朝日新聞デジタル日本株の売りが止まらない。海外の主要市場がいったん落ち着きをみせるなか、日経平均株価は12日も値を下げ、年初から6営業日続けての下落となった。中国経済の減速懸念と円高、原油安が重しとなり、反転のきっかけをなかなかつかめないでいる。
「底値がいつ来るのか分からない。混乱している」。東京都内の運用会社で働くファンドマネジャーは、「6連敗」の相場に困惑しきりだった。
11日は米国のダウ工業株平均が上昇し、12日は中国・上海総合株価指数が反発。日本時間の同日夕に始まった欧州市場も全面高で推移し、年明け2週目に入っても下げ止まらない日本株の「一人負け」が鮮明になった。
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