コナカ第2回団交で確認書結ぶ
店長の残業代を会社側は認めず
全国のコナカで働く皆さん、昨日(3月19日)午後5時15分から、全国一般東京東部労組コナカ支部と株式会社コナカとの第2回団体交渉が東京都内の会議室で開かれました。
組合側からは前回の5人(支部の渡辺委員長、笹川書記長+本部スタッフ3人)に加えて、支部組合員の高橋亮さん(草加店店長)が出席しました。なお、高橋さんはすでに退社の意向を固めていますが、コナカの店長の労働条件を改善したいとの考えでコナカ支部に加入しました。会社側の出席者は作井副社長、沼田管理本部長、土屋総務部長ら前回と同じ5人でした。
この日の交渉では、組合が前回出した16項目の要求書に対する会社からの回答を聞き、協議しました。その結果、以下の6項目について労使の確認書を結びました。
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2007年3月19日
株式会社コナカ(以下「会社」という)と、全国一般労働組合全国協議会東京東部労働組合コナカ支部(以下「組合」という)は、下記の事項について確認する。
記
1、健全で良好な労使関係を作るため、日本国憲法、労働基準法、労働組合法などに基づき、労使とも努力する。(会社は組合の労働三権を尊重する。組合は会社の経営権を尊重する)
2、会社は、従業員に対し、法定通りの年次有給休暇の取得を認める。パート・アルバイト含む。
3、会社は、従業員に対し、年間105日の休日を確保できる体制を構築する。
4、会社は、未払いの時間外労働、休日、深夜労働割増賃金手当を支払う。
5、会社は、年1回の棚卸しなど、業務の見直しについて検討する。
6、会社は、組合員の昇給、退職金、一時金、また、就業規則、36協定など、組合員の労働条件及び変更について、組合と協議する。
以上
株式会社コナカ
(署名)取締役副社長 作井淳一
全国一般労働組合全国協議会東京東部労働組合
コナカ支部執行委員長 (署名)渡辺輝
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合意事項の書面化(署名)を拒んだ前回の会社側の対応と比べると、確認書を労使でかわしたこと自体が前進と言えます。
2の年次有給休暇の取得をすべての従業員に認めるという項目は、労働条件の改善に向けた大きな一歩です。法律で定められた当然の権利とはいえ、「実際上取得が困難な状況があったことは事実」(会社側)でした。今後はパートの人も含めて法定通りの有休が取れます。有休はどんな理由でも、好きなときに休めるのが原則です。どんどん権利を行使しましょう。
4の残業代支払いについては、さっそく渡辺委員長と笹川書記長の2人が過去の労働時間を正確に調べて、未払い残業代を計算して近日中に請求することを会社側に通告しました。コナカ従業員の皆さん(退社した人を含む)、過去分の残業代を計算してみてください。相当な金額にのぼると思います。是非、組合といっしょに請求しましょう。
そのほか「棚卸しについては、実態として深夜に及んでいることがある」(会社側)として方法を見直すなど、一部で業務の改善も約束しました。
その一方で「会社は、従業員の労働時間を1日8時間、週40時間とする」という項目については、会社側はかたくなに確認書を結ぶことを拒みました。この項目は言うまでもなく労働基準法で定められた労働時間の大原則です。会社の就業規則にも明示されています。コナカでは「法定時間を大幅に超える長時間労働が常態化している」という訴えが多くの社員からあがっています。だからこそ、この項目の確認を繰り返し組合側は求めましたが、会社側は最後まで書面に盛り込むことを拒否しました。
「店長にも時間外労働手当を支給するなど、労働条件を向上すること」という組合の要求項目に対しては、「店長は管理監督者であると考えており、したがって、店長に対して時間外労働手当を支給するという考えは持っていません」と会社側は明言しました。「(店長の)過去の労働に対して別途支給する」とも述べましたが、あくまで残業代は払わないとの姿勢は変わりませんでした。
管理監督者とは単なる名称で判断するのではなく、「経営者と一体的な立場にある」かどうかで判断します。出退勤について自由裁量があり、労務管理上の指揮命令権があり、賃金などで地位にふさわしい待遇があることが必要です。果たしてコナカの店長はそんな働き方をしているでしょうか。
会社は「店舗予算を立案している」「人事や労務管理にもあたっている」「役職手当など高い賃金を与えている」などを管理監督者の根拠として示しました。組合側から出席した高橋店長は「到底、納得できない」として、店長だった過去2年分の残業代の請求書をその場で会社側に手渡しました。
そのほか「店舗の人員を増やすこと」「労働時間の管理をタイムカードの打刻式にすること」「過剰な売上目標を見直すこと」などの要求項目についても確認書に盛り込むことを会社側は拒否しました。組合事務所及び組合掲示板の設置も「認めない」との回答でした。
コナカ支部では、コナカで働くすべての人(店長、社員、パート)の労働条件を向上させるため、今回、会社が拒否した要求項目についてもさらに会社側と協議を続けていく考えです。この日の交渉では新たにパート社員に関する要求書も会社側に提出しました。今後もコナカ社員への違法・不当な扱いが改まらないなら、行政機関への申告や法的措置、労働組合としての団体行動権の行使などを検討せざるを得ません。
次回の団体交渉は3月29日(木)の予定です。
働く人の切実な要求を実現するには、コナカで組合をもっと大きく強くしていくしかありません。
是非、皆さんの力を貸してください!
