7月6日に結成し、同24日に会社に対して組合結成を通知した東部労組いなき屋支部は8月5日、第2回団体交渉に臨みました。
【参考】
下町の老舗衣料百貨店「いなきや」で労働組合結成!
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/7cba0b8e4090ed5352dea9a2d461059d
すでに閉鎖されてしまったいなきや松江店の食堂で行われたこの日の団体交渉には、組合側15名、会社側からは溝呂木真社長、溝呂木省三会長はじめ4名が参加しました。
一方的店舗閉鎖に対する抗議を強く示すため、組合員はプラカードを持ち、また、決意を示すためはちまき・腕章を着用して団体交渉に臨みました。
第1回の団体交渉で会社は「不払い残業代があった場合は、労基法に基づき支払う」ことを約束しました。具体的には、タイムカードを打刻したあとに店内の掃除を行った時間分の賃金などが不払いとなっていることにつき、その支払いを要求したのですが、会社はこの日の団体交渉で「掃除は会社が指揮命令して行わせていたものではなく、慣習である。従って労働時間には該当しない」として不払い賃金の支払いを拒否してきました。
しかし掃除を行うことは会社から指示されており、会社の説明は不払い賃金を支払わない「ための」ものとしか言えないもので、まったく実態と異なるものです。組合は強く抗議し、再検討を求めました。
次に組合は、一方的店舗閉鎖について、改めて会社の姿勢・やり方を追及しました。会社は従来、店舗閉鎖を通知しておきながら労働者の生活の保障等については一顧だにしない対応をとってきました。このようなやり方に対し、組合は「すでに閉鎖された北小岩店・松江店の労働者を当面、営業している亀戸店で雇用せよ」と要求。会社は「検討する」と回答しました。また会社側からも店舗閉鎖をめぐる対応につき提案もありましたが、まだ確定的なものではなく、組合は次回団体交渉でしっかりとした回答を行うよう強く要求しました。
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