東京都労働委員会への「不当労働行為救済申立書」では、労働組合の結成と活動の経過について述べています。今回はそのうち、申立書4ページから10ぺージ=2の1)から4)までについて解説したいと思います。
1)と2)では、HTS支部が結成された経過、そして2007年の結成以来、要求してきたこと、かちとってきたことを述べています。
具体的には、組合結成以前の会社における労基法違反、そしてそれを是正させてきた組合の成果=社会保険・雇用保険の加入、業務の簡略化などです。
そして3)、4)では、今までのマスコミ報道、国会での阿部知子議員による質問などについて述べています。
具体的には、マスコミ報道に関しては、
1 2007年4月13日付『朝日新聞』朝刊 見出し「へとへとツアコン蜂起 日当改善訴え労組 働けど働けど定額」
2 2007年4月27日付『スポーツニッポン』コラム「吉永みちこ 言わぬ損より言った損」 見出し「ハケンのから『品格』を奪う社会 添乗員が過酷労働に蜂起」
3 2007年8月22日付『読売新聞』夕刊 見出し「派遣添乗員の健保未加入 阪急交通社子会社、厚生年金も」「人気ツアコン今は昔 旅行子会社派遣問題 1日12時間超7割 待遇改善求める声」
4 2007年8月27日付『朝日新聞』夕刊 見出し「派遣添乗員、健保未加入 阪急交通系列立ち入り調査 正社員並みに勤務」
5 2007年10月3日『NHKテレビ』ニュース タイトル「阪急交通社子会社に残業代支払い指導」
6 2007年10月3日付『朝日新聞』夕刊 見出し「ツアコン残業代認める 三田労基署が是正勧告」
7 2007年10月3日付『毎日新聞』夕刊 見出し「ツアーコンダクター残業代派遣会社に支払い指導 三田労基署」
8 2007年10月3日付『読売新聞』夕刊 見出し「阪急交通社と子会社 サービス残業是正勧告 派遣添乗員問題」
9 2007年10月4日付『東京新聞』夕刊 見出し「添乗員残業代支払いを勧告 三田労基署」
10 2007年10月13日付『朝日新聞』朝刊 見出し「派遣ツアコンに雇用保険 品川職安指導へ 『実態は継続雇用』」
11 2007年10月13日付『毎日新聞』朝刊 見出し「『添乗員に保険加入を』ハローワーク 派遣会社を指導」
12 2007年11月3日付『朝日新聞』朝刊 見出し「旅行添乗員賃金制度見直し拒否 阪急交通社系」
13 2007年11月27日号『週刊女性自身』 見出し「添乗員、運転手が告発!激安バスツアーの危険 運転手の10人中7人が居眠り運転を経験していた」
14 2008年2月16日号『週刊東洋経済』 見出し「雇用漂流 派遣、パート、偽装労働 非正規ニッポン」
15 2008年3月4日号『SPA!』 見出し「残業代を取り戻せ!のその後 旅行添乗員編」
16 2008年3月4日付『産経新聞』朝刊 見出し「みなし労働 協定なく、払われぬ残業代」
17 2008年3月12日『NHKテレビ』ニュースウォッチ9 タイトル「〝せめて残業代を〟過酷・海外ツアー添乗員春闘の現場」
18 2008年3月21日付『朝日新聞』朝刊 見出し「現場が壊れる 安さのツケ利用者に ツアーも学校も絞られる人件費」
19 2008年5月23日『NHKテレビ』ニュース タイトル「『阪急交通社子会社』旅行添乗員 残業代支払い求め提訴へ」
20 2008年5月23日付『朝日新聞』夕刊 見出し「『定額日当不当』提訴へ」
21 2008年5月23日付『毎日新聞』夕刊 見出し「添乗員も『残業代を』 東京地裁に審判申し立て」
22 2008年5月24日付『読売新聞』朝刊 見出し「未払い残業代求め添乗員集団提訴へ」
23 2008年5月24日付『東京新聞』朝刊 見出し「添乗員も『残業代を』 労働審判申し立て」
24 2008年7月2日付『産経新聞』朝刊 見出し「この現場④薄利多売戦略で疲弊 旅行商品『安さ』のひずみ」
25 2008年7月19日付『毎日新聞』朝刊 見出し「残業代 支払いを認めます 派遣添乗員に14万円 東京地裁が判決」
26 2008年7月25日付『週刊金曜日』 見出し「旅行添乗員の残業代 会社に支払い命令」
27 2009年1月15日付『東京新聞』朝刊 見出し「条件緩和で加入しやすく 非正規の雇用保険見直し」
28 2009年1月30日付『産経新聞』朝刊 見出し「失業手当がもらえない?! 勤続8年でも『継続性なし』」
29 2009年2月20日付『週刊金曜日』 見出し「シリーズ 生きている労働組合⑱ 阪急トラベルサポート支部」 ★本件で問題となる記事。
30 2009年3月27日付『週刊金曜日』 見出し「阪急トラベル 組合員を不当“解雇” 本誌記事を『虚偽』と決めつけ」
31 2009年3月27日付『朝日新聞』朝刊 見出し「『記事理由に仕事で差別』阪急交通社系添乗員」
32 2009年3月27日付『毎日新聞』朝刊 見出し「取材で証言『不当な解雇』派遣労働者」
会社は、このようなHTS支部の活動を嫌悪した結果、組合の委員長である塩田さんを事実上の解雇にした、という構図が浮かび上がってきます。
実質失業と同じです。
催行ツアーが少ない上に、他社に振っているんでしょうか?
それとも沢山出してるのに、仕事回してもらえない?
仕事したくても出来ないです。
能力の問題とは思えません。
・・・だそうです。
「仕事無くてよく生活できるね~金持ちなんだね~」
と、会社で言われた時は
返事できませんでした。
仕事、無いんじゃないって、知ってるんですけど。
最近はこれ見よがしになんでも再利用、節電、節約・・・と添乗員にばかり言います。ほんまにうんざり、社員もしっかりしろ!!っていいたい。
なんでもかんでも添乗員のせいにするけど。。
で、仕事ないときはほったらかし。
せめてもう少し大事に扱ってほしいもんだなぁ。
新聞広告は他社さんのは、ク○ツーさんやH○Sさんぐらいしか…やっぱりうちが圧倒的に多い。
期待してしまいましたが、海外そのうちね…は、あてになりません。
来たらきたで、仕事好きだけど待遇面で空しくなることも。
仕事ないと、それはそれで不安。
以前より格段に処遇良くなったのは、感謝。粘り強く、全てを犠牲にしてまで闘っておられる皆様の御陰。
しかし、結束した私達を分裂させるか如く仕事回さないで、不安に陥れる。
それも、次は頼むと言う言葉で。
次は来ません。
あるのに、来ません。
していかなくては。焦ります。