9月 9日 (土)
ついにこの日が来た。白峰三山縦走⛰⛰⛰
白峰三山とは、南アルプスの北岳〜間ノ岳〜農鳥岳をいう。
日本百名山、標高第2位の北岳と、第3位の間ノ岳の頂を踏み、二百名山の農鳥岳の頂へ縦走する二泊三日の山行だ。
山の会へ入って1年3ヶ月の私には、まだ早いかと思っていた白峰三山縦走。
でも、先週末の高妻山を歩けたら、そして翌日の体調に問題がなかったら参加しようと決めていた白峰三山縦走。
高妻山も楽しく安全に歩く事ができ、翌日の体調も問題なかった。
よし!行くぞ!
3時半 市役所集合、出発
山の会Bのメンバー4人(男性1人・女性3人)で行く。
7・15奈良田着。ここからはマイカー規制。
バスで広河原へ向かう
7時30分発の始発に間に合うも、途中「丸山林道入り口」で、さらに10人乗せるため10分ほどのロスタイム。シーズンなんだからさぁ、増発してよー
6:30 広河原。
今日は、土曜日。
この夏、天気不安定で山へ行けなかった山人たちが、今週末は逃さないぞ!と、集まった感じ。
トイレを済ませ、ストレッチをしっかりやって、さぁ、行こう❗️
1日目のルート〈広河原〜北岳〜北岳山荘〉
広河原からガスがかかった北岳が見える。
案内図でルートを確認
野呂川にかかる吊り橋を渡って、
6:55 北岳登山口
沢沿いの道を歩く。
山道にアルプスの天然水が流れる。
50分ほど歩くと、北岳がスクッと姿を現した。
あのてっぺんを踏むわョ❣️
と、ここでアクシデント!(◎_◎;)!
Hさん、転倒‼️石につまづき左膝を打った。寝不足と高山病が原因らしい。高妻山では、あんなに快調だったHさん、今日は調子が良くなさそうだ。
少しザックを軽くしようと、Hさんの荷物をリーダーのザックへ移す。
左膝にスパッツの上から痛み止めのスプレーをし、Hさんは大丈夫だと言う。
でも、歩くと体が左右に揺れている。膝は痛いはずだ。でも、ひと言も不調を訴えない。
キツリフネ
ダケカンバの森を歩く。
大樺沢二俣まで、あと1時間。
岩がゴロゴロしてくる。
キタダケトリカブト
サラシナショウマとキオンの向こうに北岳⛰
森を抜けると雪渓が見えた。
歩き始めて2時間。この沢で休憩する人が多い。
ここを左へ行けば「ハ本歯のコル」ヤバいルートらしい。でも、北岳のバットレスが見えるそうだ。
私たちもここでひと休み。
タカネグンナイフウロ
ミヤマハナシノブ
9:10大樺沢二俣。バイオトイレがある🚻
ハクサンフウロ
ヤマホタルブクロの紫が濃い。
10:15 雪渓の横まで上がってきた。
植生保護柵の向こうにお花畑が広がる。
カワラナデシコ
ヤマハハコ
コウメバチソウ
振り返ると鳳凰三山⛰⛰⛰
この秋に行くからね👋
スッキリとした草原に出る。
秋の山道を彩るナナカマド
アザミだって負けていない。
どこまでも青い空の下を登りつめると、
11:30「小太郎尾根分岐」
背後に南アルプスの女王、仙丈ケ岳がドーン⛰
ここで、昼食🍙
南アルプスの貴公子、甲斐駒ケ岳もよく見える⛰
相変わらず色白ね♡だけど手強い男だったヮ!
30分のランチタイムをとり、
12:00 肩ノ小屋へ向かう。
ここは、「肩ノ小屋北陵線」
清々しい稜線を気持ちよく歩く
トウヤクリンドウ
生ビールまで、あと3分❣️
12:45「肩ノ小屋」は、大賑わい
ここは、「北岳の肩 」3000m。
高山病で体調を崩したHさんは、15分ほど仮眠をとる💤
水は1リットル100円なり。
温かい物が飲みたくなったから、
ホットミルクで、ホッとする。
少し甘めで疲れた体にしみわたる500円は高いけどな。
25分の休憩をとり、Hさんの体調は大分良くなったようだ。
13:10再び北岳を目指して歩き始める。
13:25 両俣小屋分岐
後ろの2人との間が徐々に開いていく。少しでもフラつけば、右の谷へ落ちてしまう。
「僕が後の2人をフォローするから、先に行って。」と、リーダーは下って行った。
よし!今日はリーダーから、ちゃんとお許しが出た。私が先頭を切るのか!
