ある時期から自宅から一歩も出ずに、庭の草木や虫や鳥などを観察して絵を描いた画家です。
書もたくさん残しています。
晩年の書に一切の執着を感じません。
書を学んだものにはかけない書、、、
味わい深さは、良寛さん級です。
絵画の評価はわたしにはわかりませんが、複雑な物を観察しきった究極にある、単純化された構造と色彩のような物は感じます。
精神の成長と衰えていく肉体の狭間で葛藤していく人間の、たどり着きたい一つの形がそこにあるように思えてきました。
いつか私も、そんな書がかけるといいなぁ〰
最近、庭いじりに興味が出始めました。
少し、熊谷守一に近づねたのだとしたら、それは単に年齢を重ねてきただけなのかもしれませんね。
だとしたら、年齢を重ねて老いていくことも悪くは無い。
抗うことにエネルギーを使うより、乗って楽しんだ方が良いですよね。
だったら、庭いじりしながら草木や虫たちと会話できるようになりたいです。
晴耕雨書
これが私の望む最終形です。
まだまだ先の、遠い道のりですけどねぇ〰