コナカ支部からみなさんへのアピール

東部労組コナカ支部は今後も敢然とたたかい敢然と勝利します！
紳士服のコナカで働く全社員はコナカ支部のもとに集まろう！

紳士服のコナカ（スーツセレクト２１、バルボ、フタタ）で働いているすべてのみなさん、このブログをご覧のみなさん、私たち全国一般東京東部労組コナカ支部はこの間の支部内での動きを報告するとともに、今後のたたかいに向けたアピールを表明します。

東部労組コナカ支部で昨年２月の結成以来、委員長を務めてきた渡辺輝さん、書記長を務めてきた笹川泰弘さんの２人が今秋コナカを退職することになりました。

そのうえでコナカ支部では現在、２人に代わり新たな執行部を選出する作業を進めています。「私が組合を引っ張っていきたい」「私が委員長をやる」と力強く語る組合員も現れています。

コナカ支部にとって結成時からの委員長と書記長を同時に失うというのは本当に残念なことです。しかし、コナカ支部のたたかう決意はいささかも衰えてはいません。

私たちには組合員をはじめ２０００人のコナカ社員の権利と生活を守るという重大な使命があります。１日たりとも組合活動を停滞させるわけにはいきません。なぜなら私たちコナカ支部のもとには日々、コナカ社員からの相談が寄せられているからです。

会社や上司の不当なパワハラやセクハラに苦しんでいる人、有給休暇１つ取れないような違法・不当な労働環境に異議を唱えようとしている人、サービス残業にＮＯの声をあげようとしている人、あまりにも低い賃金に対して会社への怒りを語る人……。

コナカの社内で正しいことは正しい、間違っていることは間違っていると堂々と経営陣にものを言うができるのはコナカ支部しかありません。本当に職場で困り、悩み、辛い時に相談でき、ともに闘ってくれる労働組合はコナカ支部しかありません。

コナカ社員のみなさん、ぜひブログの「紳士服のコナカ」のカテゴリーにある過去記事を読んでみてください。昨年２月の支部結成以来、私たちが会社に要求し、かちとってきた成果は決して少なくありません。

長時間労働をなくしシフト制を実施させたこと、過去の残業代など１３億７０００万円の未払い賃金を支払わせたこと、「公休電話」という理不尽な慣習をやめさせたこと、役職定年を一部廃止させたこと、有給休暇の権利をパート社員も含めて認めさせたこと、パートの雇用保険・社会保険の加入の権利を認めさせたこと、春闘によって賃上げをかちとったこと、交通費のガソリン代支給を引き上げさせたこと、社員に対するパワハラ行為を追及したこと……。

成果は社内だけにとどまりません。コナカ支部が取り組んできた「名ばかり管理職」は社会問題化し、行政を動かし、同業他社も含めた多くの企業に是正の動きを波及させました。何よりも「コナカ支部のようにたたかおう」という声があちこちで聞かれ、勇気を持って立ちあがる人の背中を押す役割を果たしてきました。

コナカ支部は１人からでも２人からでも加入できます。少数であっても仲間と団結すれば成果をかちとることができます。大きな社会的世論をつくることも可能です。働く者としての尊厳、誇り、自由を手に入れることができます。

＜なぜ本物の労働組合がコナカに必要なのか＞。私たちコナカ支部はもう一度、原点に立ち返りたいと思います。そして、今後もコナカ支部の旗を高々と掲げ、敢然とたたかい敢然と勝利していく決意です。

１２月にはコナカ支部の組合員である現役２店長の「名ばかり管理職」本裁判が横浜地裁でスタートします。団体交渉で会社に要求するべき課題も山積しています。みなさんの力を今こそコナカ支部に貸してください。いっしょにコナカ支部を強く、大きくしましょう。