お言葉に甘えて先に行かせてもらう。
気持ちは迅るが、ココはひとつ落ち着いて、一歩一歩確実に進もう💪
ガスがかかる あの三角ピークが山頂か?
違った💧
来た道をしみじみと振り返る。よく頑張って来たよ。あと少しで北岳だよ
山頂への最後の稜線。山頂に多くの人が見える。
13:45 北岳山頂🙌
日本で2番目に高い山。標高3193m。日本百名山(そりゃそーだ)
⤴︎さっき肩ノ小屋で写真を撮ってあげた青年がいたので、アイコンタクトするだけで写真を撮ってくれた。
三角点にタッチ🤚三角点には「白根山」と、ある。
お地蔵さまに、北岳で滑落死した叔父の冥福を祈る🙏
すぐさまザックを山頂に置いて、仲間の所まで下る。
Hさんのザックを背負い、再び4人で山頂を踏む🙌
山頂の岩陰にはタカネビランジが可憐に咲いている。こんな高い所で健気に咲く白い花に疲れを癒される♡
イワベンケイ越しに深い山並み⛰⛰⛰
私は山に来ると無になる。
何も考えられない。
ただただ、ここに来た者にしか味わえない風景に溶け、言葉にならない想いに胸を熱くする
14:30
北岳山頂からの景色を十分に味わったから、北岳山荘を目指して、天空ロードを歩こう
14:55 吊尾根分岐
北岳山荘の赤い屋根までは、この岩稜帯を越して行く。
赤い屋根が近くなる。
草もみじと、トウヤクリンドウ
草もみじと、ハイマツのコントラストも美しい
15:55 北岳山荘 到着
黒川紀章デザインのシンプルかつモダンな山小屋。
ようこそ北岳山荘へ
チェックイン
ああ〜〜ん😢生ビール売り切れ🍺💦なんてこった!(◎_◎;)!
今夜の寝ぐらは、デザインのモダンさが仇となり、天井が低い👎何度、頭をぶつけた事か💧
二枚の布団に3人。
ザックを置く所がないから、廊下へ置く。
夕食まで時間があるから、外のベンチで祝杯をあげる🍺🎉
テン場。自炊のいい匂いがしてくる♡
17:50 夕食🍚
ご飯の上のちりめんじゃこは、お料理上手なHさんの差し入れ♡ご馳走さまです🙏
と、お向かいにナイスガイな外国人
ナイスミーチュー、ホエア アー ユー フロム?と、小学生レベルの英語で話しかけてみた。
「名古屋カラ、キマシタ。フランスジンデス。」と、日本語がとても上手👏
お箸の持ち方も上手👏
お皿を見ると、鯖の味噌煮だけ残してる。鯖は苦手か?と、思っていたら、「コノ、サカナ、ナンデスカ?」
鯖の味噌煮ですよと、伝えると、「アハ〜ン。」「オイシイ♡」と、食べ始めた。
付け合わせのおかずを先に食べて、メインの魚料理は最後に食べるのか?
フレンチスタイル?と、聞くと、「ウイ♡」だって。面白いね。山小屋の夕食もフレンチになっちゃうよ🇫🇷
左のナイスガイの胸筋が見事なので、クールなマッスルねと言うと、クライミングをやってるとの事。最近、筋肉が気になってしょうがない私(笑)
思わぬ出会いに会話がはずむ
日本語が上手なフランス人だからね(笑)
食後、バッジは売り切れだったから、バンダナを買う。
8:00 消灯
北岳までの美しくとも険しかった道のりと風景。
そして、北岳の頂を踏んだ感激を噛みしめながら、おやすみなさい🌙
明日は、間ノ岳、農鳥岳が待っている
〈記録〉広河原〜北岳〜北岳山荘(休憩を除く)
標準タイム : 7時間 15分
自己タイム : 7時間 30分
⛰ つづく ⛰
ついにこの日が来た。白峰三山縦走⛰⛰⛰
白峰三山とは、南アルプスの北岳〜間ノ岳〜農鳥岳をいう。
日本百名山、標高第2位の北岳と、第3位の間ノ岳の頂を踏み、二百名山の農鳥岳の頂へ縦走する二泊三日の山行だ。
山の会へ入って1年3ヶ月の私には、まだ早いかと思っていた白峰三山縦走。
でも、先週末の高妻山を歩けたら、そして翌日の体調に問題がなかったら参加しようと決めていた白峰三山縦走。
高妻山も楽しく安全に歩く事ができ、翌日の体調も問題なかった。
よし!行くぞ!
