マスコミ界のグランド・マスターに幸福実現党のホープ3人が挑む
田原総一朗氏と幸福の科学の関係は、意外と深い。
1991年3月、幸福の科学が宗教法人格を取得し、日本全国で大伝道を繰り広げている時期から、週刊誌をはじめとする嵐のようなマスコミの攻撃が続いた。中でも悪質だった週刊「フライデー」の発行元である講談社に対して同年9月、幸福の科学の信者たちが抗議デモや署名運動を行い、マスコミ改革の火ぶたを切った。
そして9月28日深夜の「朝まで生テレビ」で幸福の科学の幹部らと、オウム真理教の麻原彰晃教祖と幹部らが討論。この「朝生」の司会で名を馳せていたのが田原氏だ。ここからテレビも巻き込んでの宗教対マスコミ、宗教同士の対決がヒートアップした。
そんな中、10月27日、「サンデープロジェクト」に大川隆法主宰(当時)が電撃出演。田原氏と息詰まる言論戦を演じて、視聴率がどんどん跳ね上がり、予定を延長して1時間ぶち抜きで対談が続いた。
当時、田原氏は飛ぶ鳥を落とす勢いで、政治家の誰もが「サンプロ」に出演するのは嫌がっていたほど。その田原氏を向こうにして顔色も変えずに渡り合った当時35歳の大川主宰の力量に日本中の人々が目を見張った。そして、このテレビ対談を境に、マスコミの幸福の科学への攻撃はピタッと収まったのだ。マスコミ各社が「あの田原氏に論戦で勝った大川主宰は畏るべし」と一斉に兵を引いたことが分かる。
今回の霊言では、この伝説的な「サンデープロジェクト」での田原氏との言論戦について、大川総裁が「秘話」を明かしている。
幸福実現党に対してマスコミは、「政党要件を満たさない」という理由でまともに扱わない状況だが、議席を得ればマスコミからの攻撃が始まることが予想される。最も強力な太刀さばきを見せる田原氏の守護霊と手合せすることで、マスコミ各社への「予行演習」をするとともに、マスコミに対しても幸福実現党への判断材料を与えるのも、今回のバーチャル対談の目的だ。
なお、「守護霊」とは各人に必ず一人ついている、その人自身の「過去世」の霊である。「潜在意識」と呼ばれているのもこの守護霊の意識であり、その人の心の底で考えている「本心」でもある。
田原氏の過去世は、すでにサンプロ対談の時に大川主宰から、戦国の世に柳生新陰流の祖として勝ち抜き、江戸幕府の剣術指南役への道を開いた剣の達人、柳生石舟斎(1527~1606年)であると明かされている。そしてこの石舟斎が田原氏の守護霊を務めていて、考え方はほとんど本人と同じであるという。
当代一の「剣豪」が現代に出てくると、「言論戦の達人」になるという一例だろう。
一番勝負――米国共和党顧問の饗庭直道が「マスコミの裏事情」を聞き出す
対する幸福実現党ホープの一番手は、饗庭直道(あえば・じきどう)氏(46歳)。現在は党の広報本部長だが、2009年5月の同党の立党時の党首でもあった。「ザ・リバティ」創刊時のメンバーの一人でもある。
饗庭氏は、2011年12月以降、米国共和党顧問(アジア担当)という要職にも就いている。この共和党顧問就任の経緯は『「アエバる男」となりなさい――PRできる日本へ』(大川隆法著)に詳しいが、単身で米国共和党の勉強会に乗り込み、カタ言の英語で堂々と日本の現状や幸福実現党の主張を言ってのけ、その力量を買われて共和党顧問に就任したという「大物」である。
同書のまえがきで大川総裁はこう評している。「(饗庭氏は)日本人離れした人である。そうでなければ『超日本人』と言ってもよいだろう」「きっとこの国を背負って立つ、有力な人材になってくれることだろう」
その饗庭氏は弱冠24歳の頃に「朝生」の幸福の科学応援席の一人として出演、田原氏からも一目置かれている。22年ぶりの「再会」は、どのような丁々発止となったのだろうか?
饗庭 最近は幸福実現党については、どんなふうにご覧いただいていますか?
