![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/02/8a38bdf36db986ccce4e5741f717bc30.jpg)
週刊金曜日2010年5月21日号のトップ記事に、5月11日の東京地裁の阪急トラベルサポート「みなし労働時間」裁判のHTS支部豊田組合員の勝利判決が大きく取り上げられました(上の写真)。
同号の最終ページ「金曜日から」(編集後記)では、全国の添乗員のみなさんへ次のような呼びかけが載っています。紹介します。
▼全国一万人の旅行添乗員のみなさん。朗報です。阪急トラベルサポートに対して女性添乗員が残業代の支払いを求めた裁判で、東京地裁は会社側に未払い残業代の支払いを命じました(5月11日)。会社は、添乗員の仕事は労働時間を算定するのが困難なので「みなし労働だ」と主張しましたが、裁判所はこれを退けました。みなさんも同社の組合員のように胸を張って残業代を請求しましょう。
全国の添乗員のみなさん
労働組合の闘いで、働いた分の賃金はきちんと支払われる環境を
作っていきましょう!
時間外勤務代は5時以前22時以降はおかしすぎますよね。
担当者が自分でも出来ると思える、「人間としてまともな時間帯で行動するツアー」を作って頂きたいです。自分が行くわけじゃないと思うからいくらでも添乗員にもお客様にとってもハードな行程を組めるのでしょうね。
何十人もの人を相手にしながら、1週間~10日以上も毎日14時間以上も働き続けて身体を壊すなと言う方が無理でしょう。
以前派遣社員として働いていたものですが、少しお伺いしたいことがあります。派遣のピンハネがどうしても過剰搾取としか思えず、色々と検索していたら下の記事を見つけました。この裁判の詳細をご存知ありませんか?俗に言う派遣のピンハネの事なのでしょうか?
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201003270045.html
そもそも到着時間、出発時間の確認は携帯電話や添乗報告書から時間を把握するこが今では可能になりました。主催ツアーの場合、ツアー全体を管理するのがメインですので、1日のツアーが終わるまでは拘束時間なのです。何人もの人がここでコメントしていますが、1週間も毎日10時間以上14時間位働いたりするのは常識的に考えてもおかしいです。「みなし労働」は「会社側の都合で決めているだけなのかもしれませんけど、どこの国でも法律があります。会社や企業は、「法律」にのっとって、企画をしたり雇用したりしなくてはいけないのです。これは企業としても一番わかっていけないといけません。今回の判決は今まで以上に大きいものといえます。会社の方もしっかりしていただきたく思います。「業界の実態とはかけ離れている判決である」と言って控訴。それは大人げないというものです。法律を守ってツアーを企画、催行するのが旅行会社の腕の見せ所です。
そのあたりをお客さんも見ていると思います。
これを御いただいている添乗員の皆様、ツアーに参加いただいているお客様、以前添乗員だったという方も、是非コメントをしていただき、この画期的な判決をさらなるものにしていきましょう。
つまり現在のサービス業には当てはめ辛い法律のような気がします。私は労働時間に席を立つどころか私語や他の事を考える事も許さない環境ですが、サービス業って割と曖昧で仕事中でも余裕のある時間がありますよね。そのように考えると今の法律にこそ問題があると思います。
それからツアーが安すぎる事も問題でしょう!今のツアー料金設定では会社もまともに人件費を払いたくなくなるでしょう。そもそも仕事以外の事を考えず、手も休めない状況下では8時間が限界でしょうし、15分休暇が3回と45分休暇が1回では少ない気もします。
支店の営業マンから請求書類を見せてもらいました。
何でも添乗員のせいにする、どんなクレーム客も受け付ける(裁判を起すような人も)。
ツアーの悪いのを自分達が決めたのにランドのせいにする。
どんどん悪くなっていくクラツーは今北朝鮮みたいな国になった思います。
NY同時テロを境に、私達フランス現地係員の仕事は減少の一途をたどり、昨年度で日本の旅行会社支店で直属で働いている、ガイド・アシスタントはたった一名を残し、解雇となりました。仕事を続ける仲間は偽装下請け 無認可人材派遣会社を通して、激増したスポットサービス等、低賃金と悪労働条件の中で失業手当部分補償を受給しながら生活を維持しています。
みなさん「マイナスツアー」という業界語をご存知ですか? ツアー費の中に利益や人件費が含まれていない激安ツアーの事です。
人件費と会社の利益はオプショナルツアー ミールクーポン お土産等の販売、と免税店からの人頭料やコミッションで捻出するツアーの事です。こういったツアー販売会社の旗手が阪急です。「マイナスツアー」は特別プロモーションツアーの為に用いられた用語であったのに(JTBが台頭して来た阪急をつぶす為のツアーを作った頃に使われた。)、今は「マイナスツアー」は特別企画でなく、日常的になってしまった為に、旅行業界に従事している人でもこの用語を使う人は稀になりました。
添乗員さん達の賃金は、それまでの「旅程管理」の業務で得ているのでは無く、販売により添乗員さん自身が自身の賃金を生み出している訳です。
自ずと、添乗員さん達は1日15~16時間の過重労働となり、私達現地係員の仕事が極端に減少するのは当然です。「みなし労働時間」というのは昔から存在していたのに近年、問題視される様になるのもまた然りです。
日本人観光客数は減っていないのに、現地係員の仕事が激減したのは、現地係員の仕事も添乗員さんが兼ねて行っているからに他なりません。
他社が現地係員を配置していた時代に阪急は既に現地係員排除でツアーを催行していたのですから添乗員に負担がかかっているのは一目瞭然です。海外添乗の裁判も頑張ってください。