今回の北海道旅行が決まってから「北海道の山
(山と渓谷社)」と言う本を買った。
パラパラとページをめくっていて、目に飛び込んできたのが、苫小牧市、支笏湖の南側にある樽前山(たるまえさん)の溶岩ドーム🌋
え?たった1時間ほど登っただけで、この光景に出会えるの?
この旅で一番楽しみにしていた樽前山の山歩き
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遅ればせながらの山レポです📝
10月 6日 (水)
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ときどき
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支笏湖で釣りをしている夫を置いて、
美笛キャンプ場から登山口へ 🚐💨
初めての道を1人で走るドキドキ
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登山口への道がダート道でない事を祈りながら走る。まあまあのダート道だった(⌒-⌒; )
キャンプ場から30分ほどで登山口駐車場🅿️
平日なのに10数台ほどの車が停まっていて、人気の山だと分かる。
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8:40 登山口
ルート登山口は、もう七号目。
45分歩けば稜線に出て、あの溶岩ドームに会える
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私の前に登山届けを書いている男性から、
「今、何時ですか?」と、聞かれる。
この方が、山道を歩くペースが私と同じで、
付かず離れずで歩いているうち自然と話をするようになる。
札幌から来たホンダさん。
春のお花の時期と、秋の紅葉の時期の年2回、樽前山に来るそうだ。
樽前山は、とてもいい山だと熱弁された。
ゆるゆると標高を上げる。
振り返ると紅葉の山肌の向こうに支笏湖。パパちゃん、釣れてるかい?笑
稜線に出ると溶岩ドームの頭が見えた👀❣️すごいすごい❗️噴煙モクモク🌋
生きている山とご対面
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さらに歩き進むと溶岩ドームの左手に「西山」ここから時計回りに西山から火口壁を周るのがポピュラーの様だが、
ホンダさんは、反時計回りに歩き、樽前山(東山)を過ぎたら風不死岳方面へ歩き、途中932峰(通称「北山」)へ登ると言う。
932峰からは、羊蹄山がよく見えるという。
そこで私も西山は後回しにして、932峰へご一緒させて頂く。
途中、十勝からきた人が「風不死岳」へ行く道をホンダさんに尋ねてきた。
ホンダさんは、年に2回樽前山へ来るとあって、この辺りの山道に詳しい。
道案内しているうちに互いに自己紹介して山の話に花が咲く。
今日は、この後、932峰と西山にゆるゆる登りながら火口壁を歩くだけだから、時間に余裕がある。
こうして北海道の山人と話をするのもいいものだ。
9:40 樽前山 東山山頂 標高1.022m
溶岩ドームが、下の方まで現れてくる。
今日の山歩きは山頂を極めるというのでなく、溶岩ドームを見ながら火口壁をぐるっと歩くのが目的なので、いつもの様な山頂へ着いた!という達成感はナシ
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次は、932峰へ。
右手を見下ろすと、
紅葉の中に駐車場がポツン。
左手には、
溶岩ドームがますます迫力を増す🌋このドームは、1909年(明治42)の噴火で形成されたそうだ。
932峰への稜線が美しい
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あ、この方が、ホンダさん。
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来た道を振り返る。
荒涼とした中にも、山肌に優しさを感じさせてくれる北海道の山。
10:55 「932峰 」山頂
ああ、ホントだ。支笏湖の向こうに羊蹄山。
その左隣りは、ニセコアンヌプリ?
羊蹄山は、「蝦夷富士」と呼ばれるだけあってピラミダルな山容🗻
「今日は羊蹄山に雲がかかって惜しいなぁ。」
と、ホンダさん。いえいえ、良い景色ですよ。
ホンダさんに932峰を教えてもらわなければ出会えなかった景色です。
キャンプ場で作ったおにぎりでお昼ごはん🍙🍙
しばし932峰で休憩
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11:35 西山への分岐まで戻って来た。
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932峰を振り返ると、まだ
羊蹄山が見える。いつか登ってみたいなぁ
西山へ向かって歩く。
ところどころ黄葉した木々が点々と目立つ。
溶岩ドームがますます近くなる。
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このまま溶岩ドームに駆け登りたい気持ちを抑えて(笑)記念写真📸
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向こうに時計回りで西山を登る人が見えてくる。
溶岩ドームの北側。
噴煙の勢いに驚かされる。今にも噴火しそう🔥
樽前山は、生きている 🌋
苫小牧港
やっぱり登れそうな気がする
しつこい笑だって樽前山の最高点は、この溶岩ドームの1.041mなんだもん。
西山山頂が見えてきた。
「西山」山頂 標高994m
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いったん下り、また緩やかに登ってヒュッテ分岐へ。
真ん中に3つのギザギザがあるのが「風不死岳(ふっぷしだけ)」
クマがよく出るので単独山行はやめた方がいいとの事⚠️
「樽前山神社奥宮」
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樽前山そのものが御神体⛩
6月1日が開山祭、10月12日が山納め祭。
ヒュッテへの分岐に戻ってきた。
ここで溶岩ドームも見納め
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羊蹄山から溶岩ドームのパノラマを目に焼き付ける。
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さあ、登山口へ戻ろう。
13:55 無事下山
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支笏湖休暇村から見た樽前山(左)と風不死岳(右)
やはり溶岩ドームは、樽前山のランドマークだ。
今日は、約5時間余りの山歩き。
ゼーゼー、ハァハァする事もなく、
始終、溶岩ドームの生命力を感じながら、
広大な景色に包まれて気持ちよく歩いた。
ホンダさんは、春のお花畑も見事だと言う。
火山に根を張る高山植物は80種類以上あるそうだ。
そんなたくましいお花たちにも会いたいな🌼
来年の春、また来る?
*これにて、16泊17日の「車中泊の旅2021.北海道」レポはおしまい。
お付き合い頂きありがとうございました😊*
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🌋
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