東部労組コナカ支部に集まりしょう!
①店長が予算組みをしている?
②シフト管理等の裁量権がある?
③資格手当て、役職手当の支給 高額な報酬?
④物品購入の決裁権がある?
⑤会社は経営者として見ている
という事らしいです。
もちろん反論してきました。
①予算組は本社の言われた数字の落とし込みだけ
②シフト管理はこれは当たり前
③高額とは言いがたい!疑問です!
④2万円が裁量権?
⑤経営者であれば、店舗の改装、セールの立案、人事権…どこに決裁権があるのか?副社長に言ってきました。
残業代、休日の取り方、役職定年…次回の団交は店長の皆さん注目していてください。
次回の団交で御会い出来るのを楽しみにしています。
今回の交渉で、全従業員の有給を認めた事、協定書を結ばせた事は良かった点です。
残念な点も多々ありますが...
これから改善出来る様に組合の方々と頑張ります。
コナカで働く一社員誰もが自分の会社に誇りを持つ事が出来、家族からも安心が出来、店長に心からなりたいと思う社員が一人でも増える事が私のやりがいです。
今からも間に合います!!是非組合に参加して一緒に交渉に参加してみませんか??やってみると楽しいものですよ!!
計算方法を知りたいです。
それといつ支払われるのですか?
じゃあこれからは一切残業しない方向でいいんじゃないの?店長にだって早番・遅番あっていいんじゃないの?休みもしっかり取らせてもらうよ。文句言うなよ!!
有給休暇が取れるのは素晴らしいことですが、有給休暇のシステムってどうなってるんですか?
過去の有給は、店長の公休の様に消滅してるんですか?それとも貯まってるんですか?
実際、権利は行使できたとしても、人員増えなきゃ無理な店多いっすよね?
公休すら満足に取れないくらいですからね・・・
「どうせ今の状況では有給取れる訳がない」って目論んだ上での承諾ととれてしかたないんですが・・・
色々と会社は会社で専門家つけて、試行錯誤した結果の線引きでしょうから、糠喜びしないことですよね?
あと、残業代!
コレは各々が請求して初めて、成立するものなんでしょうか?
店長の方々、まだまだ交渉過程です。落ち着いて落ち着いて・・・
ここで突っ走ったら会社の思う壷ですよ。
すべて、組合側がが納得出来る結果を得て、初めていろいろやったら良いんじゃないでしょうか?
今は辛抱のとき・・・
早く帰れと言われても出来ない現状。
休憩すらろくに取れません、
この時期に会社に意地になって早く帰宅したいとこですが、、お客様仕事ですからそうはいきません。
なにやら真面目に仕事してるのが馬鹿な会社になって来ましたね?
報われない店長、社員、パートさん、本社の対応はやる気の低下に繋がります。
社長より副社長が出てきますがそのシステムももう終わりにしません?
山盛の問題、早期改善を望みます。
また、組合への参加の呼びかけとして、組合費の事や組合に参加すると何をするのか等をこのブログに書いてみてはいかがでしょうか?社員の中には組合という未知のものへの警戒心がある方もいるのではないでしょうか(実際自分がそうだったので)そのあたりの不安が解消できればさらに多くの方が参加できる様な気がします。
社員の方々、様子見もいいですがあまり慎重すぎると何も変わらないと思いませんか?
コナカさんの店舗数及び店長さんの人数はどの位なんでしょうか?詳しい方がいましたら教えて下さい。