コナカ「店長の残業代裁判」をマスコミ各社が報道

写真＝ＮＨＫニュースで伝えられたコナカ「偽装管理監督者」裁判

全国一般東京東部労組コナカ支部の組合員でコナカ元店長の高橋亮さんが、コナカを相手取って店長時代の残業代支払いを求める労働審判を横浜地裁に申し立てた問題について、マスコミ各社が昨日（１０月２９日）一斉に報道しました。

ＮＨＫテレビでは２９日夕方～夜のニュースで「コナカ元店長　残業手当求め審判申し立て」とのタイトルで伝えました。

放送内容は以下のホームページ（http://www.jca.apc.org/j-union/movie/index.htm）の動画をご覧ください。

共同通信も記事を全国の地方紙に配信しました。内容は以下の通りです。

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残業代求め審判申し立て  コナカ元店長、横浜地裁に

　紳士服販売のコナカ（横浜市）の元店長が、残業代が支払われていなかったのは不当だとして、同社に過去２年分の残業代約６９０万円の支払いを求める労働審判を２９日までに、横浜地裁に申し立てた。

　申し立てを支援した全国一般東京東部労組が同日、明らかにした。

　申し立てたのは５年半店長を務め、４月に退社した高橋亮さん（３６）＝横浜市。

　申し立てによると、コナカでは店長は「管理監督者」だとの理由で残業代が払われていなかった。しかし、７月に横浜西労働基準監督署は店長が社員の４割を占め、就業時間を決める裁量もないことなどから、一部が管理監督者に該当せず、残業代支払いの対象になる可能性があるとして同社に改善を指導した。

　コナカは１０月から店長を管理監督者として扱わず、残業代の支払い対象とするよう対応を切り替えたが、過去の残業代の支払いには応じていなかった。

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このほか朝日新聞の夕刊では「『偽装管理職』審判申し立て　コナカ元店長」の見出しで、読売新聞の夕刊では「コナカ残業代求め元店長が申し立て」の見出しで、それぞれ取り上げられました。

私たちを裁判に追い込んだのは、ほかならないコナカの経営陣です。労基署から是正指導を受け、世論から批判を受け、なお残業代支払いを拒むという姿勢は許されません。私たちとの団体交渉でも会社側は「守秘義務」に固執し、解決を遠ざけました。

コナカはマスコミ取材に「申立書が届いていないので、コメントできない」としていますが、店長に不適正な扱いをしてきたことは会社自身がよくわかっています。だから１０月からは店長の「管理監督者」扱いをやめたのです。

コナカは一刻も早く店長に過去分の残業代を支払い、問題解決に動くべきです。コナカで働くすべての店長と社員のみなさん、高橋さんの残業代裁判への協力と声援をお願いします。いっしょに団結して会社の不正をただしていきましょう。