3時半 市役所集合、出発
山の会Bのメンバー4人(男性1人・女性3人)で行く。
7・15奈良田着。ここからはマイカー規制。
バスで広河原へ向かう
7時30分発の始発に間に合うも、途中「丸山林道入り口」で、さらに10人乗せるため10分ほどのロスタイム。シーズンなんだからさぁ、増発してよー
6:30 広河原。
今日は、土曜日。
この夏、天気不安定で山へ行けなかった山人たちが、今週末は逃さないぞ!と、集まった感じ。
トイレを済ませ、ストレッチをしっかりやって、さぁ、行こう❗️
1日目のルート〈広河原〜北岳〜北岳山荘〉
広河原からガスがかかった北岳が見える。
案内図でルートを確認
野呂川にかかる吊り橋を渡って、
6:55 北岳登山口
沢沿いの道を歩く。
山道にアルプスの天然水が流れる。
50分ほど歩くと、北岳がスクッと姿を現した。
あのてっぺんを踏むわョ❣️
と、ここでアクシデント!(◎_◎;)!
Hさん、転倒‼️石につまづき左膝を打った。寝不足と高山病が原因らしい。高妻山では、あんなに快調だったHさん、今日は調子が良くなさそうだ。
少しザックを軽くしようと、Hさんの荷物をリーダーのザックへ移す。
左膝にスパッツの上から痛み止めのスプレーをし、Hさんは大丈夫だと言う。
でも、歩くと体が左右に揺れている。膝は痛いはずだ。でも、ひと言も不調を訴えない。
キツリフネ
ダケカンバの森を歩く。
大樺沢二俣まで、あと1時間。
岩がゴロゴロしてくる。
キタダケトリカブト
サラシナショウマとキオンの向こうに北岳⛰
森を抜けると雪渓が見えた。
歩き始めて2時間。この沢で休憩する人が多い。
ここを左へ行けば「ハ本歯のコル」ヤバいルートらしい。でも、北岳のバットレスが見えるそうだ。
私たちもここでひと休み。
タカネグンナイフウロ
ミヤマハナシノブ
9:10大樺沢二俣。バイオトイレがある🚻
ハクサンフウロ
ヤマホタルブクロの紫が濃い。
10:15 雪渓の横まで上がってきた。
植生保護柵の向こうにお花畑が広がる。
カワラナデシコ
ヤマハハコ
コウメバチソウ
振り返ると鳳凰三山⛰⛰⛰
この秋に行くからね👋
スッキリとした草原に出る。
秋の山道を彩るナナカマド
アザミだって負けていない。
どこまでも青い空の下を登りつめると、
11:30「小太郎尾根分岐」
背後に南アルプスの女王、仙丈ケ岳がドーン⛰
ここで、昼食🍙
南アルプスの貴公子、甲斐駒ケ岳もよく見える⛰
相変わらず色白ね♡だけど手強い男だったヮ!
30分のランチタイムをとり、
12:00 肩ノ小屋へ向かう。
ここは、「肩ノ小屋北陵線」
清々しい稜線を気持ちよく歩く
トウヤクリンドウ
生ビールまで、あと3分❣️
12:45「肩ノ小屋」は、大賑わい
ここは、「北岳の肩 」3000m。
高山病で体調を崩したHさんは、15分ほど仮眠をとる💤
水は1リットル100円なり。
温かい物が飲みたくなったから、
ホットミルクで、ホッとする。
少し甘めで疲れた体にしみわたる500円は高いけどな。
25分の休憩をとり、Hさんの体調は大分良くなったようだ。
13:10再び北岳を目指して歩き始める。
13:25 両俣小屋分岐
後ろの2人との間が徐々に開いていく。少しでもフラつけば、右の谷へ落ちてしまう。
「僕が後の2人をフォローするから、先に行って。」と、リーダーは下って行った。
よし!今日はリーダーから、ちゃんとお許しが出た。私が先頭を切るのか!
