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全国一般東京東部労働組合の記録

東部労組「誰でもわかる誰でも測れる放射能講座」を開催

2012年02月27日 09時18分24秒 | Weblog


東部労組「誰でもわかる誰でも測れる放射能講座」を開催

私たち全国一般東京東部労組は2月26日(日)、東京・青戸の本部事務所にて「誰でもわかる誰でも測れる放射能講座」を開きました。1月29日に続いて2回目。講師は原子力発電所で働いていた経験を持つ組合員が務めました。

まず実際の放射線測定をγ線用サーベイメーターを使って行おうと、会議室で測定器の基本的な取り扱いや記録方法などを学びました。事務所内の線量(0.08μSv/h)を測った後、みんなで近くの青戸平和公園へ実際の測定に向かいました。途中で排水溝や街路樹の植え込みの線量が高いこと(約0.2μSv/h)を実感しつつ公園で測定を始めました。公園中央にある原爆が投下された当時の広島の橋の残骸(0.35μSv/h)やトイレの横の土壌(0.42μSv/h)など、かなりの汚染があることに一同驚きました。

事務所に戻ってから福島第一原発事故前の政府が建前として労働者に守らせてきた放射線防護の基本、ICRPを頂点とする放射線関係法令の仕組みと具体的な規制方法、被爆後の人体への影響などをチェルノブイリ事故やJCO臨界事故の事例を使って具体的に学びました。さらに事故直後の政府・東京電力の対処、避難方法、マスコミへの発表内容を振り返り、いかにいい加減な人命軽視の姿勢だったかが浮き彫りになりました。

質疑応答でも「なぜここまでひどい原子力政策が放置されてきたのか」「これから汚染をどう取り除いたらいいのか」「将来もし放射線による体調変化が出たらどう訴えるのか」など活発な議論が起こり、参加者は自分で考えるきっかけと問題意識をつかんだようでした。

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