6月3日午前4時起床の予定がテレフォンコールが何故か3時半に作動?たたき起こされました。
前日は赤ワインで楽しい夕食後、20時過ぎに早々と就寝『夢の世界に』

ところが


騒音で目覚、時間は21時半、夕食時に見かけた中国人観光客(十代後半から二十代前半」の若者中心と見たり)らしい。
夕食時はハンバーグなど無邪気に食べていたが、部屋に引き上げて酒盛りが始まったのか?
まさに眠れる獣が目覚めたと言うより狂った様相(ドタンバタン飛び跳ねる、大声を発する、廊下を走る、廊下で大声で電話を掛ける、他人の部屋をノックして回る)。
残念ながら注意したいが、相手は酔っているのと言葉が通じそうはないし多勢に無勢、暫く様子をみたが、ホテルの宿直者も息を潜めているらしい。
結局我々もひたすら寝静まるのを待つことに、その甲斐あってかなかったのか静かになったのは午前1時過ぎ、そして冒頭のテレフォンコールとま~ついてないこと、 期待に胸膨らませ朝を迎えました。
【尖閣にしろ南シナ海にしろ他人の物は自分の物、地球は自分中心に回っている、中国三千年の自信というか何というか?
成金のドラ息子にドラ娘達右肩上がりが永久に続くわけではないでしょうに、げに恐ろしきはアジアの蛮人と思い知った一夜でした。】
さ~てェ~話を進めましょう。
午前5時予定どおりホテルを出発、想定外は全員寝不足気味、車坂峠の標識は群馬と長野の県境。
ここから黒斑山表コースをトミーの頭をめざす、小鳥の声を聞きながら林の小径を登り、次に今登った以上に下って窪地で身仕度を調え本格的な登山開始。
林の小径は次第に勾配を増し目線は前の人の足下にくぎ付け、時折視界が開けると朝靄に煙る対面の山を眺めながら一息、こんな時の小鳥のさえずりは由紀さおりさんの歌声
以上に心和ませてくれました?
そして最初のシェルターに到着、ここで始めて活火山に接近していることを実感、持参した朝食を立ち食い(お行儀悪いなんて思わないでください、私はこの日の休憩は腰を降ろさないことにしてたんです)。

シェルターを後にこの頃から周囲にガスがたちこめ景色が目まぐるしく変化、写真撮影のタイミングが難しくなってきた。
「トミーの頭到着」の声に顔を上げたが一面ガスって何にも見えない目をこらしていると一瞬シルエット「あれが前掛山だ」が直ぐ又消えた。この写真は「トミーの頭から前掛山と反対側で一瞬見えた槍ヶ鞘方面?

ここから黒斑山を目指し森林内の道は残雪が一部凍っており歩きにくい、立ち木や張り出している枝を手懸かりに進む森林を時々出るがガスに遮られ前掛山をユックリと拝むことは出来なかった、午前7時15分突然目の前に『黒斑山』の標識(何故か頂上らしくない山頂)。
ガスのため視界は一面灰色、標識の写真だけ撮して先を急ぎ蛇骨岳を目指す、暫く残雪と凍りと泥濘に悩まされたがやっと脱出視界も少しだけ良くなり回りが見渡せるようになりました。
この辺りから不安定な岩石の道になり緊張した歩みになりましたが、足下にはコケモモやミネズオウなどの小さな花が咲きみだれ楽しませてくれました。
黒斑山方面
蛇骨岳方面

トミーの頭方面
ミネズオウの花

歩きながら見下ろす右側崖下の湯の平の池塘や森林が箱庭のように眺められました、左の嬬恋側からはひっきりなしにガスが吹き上げて来るばかりで期待したキャベツ畑の景色は見ることが出来ませんでした。

Jバンドからの下りは頭上の岩や不安定な足下と目線に入ると崖下などへの恐怖心で写真撮影も忘れリーダーの後を追いかけ下ってしまいました。
そして大昔の日活の映画に登場しそうな景色のなかをホットした気分で賽の河原分岐へ、午前9時半到着。
ここで一息いよいよ最終目標前掛山(2,524m)へアタック、分岐から暫くは樹木が見られたがやがて僅かな草のみとなり更にに登ると火山石がゴロゴロした比較的平坦な場所に到着、火口から500mには立入禁止のロープが張られていたしかし『良く言えば命知らず、普通に言えば馬鹿者』は何処にでもいるもので火口近くに人影が見られました。
中央尖ったところが頂上

分岐から頂上までの所要時間約1時間半私のような初心者でも我慢して我慢して頂上に立つことが出来ました(心の中で「バンザ~イ」しちゃいました)、記念写真を撮し、宇都宮のスバルさんにメロンを御馳走になり、喉を潤すことが出来ました。
一人二役
お天気も下り坂、ガスのため視界不良、身体も冷えてきたこうなれば山頂に長居は無用、苦労して登ったのに薄情なもので大急ぎで下山開始、一気に賽の河原分岐まで。
朝、黒斑山や蛇骨岳付近から見下ろした湯の平を経由して天狗温泉登山口へは14時半過ぎに到着約10時間に及ぶ山遊び今回も無事楽しむことが出来ました。