田原守護霊 いや、実に、君らは面白いよ。今、マスコミは、大阪の橋下市長をつかまえて“獲物”にしようと思ってるけど、飽きてきつつあるから、“次の獲物”は君たちだ。マスコミの主流はね、「ぜひとも議席を取っていただき、ぜひとも、政党の一部に加わっていただき、ぜひとも、袋叩きにできる対象になっていただきたいと、君たちの“幸福”を願っている人がほとんどだよ。
このように、当初は持ち前の攻撃的な話法で応じようとした田原氏守護霊だが、饗庭氏は、相手の懐に深く入り込む「技」で田原氏守護霊の警戒を解いていく。たとえばこんな具合だ。
饗庭 そういえば、田原先生はAKBのファンと伺ったのですが。
田原守護霊 ファンじゃなくて、大好きなだけですよ(会場笑)。
この「懐に飛び込む作戦」が功を奏したのか、田原氏守護霊は「マスコミの裏事情を話しようか?」と、マスコミ界の本音の一端を明かしていく……。
二番勝負――猛女・釈量子が「マスコミの責任」を問う
幸福実現党ホープの二番手は党の女性局長を務める釈量子(しゃく・りょうこ)氏(43歳)。大手企業勤務を経て、宗教法人幸福の科学に奉職。「ザ・リバティ」編集部にも在籍していた。
彼女のニックネームは「猛女」。この由来は、『猛女対談――腹をくくって国を守れ』(大川隆法著)の中で、釈氏が「政治家なら『暗殺覚悟』でいかないといけません」と言うのを聞いた大川総裁が、当初は『美女対談』の予定を『猛女対談』に変更したことによる。
実際、釈氏の猛女ぶりはすごい。思い込んだら一直線、わき目も振らず目標に突進する。今回の対決でも、相手が剣豪・田原氏守護霊だからといって全く臆することなく、強烈なタックルを仕掛けていく。たとえば、こんな感じだ。
釈 あなたはマスコミ界のグランド・マスターなんですから、もうちょっとまともなことをおっしゃってください!
田原守護霊 うわ! 猛女炸裂(会場笑)。いい(拍手する)。やっと出てきた。面白い、面白い。もっと言え。さあ、もっと来い。
釈 もう七十九歳でいらっしゃるんですから、これからの日本について心配ではないですか。
田原守護霊 私(本人)が死ぬまでの間だけが心配です。
釈 そういう方に、日本の国について語る資格はないと思います。
田原守護霊 僕らは、いちおう、本を読んだりさあ、そういう情報分析をするプロなのよ。だから、「大川さんが発信しているものが、どのレベルか」なんていうのは、とっくに分かってるのよ。君らより、よく分かってるのよ。ただ、そういう本音を言わないで仕事をするのが、大人なんだよ。
釈 でも、そういう「大人の姿勢」で、本音を言わないままで、よいのですか。
田原守護霊 うーん……。
その後、討論は「宗教と政治、マスコミの関係」や「中国、北朝鮮をどう見るか」「マスコミは幸福の科学をどう見ているか」など興味深いテーマに進む。田原氏守護霊の「いなし」と、猛女の「突進」と、どちらに軍配が上がるか?
三番勝負――国際派の及川幸久が日本の「歴史認識」について突っ込む
最後に幸福実現党ホープとして登場したのは及川幸久(おいかわ・ゆきひさ)氏(52歳)。米国メリルリンチ社で国際金融マンとして活躍し、幸福の科学でも国際局長、現在も党の外務局長と、文字通りの「国際派」。アメリカ在住経験が長く英語はペラペラ。しかし信条は「祖国・日本が戦後失った『信仰』と『国家』を取り戻す」という、根っからのサムライである。
今回の田原氏守護霊との対決でも、朝日系のウィークポイントとも言える第二次大戦の日本が「侵略戦争」を仕掛けたとする論調に対して、真っ向から論戦を仕掛けていく。
及川 「先の戦争は、日本の侵略戦争である」ということを繰り返し言われているようですが。
田原守護霊 朝日から飯の種をもらってた者としては、基本的にはそうだし、マスコミとして、それは正しい態度なんだよ。
及川 今、世界のなかで、日本の評価が世界でどんどんと貶められている原因の一つに、マスコミをはじめとする多くの日本人が、自ら、「先の大戦は侵略戦争であった」と認めていることがあると思います。
田原守護霊 今、認めてるんじゃないのよ。昭和二十年に世界が認めた。世界も日本も認めたのよ。
及川 いや。東京裁判で日本は認めていませんよ。少なくとも東條英機は、「侵略戦争ではない」と言っています。
