中村不折の作品を手に入れました。
書道博物館の貴重な収集品は、中村不折のコレクションです。
中村不折はそのコレクションの原資を稼ぐため、せっせと書きまくっては売りさばいた(書道博物館学芸員談)そうで、この作品もその内の一つだと思われます。
まさに、ちゃっちゃと描いた(笑)感があります。
学芸員の方はものの10分ぐらいで描き上げていたようだ、との家族の話を紹介してくださっていました。
10分は流石に短すぎますが、15分あれば描けたかもしれない、速攻の仕上がりです(笑)
構図も配色も決めた上で、弟子と共同作業をすれば、一日に何十枚も描けた事でしょう。
お土産物を作るような、家内制手工業スタイルですね(笑)
作品としての価値はどうかなぁ〜
ただ、中村不折の蒐集によって、日本で書道を目指す者達を触発する、チカラのある資料を残してくださったのですから、その功績を讃えるには、私としてはこの方法しかなかったと言うところです。
今日から私のコレクションの一つになりました。