オークションで筆を沢山買ってしまいました

レアなものもあり、手入れも良いので、書道家の方の持ち物だったと思います。

大切に使わないといけませんね。

老人力って

老荘思想につながる事なのだと思うのです。

諸事雑事が気にならなくなってくる。

でも、孔子も同じようなことを言っています。

『七十にして矩をこえず』

欲望のままに行動しても人の道に外れる事がない、と言うのですから凄い！

でもそれって、孔子の考える人の道ですよね。

老荘思想の道とは違うような気もします。


老人力とは、諸事雑事の束縛から解放され、自由になる事ではないでしょうか。

だからこそ、見えていなかった事が見えてくる。

『孫』の歌詞のように涙もろくなるのも老人力なのでしょう。

ただ長生きするだけでどんどん気持ちが楽になっていくのなら、歳をとることって楽しみですよね！

八十、九十、はなたれ小僧〰

そう言ってみたいものですね。

『サザエさん』

『サザエさん』の登場人物は、皆真面目な人達ですよね。
波平も舟もマスオさんもノリスケも鯛子さんも三河屋さんも皆真面目。

たまにでてくる泥棒でさえ、基本悪い奴ではありません。
たまたま、悪事を働く事になってしまった人なのです。

そんな人達の中にいるので、大して悪い事なんてしていないのに、サザエとカツオの言動が目立ってしまうし、そこをコミカルにして『サザエさん』の面白さは成立しているのでしょう。

戦前の平均的で理想的な家庭を描いていると思います。

そのベースにあるのは、儒教の教えでしょう。



『クレヨンしんちゃん』は、現代版の平均的で理想的な家庭なのだと思います。

登場する人物も、基本的に真面目。
みさえもひろしも真面目ですよね。
『サザエさん』にでてくる人々より、感情を剝きだしにするところもあるけれど、すぐに反省！

真面目ですよね。

やはりベースに流れているのは儒教の教えなのだと思います。


『ちびまる子ちゃん』は昭和40年代の家庭を描いていて、やはり登場人物は基本的に真面目。

やはりベースに儒教の教えが流れていますが、一人だけ例外がいます。

それはちびまる子ちゃの父親、『ひろし』

しんちゃんの父親と同じ名前なのは偶然なのかどうかはさておき、八百屋を営んでいるこちらの『ひろし』はちとちがうようです。

彼のベースに流れているのは、多分老荘思想。

良く言えば仙人、悪く言えば『ぐうたら』

その血が『まる子』に流れているのは明らかですよね。

それにまる子は気づいていないのです。

もちろん、さくらももこは気づいているでしょう（笑）


ちびまる子ちゃんは突然変異ではないのであります。


よく考えてみると、しんのすけの言動にも老荘思想が見て取れる時があります。
それを『子供だから』と決めつけてしまうのは短絡的というものです。

大人でも『子供っぽい』人は時々いますよね。
ほどほどのトラブルメーカーですが、憎めない人達です。

そんな人のどこかに、老荘思想が流れているように思えるのです。
きっとしんのすけは大人になっても『みさえ』にも『ひろし』にもならないでしょう。

けれど、まる子は『ひろし』になるでしょうね。

そして、彼らはきっと『憎めない人』になるのです。

サザエさんの人気が落ちてきているのは、儒教の教えが露出しすぎているからだと思います。

道徳の教科書のようですからねぇ（笑）

流石に平成生まれにはついていけないでしょう。

『クレヨンしんちゃん』と『ちびまる子ちゃん』の人気が高いのは、
みんな同じ必要なんてないし、それを演じているのは息苦しいよね〰
言いたい事あったら言っちゃっても、やっちゃってもいいんじゃないの？
たまには個体差むき出しにしちゃってもいいと思うよ〰

ってな感じで、観る人の息抜きをさせてくれるからだと思うのです。

まる子の父が八百屋の店頭に立って、主婦たちとのやりとりしているところが目に浮かんできます。

テキトーで、とっても楽しそうだなぁ〰

儒教と老荘思想はどちらに偏りすぎても窮屈になったり、浮世離れしすぎてしまうので(^○^)、バランスが大切だと思います。

儒教9、老荘思想1ぐらいが多くの日本人の平均値かもしれません。

老荘思想2ぐらいに上げると、もうすこし楽になれるのになぁと思う人もたくさん見かけます。

テキトーは『適当』でもあるのです。

つまり過不足ない状態。

その物差しは自分の物差しで良いのです。

自分にとって過不足なければ、外から見てテキトーであっても、自分にとって『適当』ならそれで良いのです。


あ、ちなみに私は多分6対4ぐらいです。

多分、ね〰

これは、まじ、テキト〰(^○^)