狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

鉄道時計

2015年03月29日 | その他
懐中時計(鉄道時計)を二個所有している。何れもセイコー製の懐中時計である。左は手巻きでスモールセコンド付、右はクォーツで中三針である。

左の懐中時計は運転士になった時、購入した。勿論懐中時計は貸与されたが、良く狂ったり止まった。何度修理してもらっても、はかばかしく無かった。それで買った。私物だから、もし亡失しても始末書を書かなくて良い、これも理由であった。これにぶら下がっているのは卒業メタルである。運転士科を卒業した際に、同級生で作った。鎖の途中には魚釣りの「撚り戻し」が連結されている。実用である。小さな皮はクッションである。針は焼き入れで現在も青く光っている。今年初めてオーバーホールした。約35年ぶりである。良い状態だったと時計屋は言っていた。
右の懐中時計は某鉄道用品の店で買った。本物であるから、「廃」の刻印が打たれている。昭和58年の時計であるから、クォーツ製である。これが貸与された時は正確度に目を見張った。メタルは香港ドルである。現在も正確に時を刻んでいる。
何れも鎖は銀製でオシャレをしていた。
昔はオメガやウォルサム製の時計も貸与されていたと聞いているが、現物は見た事が無い。

一般の方が誤解しているのは、懐中時計の精度である。これはクォーツ以前、大した事が無い。マアマアなのだ。
それにしては秒単位の運行が守られているのは?
簡単である、出先や駅の標準時計を見て、一日何度も整正していたからだ。
良く合う時計が貸与されればラッキーであった。良い時計を持っている先輩が退職すると、その時計をねだったものだ。

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