シグマベンディングサービスの熱中症死亡労災で遺族が団体交渉
飲料自販機の補充・配送会社「シグマベンディングサービス」(本社・さいたま市)で働いていた労働者が夏場の仕事による熱中症で死亡したことを受け、全国一般東京東部労組に加入している遺族が1月26日、東部労組の事務所で会社と団体交渉を行いました。
亡くなった労働者は駐禁対策のドライバー助手として同社で働いていましたが、2020年8月に熱中症で倒れました。重篤な状態が続いていた労働者は家族の援助を受けて東部労組に加入し、家族が代理で出席する団交で会社側に労災申請への協力を要求しました。
労災は労基署に認定されましたが、この労働者は2021年12月に熱中症の後遺症によって死去しました。その後、妻と兄が遺族として東部労組に加入し、今回あらためて会社側に団交を申し入れました。
この日の団交に遺族は労働者の遺影を机に置いて臨みました【写真】。
倒れた当日、この労働者だけが自販機間の移動でトラックに乗せてもらえず炎天下に歩かされていたことやエアコンを切った車内で待機させられていたことなどが安全配慮義務違反にあたると追及。そのうえで謝罪、損害賠償、再発防止策の徹底などを要求しました。
「労働者を殺すな!」という遺族の怒りや悔しさを共有し、遺族の納得いく解決を勝ち取っていくためにみなさんのご支援をよろしくお願いします!