道して、何を報道していないのか」「情報のどの部分にクローズアップしているのか」を考える必要がある。(片)

【関連記事】
2016年8月10日付本欄 尖閣で挑発する中国船 沈黙する翁長知事に「なぜ抗議しない?」の要請文
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11764

2016年6月21日付本欄 沖縄で県民大会 本当に"県民"の意思なのか?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11494



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自殺予防を喚起 本当に人の心を救うものとは何か。逆境を乗り越える「考え方の鍵」

2016-09-18 08:38:00 | 日記


http://the-liberty.com/article.php?item_id=11930

9月10日は世界保健機構(WHO)の定める「世界自殺予防デー」だった。それに伴い、日本では16日にかけて「自殺予防週間」が展開された。

国内では、期間中の全国一斉相談、ポスターの配布など、啓発事業や周りの人に助けを求めることの大切さを広めた。各自治体でも、シンポジウムや講演会、交流会などを開催した。

アメリカでも9月5日〜11日にかけて「自殺予防週間」を設けており、自殺予防のリボンマークをSNSのプロフィールに設定するなどを呼び掛け、市民に自殺予防を喚起した。


◎人生の意味を知ることで、自殺を踏みとどまる

毎年2万人以上の人が自殺で亡くなり、20歳以上の4人に1人が本気で自殺をしたいと考えたことがある、「自殺大国」日本において、自殺予防のための施策は重要だ。

実は、自殺を防ぐためには、人生の本当の意味を知ることが不可欠である。

大川隆法・幸福の科学総裁は、人生の意味について次の様に説いている。

「幸福の科学では、『人生は一冊の問題集であり、その問題集は、各人が努力して解かねばならないものだ』と説いています。みなさん一人ひとりが問題集を持っていて、その問題集は自分で解かなければならないのです」(『常勝思考』より)


◎不完全を受け入れる

人生とは各人に与えられた一冊の問題集であり、各々に与えられた問題を解いていくことが人生の目的である。しかし、人生の諸問題と向き合うなかで、「自分にはこの問題を解くことはできない」と思うこともあるかもしれない。

そのような時には、「不完全な自分を受け入れる」ことも大切だ。

「結局、「不完全な世の中」に「不完全な人間」が生きているのです。この事実を認め、それを受け入れなければなりません。不完全な世の中に、不完全な人間が生きていながらも、そのなかで、『よりよき人生を生きる』ということを選び取っていかなければならないのです。これが人生の意味の一つなのです」(『未来の法』)

人間の本質は魂であり、何度も地上の生まれてきては、様々な環境で自らの魂を磨いている存在である。この事実を知ることと共に、完璧主義であることをやめることが必要だ。

逆境を乗り越える「考え方の鍵」

幸福の科学グループの「自殺防止サイト あなたに贈る真理の言葉」には、様々な人生の苦難を乗り越えた人たちの体験談が載っている。

中には、「リストラ、借金、自殺未遂を経験した人」や「両親を焼身自殺で失った人」など、壮絶な人生の中から心くじけそうになった人たちが苦しみをいかに乗り越えたかが書かれている。「もう生きていくのは無理だ」と思ってしまうような苦難を、考え方を変えることで乗り越えた姿には勇気を与えられる。

苦しみは、いつかは過ぎ去っていくものだと知り、「より良い人生を生きよう」と思うことで道が開ける。今、孤独に悩み苦しんでいる方にも、苦難困難を乗り越え、生きていく方法があるということをお伝えしたい。(片)

【関連サイト】
「自殺防止サイト あなたに贈る真理の言葉」
http://withyou-hs.net/

【関連書籍】
2015年9月9日付本欄 世界自殺防止デー 苦しみや悲しみは心を磨くためにある
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10149

2014年4月号記事 「自殺を減らそう!キャンペーン」11周年 - Happy Science News - The Liberty 2014年4月
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7404


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プーチンの手土産で、衆院1月解散?

