鉄道業は不思議な業務です。明治に新橋~横浜まで開通してからその基本はほとんど変わっていないのです。時刻表で列車の発着時刻を公表し、定められた料金で人や荷物を運ぶ、全く変わっていないのです。切符を売っていたのがカードや端末に変わったぐらいで基本は同じです。ただ蒸気機関車が電気になり、新幹線にと技術の進歩は驚くほどありますが基本は同じです。そしてこれからの鉄道で残れるのは次の3つでしょう。
1、は都市圏輸送です。札幌などの大都市で通勤通学そして買い物などに使用される場合です。
2、は都市間輸送です。東京~名古屋~大阪のように大都市を結ぶものです。新幹線はその好例です。
3、は遊覧列車です。トロッコ列車のように時間を問わず、乗ることが楽しい列車です。お座敷列車にその一例があります。
そうなると北海道の列車はどこに当てはまるでしょう。地方の住民の足として考えるならば私企業に経営の責任を押し付けられません。赤字の会社には、赤字に似合うと言ったら失礼ですが雰囲気が漂います。予算でカットされれば二度と意見は出てきません。安全に関する事でも今日と明日、何もなければいいのです。
飛行機がはるかに便利だと北海道では実感しました。隣町や買い物では自家用車が便利です。廃線以来、この街では何十年もJRに乗ったことのない人ばかりなのです。建前はやめにして、もっとスリムで私企業の経営に徹することが現状からの脱出につながると思いますが。こんなことを書くと地方を無視して切り捨てるのか、と反論されます。しかし十分に地方は切り捨てられていますし、考える地方は自分で生きることを考えているのではありませんか。
しかし、世間では論議されない鉄道の使命があります。軍事輸送です。戦前各地にあった民営鉄道を国鉄として統合したのはこの目的からだったと思います。北海道の鉄道もその任務が大きく負わされていると思います。そうなれば尚更に線路の保守は欠かせません。現在のJR北海道の上層部の人の一部には伝達されているはずです。北にロシアという大国がある以上スムーズな軍事展開には現在も鉄道は必要だと思います。
放浪記には適さない記事でごめんなさい。
にほんブログ村
ポチを宜しくお願いします、元気の源です。
牛乳も内地の米と同じ運命・・・と危惧します。羅臼ではイカの豊漁に湧きましたが、他の漁場の不漁に助けられた一面がないでしょうか。
最後に残るのは自衛隊の演習場ぐらいでは・・。この美しい大自然、清らかな大地、それでは淋しく思います。
いまの北海道を見れば、日本の将来を暗示しているのだと、
何かでちらと目にした記憶があります。