その後、「天皇制と大統領制」についても討論を交わし、戦後日本の背負ってきた負の遺産について、田原守護霊の本心を引き出そうとする。理論的に攻める及川氏に、田原氏守護霊は時に「極論」とも言える言葉ではぐらかした。
番外編――グランド・マスターが「マスコミの隠された本心」を語る
3人と一通り「手合せ」した後で、田原氏守護霊はまだ話し足りなさそうな様子。そして、おもむろに「本心」を語り出した。
田原守護霊 いや、君な。マスコミには、二重、三重、四重、五重と、何重にも底があるから……。
最後に出てきたのは、「マスコミ界のグランド・マスター」だけが知る、驚くべきマスコミの「隠された本心」の部分。そして意外にも「大川総裁への感謝」の言葉だった。
田原総一朗氏と幸福の科学の関係は、意外と深い。
1991年3月、幸福の科学が宗教法人格を取得し、日本全国で大伝道を繰り広げている時期から、週刊誌をはじめとする嵐のようなマスコミの攻撃が続いた。中でも悪質だった週刊「フライデー」の発行元である講談社に対して同年9月、幸福の科学の信者たちが抗議デモや署名運動を行い、マスコミ改革の火ぶたを切った。
そして9月28日深夜の「朝まで生テレビ」で幸福の科学の幹部らと、オウム真理教の麻原彰晃教祖と幹部らが討論。この「朝生」の司会で名を馳せていたのが田原氏だ。ここからテレビも巻き込んでの宗教対マスコミ、宗教同士の対決がヒートアップした。
そんな中、10月27日、「サンデープロジェクト」に大川隆法主宰(当時)が電撃出演。田原氏と息詰まる言論戦を演じて、視聴率がどんどん跳ね上がり、予定を延長して1時間ぶち抜きで対談が続いた。
当時、田原氏は飛ぶ鳥を落とす勢いで、政治家の誰もが「サンプロ」に出演するのは嫌がっていたほど。その田原氏を向こうにして顔色も変えずに渡り合った当時35歳の大川主宰の力量に日本中の人々が目を見張った。そして、このテレビ対談を境に、マスコミの幸福の科学への攻撃はピタッと収まったのだ。マスコミ各社が「あの田原氏に論戦で勝った大川主宰は畏るべし」と一斉に兵を引いたことが分かる。
今回の霊言では、この伝説的な「サンデープロジェクト」での田原氏との言論戦について、大川総裁が「秘話」を明かしている。
幸福実現党に対してマスコミは、「政党要件を満たさない」という理由でまともに扱わない状況だが、議席を得ればマスコミからの攻撃が始まることが予想される。最も強力な太刀さばきを見せる田原氏の守護霊と手合せすることで、マスコミ各社への「予行演習」をするとともに、マスコミに対しても幸福実現党への判断材料を与えるのも、今回のバーチャル対談の目的だ。
なお、「守護霊」とは各人に必ず一人ついている、その人自身の「過去世」の霊である。「潜在意識」と呼ばれているのもこの守護霊の意識であり、その人の心の底で考えている「本心」でもある。
田原氏の過去世は、すでにサンプロ対談の時に大川主宰から、戦国の世に柳生新陰流の祖として勝ち抜き、江戸幕府の剣術指南役への道を開いた剣の達人、柳生石舟斎(1527~1606年)であると明かされている。そしてこの石舟斎が田原氏の守護霊を務めていて、考え方はほとんど本人と同じであるという。
当代一の「剣豪」が現代に出てくると、「言論戦の達人」になるという一例だろう。
一番勝負――米国共和党顧問の饗庭直道が「マスコミの裏事情」を聞き出す
対する幸福実現党ホープの一番手は、饗庭直道(あえば・じきどう)氏(46歳)。現在は党の広報本部長だが、2009年5月の同党の立党時の党首でもあった。「ザ・リバティ」創刊時のメンバーの一人でもある。
饗庭氏は、2011年12月以降、米国共和党顧問(アジア担当)という要職にも就いている。この共和党顧問就任の経緯は『「アエバる男」となりなさい――PRできる日本へ』(大川隆法著)に詳しいが、単身で米国共和党の勉強会に乗り込み、カタ言の英語で堂々と日本の現状や幸福実現党の主張を言ってのけ、その力量を買われて共和党顧問に就任したという「大物」である。
同書のまえがきで大川総裁はこう評している。「(饗庭氏は)日本人離れした人である。そうでなければ『超日本人』と言ってもよいだろう」「きっとこの国を背負って立つ、有力な人材になってくれることだろう」
その饗庭氏は弱冠24歳の頃に「朝生」の幸福の科学応援席の一人として出演、田原氏からも一目置かれている。22年ぶりの「再会」は、どのような丁々発止となったのだろうか?
饗庭 最近は幸福実現党については、どんなふうにご覧いただいていますか?
