全国の添乗員と家族の皆さん!
このかん添乗員の闘いを声援・支援してくださる全ての皆さん!
日本添乗サービス協会は、TCSA NEWS最新号(9月3日付)で、「みなし労働時間制」の特集を組んでいます。
http://www.tcsa.or.jp/about/tcsa.html
http://www.tcsa.or.jp/about/pdf/tcsanews_66.pdf
また、TCSA NEWSの冒頭の「OPINION」では、TCSA 理事の清水哲朗旅行綜研代表取締役が「『待遇改善』積み残しに甘んじた20年」との見出しで、次のように述べています。
曰く
「時には心無い旅客と対峙し、時には配慮のない担当者の言葉にさいなまされつつも、もっと安心してこの仕事に打ち込める日が来ることを期待しながら毎日の業務に従事している事実を派遣先、派遣元業界が認識することではないだろうか」
曰く
「派遣業界は、添乗員が『処遇』より『やりがい』に比重を置いて仕事に従事していることに甘んじ、本来なすべき活動を怠ってきたようにも感じられる。」
私たちも、まさにその通りだと思います。
しかも、次ページの「特集」では、大見出しで「崩れつつある業界慣行 否認された“事業場外のみなし労働時間制”」と銘打っています。清水哲朗旅行綜研代表取締役の意見と併せ、いよいよTCSAも法律を守ることをついに決断してくれたかと一瞬勘違いしてしまいそうです。「労基署によっては海外業務を含め時間管理は可能な業務であるとの是正勧告が発せられ、7月には東京地裁の労働審判でも“みなし労働”の適用が却下されていることから、協会では事態を深刻に受け止めています」とも述べています。
しかし、TCSA加盟の各社経営陣の対応はまるで異なります。
実際TCSAの中心的な会員である阪急トラベルサポートやJTBサポートとその顧問である伊藤隆史弁護士は、今でも「添乗業務は過去も現在もみなし労働だ。国家権力も間違いを犯すのだ」とぬけぬけと言い放っているではありませんか。
なにより、TCSAと労働組合サービス連合が、JATAと3者連名で厚生労働省に申し入れた「みなし労働を認めよ」の恥知らずの行為を今だ撤回もしていないのです。
これでは、世間の高まる非難の声をかわすため、世間を欺くために、あわてて「反省」のポーズを取ったと言われても仕方がありません。
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2006年の6月の旅行綜研の勇気ある2名の添乗員、2007年の1月の阪急トラサポの添乗員、2008年1月のJTBサポートの添乗員の立ち上がりと全国・世界からの寄せられる声援、マスコミ、労働基準監督署・ハローワーク・社会保険事務所への申告、訴訟、アピール行動、全国署名運動、派遣問題の社会問題化、国会でとりあげ・・・・・世論は明らかに添乗員を支持し、味方しています。
HTS支部をはじめとする添乗員の勇気ある闘いと皆様の声援は、
ついに、
雇用保険、社会保険の加入、傷病手当、有給休暇、残業代一部支払い、早朝・深夜手当、健康診断、パスポート更新代・・・等々多くの労働条件の改善や燃油サーチャージの空港での集金の禁止やバス内での商品販売を減らす、添乗員の座席確保などを実現してきました。
このどれをとっても添乗員と全国の皆様の「団結と闘い」抜きでは1つも実現できなかったことでしょう。
しかし、「みなし労働」の完全撤廃をはじめ添乗員とその家族の抜本的労働条件の改善と社会的地位の向上のためには、もっともっとたくさんの添乗員が全国各地で立ち上がることが求められています。
実際、今後ますます多くの添乗員が勇気を持ち立ち上がってくることは誰の目にも明らかです。なぜなら一度目覚めた人間の声を圧殺することなど決して出来ないからです。
全国の添乗員と家族の皆さん、添乗員の社会的地位の向上の実現のため、今後とも共に頑張りましょう。
「業界の劣悪な待遇に際して、あまりにニュースになるもんだからTCSAとしても立ち上がった「フリ」が必要となり、今回の行動になりました・・・・・
ですので決して待遇改善を本気でやるわけではございませんので添乗員の皆さんもおとなしくしていましょうね。」
まぁこんな感じの感触を受けるのですよ。
だってもしもまともに改善策を考えていれば、この発表の前に傘下各社で添乗員のみんなにしっかりした対応策などを通達しているはずです。
私のところではいまでもダンマリで、嵐が過ぎるのをただ待っている気がいたします。
添乗員の代表組織がみなし労働を推進
じゃぁ添乗員はみなし労働を求めているんだ!
という風にされるのが目に見えていませんか?
なんか足元を揺さぶりながら結局騙されるのが目に見えています。これってどこか某国の外交戦略と似ていませんか?
まぁなんか言わないとマズイっていうことでのプレスリリースですね・・・・・
所詮そんなものでしょうね。
いえいえ、私は騒乱を望んでいるわけではありません。でもみなさん、考えてください。ブログを書き込むだけでこの事態が変わると思っておられますか?
気持ちを「数」で表さなければ誰も振り返りません。
だからこそ、みんなで集まりいろんな団体がデモをやるのです。それが世論に訴えるのに一番効果があるからなんです。
「添乗員みんなが みなし労働 を希望している」
なんて言い出す気がします。
ですから、このようなプレスリリースに騙されてはなりませぬぞ!皆の衆!
一時しのぎのために・・・何か言わないとまずいから
今回の発表になったという気がするのは考えすぎでしょうか。
そんなこと、通用するはずないと思うのですが。