<「阪急交通社」の団交拒否の不当性>
「現在の阪急交通社は組合が団交を申し入れていた阪急交通社とは別会社」。
阪急交通社は、全国一般東京東部労組とHTS支部が団体交渉拒否を不当労働行為として救済申立をした東京都労働委員会(都労委)への答弁書でこう主張しました。
組合はこれを受け5月21日、新「阪急交通社」にあらためて団体交渉の申し入れを行いました。
しかし、新「阪急交通社」の回答はまたしても3行のみ。「団体交渉に応じる立場にはない。従って団交には応じない」(画像参照)。
新「阪急交通社」がまだ団交を申し入れられていないというから、組合は改めて団交申し入れを行ったのです。
「団交を申し入れられていない」ことが理由であるなら、なぜまたしても団交拒否をするのでしょうか。
都労委答弁書の主張は「団交には応じない」という「結論」ありきの主張だということが今回の阪急交通社の対応で明らかになったのです。
<都労委第1回調査>
6月11日、都労委の第1回調査が都庁で開かれました。
都労委は労使双方に聞き取り(「調査」といいます)を行い、審問(証人尋問)ののち、会社の行為が不当労働行為=違法行為にあたるかどうかの判断(「命令」と言います。裁判でいう判決)を出します。
この日、阪急交通社側は弁護士を含め6名が出席。「阪急交通社は団交に応じる義務はない」という主張をしたようです。組合は、阪急交通社が実質的に阪急トラベルサポート添乗員の労働条件を決定づけている、時間管理をはじめとする責任を負っている。よって団交応諾義務がある、と主張しました。
阪急交通社が主張をかえないのであれば、都労委は団交拒否についての判断をくだします。阪急交通社は「不当労働行為企業」となってしまうのです!
阪急交通社はただちに
HTS支部との団体交渉に応じてください!
派遣添乗員の声に真剣に耳を傾けてください!
せこいいいわけで逃げまくり。ε=┏(; ̄▽ ̄)┛
添乗員は普通の日雇い以下の条件で働いているのに、対策はいつも後回しです。
死者が出ても病人が出たも何も変らない。
犯罪が起きれば考えてくれるのですか?
そんなのヒドイ。
法は?一体
新とかなんだか言い訳ばかりなのは、不利と認めているようなもの。
添乗員にそこまで強気ならば、お客さまにも「この料金では、どこにも行けない。」くらい言ってもいいとおもいます。
そもそも、無理な料金設定がいけない。ひび割れが大きくなって修正が効かなくなりますよ。
せめて、当たり前のことが当たり前に行われるレベルまで戻したいと思います。
幾度の団交でも進展しない不誠実な対応、TCSA抗議でのスッキリしない対応、不本意ながらの労働審判に集団訴訟、そして阪急交通社の呆れた対応…。
真剣な訴えにここまでの対応をされては限界に近いのではないかと心配しています。
人権を無視され過酷な労働を強いられている添乗員の皆さん、不満や不安、怒りを抱えているのならHTS支部の一員に加わり勇気を出して一緒に闘いましょう。HTS支部組合員にとってそれが何よりの励みであり力なのです。
「家族で応援しています。がんばって下さい!!」とのコメントが添えられていました。
HTS支部にとってこの激励の声とカンパがどれだけ励みになることでしょう。本当にありがとうございました!
取り急ぎ本部からお礼まで。
どうしてもストライキ勧告はできないのでしょうか?
地方のTCさんは東京よりももっとずっとひどいのにどうしてそれに甘んじているのでしょうか?
忙しすぎて疲れてそんな事を考える暇もないのでしょう。これが奴隷じゃなくてなんと呼べるでしょうか?
以前、ロマンチックスペシャルのツアーに添乗した時のアンケートに、「毎日がハード過ぎ。添乗員は一日の行程を8時間以内に収める義務がある」というコメントで唯一の添乗員不満がついていました。
このアンケートを見て口があんぐりした覚えがあります。
私たち添乗員だって8時間で終わりたい、でも観光内容が盛り沢山過ぎて、それを消化できるよう身を粉にしてお客様の為に働いているのにこんな意見で不満を貰って反省の付箋を書くなんて。。報告の際、ツアー担当者は、そのアンケートを見てみない振りで反応なしでした。
そもそも、アンケートって何でしょうか?もっと良いツアー作りの為の参考にと会社側は言っていますが、「え、書くの?」「面倒だから二人で一枚でいいね!」と非協力的な冷たい言葉を受けながらお客様に渡したそのアンケート、私たち添乗員の査定には全て反映されるばかりで、旅行社は自分たちにとって都合良いとこだけ見て解釈し、全ての意見を反映させていない気がします。
実際この方だけではなく、添乗員に満足をつけていても、「もっとゆっくり見たかった」「毎日ハードで疲れた」と書いている方は少なくなかったです。それでも、ツアーのハードさは過激するばかりで。。怒りを通り越して呆れました。
色々酷い事をしてきただけに、団体交渉を正々堂々と受け入れ出来ないなんて、恥ずかしい事ですね。このような会社の一員ということでツアーに出て、会社の利益と名声の為にも働いていたのかと思うと残念に思います。
ただ、不正の栄華はいつまでも続く事はありませんので、ツケが徐々にまわってきてますから覚悟して欲しいと思います。後回しにして逃れようとも無理ですから、潔く悪い事を認め反省し、真摯に謝罪したらまだ世間的には印象悪くならないと思いますが。。少なくともツアーに出て頑張っている添乗員の方々の心には違ってきます。考えてみてください、会社が産み出している品物(ツアー)をお客様の前で演出する大事な担い手なのですから、恥を背負わせないようにして欲しいと思います。
そろそろ行き過ぎてしまった格安ツアーを旅行会社全体で考えるべき時なのではないでしょうか。