お言葉に甘えて先に行かせてもらう。
気持ちは迅るが、ココはひとつ落ち着いて、一歩一歩確実に進もう💪
ガスがかかる あの三角ピークが山頂か?
違った💧
来た道をしみじみと振り返る。よく頑張って来たよ。あと少しで北岳だよ
山頂への最後の稜線。山頂に多くの人が見える。
13:45 北岳山頂🙌
日本で2番目に高い山。標高3193m。日本百名山(そりゃそーだ)
⤴︎さっき肩ノ小屋で写真を撮ってあげた青年がいたので、アイコンタクトするだけで写真を撮ってくれた。
三角点にタッチ🤚三角点には「白根山」と、ある。
お地蔵さまに、北岳で滑落死した叔父の冥福を祈る🙏
すぐさまザックを山頂に置いて、仲間の所まで下る。
Hさんのザックを背負い、再び4人で山頂を踏む🙌
山頂の岩陰にはタカネビランジが可憐に咲いている。こんな高い所で健気に咲く白い花に疲れを癒される♡
イワベンケイ越しに深い山並み⛰⛰⛰
私は山に来ると無になる。
何も考えられない。
ただただ、ここに来た者にしか味わえない風景に溶け、言葉にならない想いに胸を熱くする
14:30
北岳山頂からの景色を十分に味わったから、北岳山荘を目指して、天空ロードを歩こう
14:55 吊尾根分岐
北岳山荘の赤い屋根までは、この岩稜帯を越して行く。
赤い屋根が近くなる。
草もみじと、トウヤクリンドウ
草もみじと、ハイマツのコントラストも美しい
15:55 北岳山荘 到着
黒川紀章デザインのシンプルかつモダンな山小屋。
ようこそ北岳山荘へ
チェックイン
ああ〜〜ん😢生ビール売り切れ🍺💦なんてこった!(◎_◎;)!
今夜の寝ぐらは、デザインのモダンさが仇となり、天井が低い👎何度、頭をぶつけた事か💧
二枚の布団に3人。
ザックを置く所がないから、廊下へ置く。
夕食まで時間があるから、外のベンチで祝杯をあげる🍺🎉
テン場。自炊のいい匂いがしてくる♡
17:50 夕食🍚
ご飯の上のちりめんじゃこは、お料理上手なHさんの差し入れ♡ご馳走さまです🙏
と、お向かいにナイスガイな外国人
ナイスミーチュー、ホエア アー ユー フロム?と、小学生レベルの英語で話しかけてみた。
「名古屋カラ、キマシタ。フランスジンデス。」と、日本語がとても上手👏
お箸の持ち方も上手👏
お皿を見ると、鯖の味噌煮だけ残してる。鯖は苦手か?と、思っていたら、「コノ、サカナ、ナンデスカ?」
鯖の味噌煮ですよと、伝えると、「アハ〜ン。」「オイシイ♡」と、食べ始めた。
付け合わせのおかずを先に食べて、メインの魚料理は最後に食べるのか?
フレンチスタイル?と、聞くと、「ウイ♡」だって。面白いね。山小屋の夕食もフレンチになっちゃうよ🇫🇷
左のナイスガイの胸筋が見事なので、クールなマッスルねと言うと、クライミングをやってるとの事。最近、筋肉が気になってしょうがない私(笑)
思わぬ出会いに会話がはずむ
日本語が上手なフランス人だからね(笑)
食後、バッジは売り切れだったから、バンダナを買う。
8:00 消灯
北岳までの美しくとも険しかった道のりと風景。
そして、北岳の頂を踏んだ感激を噛みしめながら、おやすみなさい🌙
明日は、間ノ岳、農鳥岳が待っている
〈記録〉広河原〜北岳〜北岳山荘(休憩を除く)
標準タイム : 7時間 15分
自己タイム : 7時間 30分
⛰ つづく ⛰