2016-09-18 08:00:17 | 日記

http://the-liberty.com/article.php?item_id=11929


永田町で、「来年1月に衆議院が解散されるのではないか」という説が強まっています。17日付日経新聞が報じています。

最大の理由は、年末にプーチン大統領が来日すること。そこで北方領土問題についての交渉が進み、何らかの成果が出た直後、首相が「こんな安倍政権、いかがですか?」と選挙を行うという観測です。

確かに、最近の安倍政権がアピールできる成果があるとすれば、対ロシア外交くらいかもしれません。参院選で散々アピールしたアベノミクスに関しては、「消費支出が5カ月連続下がる」「日銀の金融緩和も限界」という状況です。

実際、麻生太郎副総理・財務相は8月、若手議員に「(1月解散に向けて)準備しておけ」と語ったと言われています。

⇒もちろん、北方領土問題の前進をきっかけに、ロシアとの友好関係を強化することは、国益上重要です。もし成功したなら、安倍政権は一定の評価をなされてしかるべきです。

しかし、安倍首相が「選挙のためのどうしても今年中に交渉を進展させたい」と焦っていれば、ロシア側に足元を見られる可能性もあります。強碗のプーチンなら、「短期的な外交成果を"与える"ために、長期的にロシアの国益にはなるが、日本の国益にならない条件を飲ませる」くらいのことは考えるでしょう。注意が必要です。

また、衆院選の"選挙準備"として、バラまき型の政策が増えてくる可能性もあります。有権者には、冷静な目が求められるでしょう。

【関連記事】
2016年8月31日付本欄 プーチン大統領が12月に訪日 意思決定をしないと国が危うくなる
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11873


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福岡6区の衆院補選 幸福実現党・西原ただひろ氏が出馬会見

2016-09-17 09:25:05 | 日記


http://the-liberty.com/article.php?item_id=11927

九州の中で最も経済規模が大きく、人口も多い福岡。ユニットバスを初めて発売したTOTOの本社も、世界最大手タイヤメーカーのブリジストンの創業地も、福岡にある。

福岡は、朝鮮半島や中国大陸との距離も近い。韓国・釜山までは約220キロメートル、中国・上海までは約900キロメートル。東京までの距離は、上海までの距離とほぼ同じだ。

そのため古くから、他国との交易がさかんに行われてきた。7世紀後半には、他国との外交や防衛の拠点として、福岡に大宰府が設置され、13世紀には、元寇に備えて約20キロメートルにも及ぶ防塁が築かれた。まさに、国防の地といえる。

その福岡6区の衆院補選に出馬するのが、幸福実現党の西原ただひろ氏だ。この補選は、鳩山邦夫元総務相の死去によるもので、10月11日に告示、23日に投開票される。

西原氏は20年もの間、幸福の科学の職員として、多くの人の人生相談を受け、貧しさや病気、人間関係のトラブルなどの悩みを解決してきた。西原氏は15日、福岡県庁で記者会見を開き、「政治による幸福の実現を併せ持って、国民の皆様に幸福を味わっていただきたいと思い、出馬を決意いたしました」と出馬表明した。

西原氏が掲げる主要政策は、(1)自分の国は自分で守る、(2)規制緩和で日本を元気に、(3)社会貢献で生きがいを、(4)政治を国民の手に取り戻そう、(5)心の悩み解決から、家族・職場の幸福実現へ、の5つだ。

西原氏は会見で、(1)の国防について、「憲法9条の改正と、核装備をして、国を守らなければ、(北朝鮮の)脅しに屈してしまいます」と指摘。(2)の規制緩和については、「もっと自由な発展ができるよう、減税を含む規制緩和に取り組んでまいります」と述べた。

(3)の社会貢献については、「シニア世代が増えていきますので、75歳くらいまでは働ける生き方、生涯現役を打ち出して、その環境を整えてまいりたいと思います」と訴えた。

北朝鮮は、5回目となる核実験を行い、中国軍艦が尖閣諸島周辺の接続水域を航行した。こうした状況を見ると、日本全体の防衛体制の確立は急務だ。国防の地・福岡から西原氏が出馬したのは、この切迫した状況と無関係ではあるまい。

こうした国々から脅しや侵略を受け、日本国民が不幸に陥る事態は避けなければならない。人が苦しむことを放っては置けない西原氏だからこそ、そうした事態を避けるための政治を行ってくれることだろう。

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