平日の朝、バスは中央道を快調に走る4月25日の釈迦ケ岳登山時に比べ格段に進んでいる新緑。
軟らかな黄緑に絶句!(この美しさはモ~言葉にならない程)。
今日(5月10日)は山梨県『三石山登山』最近の気ままな天候を案じつつも、急いで登って急いで下れば何とかなりそうな予報を信じた?
女4人と男5人そして介添人(リーダー)の毎度お馴染み年寄りバッカリの10人のグループでした。
バスは身延線身延駅前に到着、トイレ・準備体操を済ませ ⇒ いざ出発(午前10時5分)、駅前を北上そして右折踏切を渡ると何とコンクリート舗装の林道を約5km(勾配がきつい上に日陰が少ない)。
暑くてとても好きになれそうにない林道、体力の消耗を気にしつつ約1時間30分掛かって大崩上集落へ到着(ここまでの高低差約506m)、畑には獣避けのネットがはられていたが、家屋には人影は認められない、でも無人ではなさそう、ここで一息身仕度を調え。
林道終わりこれより山道
標識を頼りに茶畑脇の登山道へ入る、しかし予想時間より大分早く遠くの方でゴロゴロと不気味な音が響き始めた。
道が林の中に入り陽射しが遮られやっと登山気分、道端のワラビやゼンマイを話題に話が弾んだが、先を急ぐ身では採取を断念。
左がワラビ右はゼンマイ
暫くすると話す余裕もなくひたすら足下を見て歩むのみ、足下には白や薄紫の小さなスミレや等・黄色いキジムシロと思しき花が咲いているが、雷に追い立てられている気分ゆっくり撮す時間がない。
展望台手前で足の攣れた人の治療で列が乱れたので、これ幸いと写真撮影を楽しみ前進そして三石峠展望台へ到着。
白っぽいのと薄紫のスミレ
これはムラサキヤシオでしょうか
ここで待望の昼食、好天ならば富士山・南アルプスなど眺めながられるそうだが今日はその方向は墨を流したような雲に覆われ何も見えない、唯一足下に先程通りすぎてきた集落の屋根や畑が僅かに眺められた。
20分後、年寄りにはエネルギー補給が一番なのか元気100倍三石山頂上を目指し出発、このコース唯一鎖と岩場を経苔の生えたブナ林(とは言ってもミニミニ・・・屋久島的雰囲気)、そしてヒノキ林を通過ほどなく三石神社に到着頂上は神社の裏、標識(1,173m)の場所森の中で展望もなく・薄暗く・一寸寂しい山頂でした。
山頂付近のエンレイソウ
更にこの頃から辺りが暗く・風が強く・大粒な雨が降り始め恐れていた雰囲気、大慌てで上半身のみ合羽を羽織り頂上を楽しむ間もなく下山開始。
しかし神は我々を見捨てなかったのです、間もなくお天道様がギラギラと輝きだし先の雨が嘘のような5月の青空をプレゼント、登山道・林道を一寸痛む足を見栄を張って、引きずらないように気をつかい下りに下って16時45分過ぎに身延駅に到着。
神様からのプレゼントその1(下山中の見事な空と新緑)
神様からのプレゼントその②(生まれて初めてお目にかかったヤマイワカガミで~す)
バスの運転手さんから「駅周辺も昼過ぎに雨とヒョウが降った」ので心配していたと聞き、今年の登山は天候に恵まれないナ~と腐っていましたが、気お取り直しこれからもガンガンお山に通うつもりの68歳5月の爺様でした。
今回は駅~山頂までの高低差999㍍、歩行距離約16㎞内コンクリート舗装10㎞やはり硬い路面は足腰に堪えました。