クリントイーストウッド主演の最新作、『運び屋』を観ました。
ゆるいテンポと、過激でない音響、、、
観客に優しい映画でした。
でも、理解するには多少人生の経験が必要かもしれません。
イーストウッドから中高年ファンに対するメッセージでしたから。
私は素直に、反省、させられました(苦笑)
90歳近い僕のヒーロー、荒野のガンマンやダーティーハリーは、背中の曲がったおじいちゃんになっていました、、、。
背中の曲がり具合や手の震えが演技だったとしたら、、、、、
お見それしました!ですよね。
老いた今の自分を全て見せてまで、クリントイーストウッドが私に伝えたかった事は、
中年に対しては、仕事ばっかりしないで家族を大切にしろよ。
そして、壮年に対しては、人生の仕上げは誠意ある人間になる事で締めくくれよ。
だったように私は感じました。
ジーンときましたね。
前者はもちろんですが、クリスチャンであるクリントイーストウッドが、彼が大好きなジャズと、俳優、映画監督の仕事で到達した心境、、、。
それが、仏教と儒教、書道とロック、会社を経営する事で、なんとなく分かってきたような気持ちと似ていることに、ジーンときました。
子供の頃からクリントイーストウッドを信じてきてよかった、、、
大まかな人生の方向を間違えてこなくてよかった、、、
人生最後の締めくくる方向性もしっかり教えてくれたし、、、
地味だけれどヒットしている理由は、この映画を観た観客のジーンとくる感動が、口コミで広がっているからではないでしょうか。
クリントイーストウッドは、主演できる映画監督、巨匠になりました。
きっと、ドンシーゲル監督も喜んでいると思います。
ありがとう!
僕の永遠のヒーロークリントイーストウッド!