田原守護霊 いや、実に、君らは面白いよ。今、マスコミは、大阪の橋下市長をつかまえて“獲物”にしようと思ってるけど、飽きてきつつあるから、“次の獲物”は君たちだ。マスコミの主流はね、「ぜひとも議席を取っていただき、ぜひとも、政党の一部に加わっていただき、ぜひとも、袋叩きにできる対象になっていただきたいと、君たちの“幸福”を願っている人がほとんどだよ。
このように、当初は持ち前の攻撃的な話法で応じようとした田原氏守護霊だが、饗庭氏は、相手の懐に深く入り込む「技」で田原氏守護霊の警戒を解いていく。たとえばこんな具合だ。
饗庭 そういえば、田原先生はAKBのファンと伺ったのですが。
田原守護霊 ファンじゃなくて、大好きなだけですよ(会場笑)。
この「懐に飛び込む作戦」が功を奏したのか、田原氏守護霊は「マスコミの裏事情を話しようか?」と、マスコミ界の本音の一端を明かしていく……。
二番勝負――猛女・釈量子が「マスコミの責任」を問う
幸福実現党ホープの二番手は党の女性局長を務める釈量子(しゃく・りょうこ)氏(43歳)。大手企業勤務を経て、宗教法人幸福の科学に奉職。「ザ・リバティ」編集部にも在籍していた。
彼女のニックネームは「猛女」。この由来は、『猛女対談――腹をくくって国を守れ』(大川隆法著)の中で、釈氏が「政治家なら『暗殺覚悟』でいかないといけません」と言うのを聞いた大川総裁が、当初は『美女対談』の予定を『猛女対談』に変更したことによる。
実際、釈氏の猛女ぶりはすごい。思い込んだら一直線、わき目も振らず目標に突進する。今回の対決でも、相手が剣豪・田原氏守護霊だからといって全く臆することなく、強烈なタックルを仕掛けていく。たとえば、こんな感じだ。
釈 あなたはマスコミ界のグランド・マスターなんですから、もうちょっとまともなことをおっしゃってください!
田原守護霊 うわ! 猛女炸裂(会場笑)。いい(拍手する)。やっと出てきた。面白い、面白い。もっと言え。さあ、もっと来い。
釈 もう七十九歳でいらっしゃるんですから、これからの日本について心配ではないですか。
田原守護霊 私(本人)が死ぬまでの間だけが心配です。
釈 そういう方に、日本の国について語る資格はないと思います。
田原守護霊 僕らは、いちおう、本を読んだりさあ、そういう情報分析をするプロなのよ。だから、「大川さんが発信しているものが、どのレベルか」なんていうのは、とっくに分かってるのよ。君らより、よく分かってるのよ。ただ、そういう本音を言わないで仕事をするのが、大人なんだよ。
釈 でも、そういう「大人の姿勢」で、本音を言わないままで、よいのですか。
田原守護霊 うーん……。
その後、討論は「宗教と政治、マスコミの関係」や「中国、北朝鮮をどう見るか」「マスコミは幸福の科学をどう見ているか」など興味深いテーマに進む。田原氏守護霊の「いなし」と、猛女の「突進」と、どちらに軍配が上がるか?
三番勝負――国際派の及川幸久が日本の「歴史認識」について突っ込む
最後に幸福実現党ホープとして登場したのは及川幸久(おいかわ・ゆきひさ)氏(52歳)。米国メリルリンチ社で国際金融マンとして活躍し、幸福の科学でも国際局長、現在も党の外務局長と、文字通りの「国際派」。アメリカ在住経験が長く英語はペラペラ。しかし信条は「祖国・日本が戦後失った『信仰』と『国家』を取り戻す」という、根っからのサムライである。
今回の田原氏守護霊との対決でも、朝日系のウィークポイントとも言える第二次大戦の日本が「侵略戦争」を仕掛けたとする論調に対して、真っ向から論戦を仕掛けていく。
及川 「先の戦争は、日本の侵略戦争である」ということを繰り返し言われているようですが。
田原守護霊 朝日から飯の種をもらってた者としては、基本的にはそうだし、マスコミとして、それは正しい態度なんだよ。
及川 今、世界のなかで、日本の評価が世界でどんどんと貶められている原因の一つに、マスコミをはじめとする多くの日本人が、自ら、「先の大戦は侵略戦争であった」と認めていることがあると思います。
田原守護霊 今、認めてるんじゃないのよ。昭和二十年に世界が認めた。世界も日本も認めたのよ。
及川 いや。東京裁判で日本は認めていませんよ。少なくとも東條英機は、「侵略戦争ではない」と言っています。
その後、「天皇制と大統領制」についても討論を交わし、戦後日本の背負ってきた負の遺産について、田原守護霊の本心を引き出そうとする。理論的に攻める及川氏に、田原氏守護霊は時に「極論」とも言える言葉ではぐらかした。
番外編――グランド・マスターが「マスコミの隠された本心」を語る
3人と一通り「手合せ」した後で、田原氏守護霊はまだ話し足りなさそうな様子。そして、おもむろに「本心」を語り出した。
田原守護霊 いや、君な。マスコミには、二重、三重、四重、五重と、何重にも底があるから……。
最後に出てきたのは、「マスコミ界のグランド・マスター」だけが知る、驚くべきマスコミの「隠された本心」の部分。そして意外にも「大川総裁への感謝」の言葉だった。