昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

'75サマー・アクション・シリーズ

2011年08月06日 20時00分16秒 | '75全日本プロレス

参加外人選手
フリッツ・フォン・エリック(195cm120kgドイツ出身)7/19~7/25
ザ・スピリット(185cm115kg ? 出身)
ボビー・ダンカン(186cm115kgアメリカ・オハイオ出身)
ジェリー・ブリスコ(187cm104kgアメリカ・オクラホマ出身)
リッキー・ギブソン(181cm100kgアメリカ・フロリダ出身)
ボブ・レムス(196cm132kgアメリカ・ミネソタ出身)
チャボ・ゲレロ(181cm107kgメキシコ出身)

全日本プロレス出場選手
ジャイアント馬場(PWFヘビー級・インタータッグ王者)
ザ・デストロイヤー(USヘビー級王者)
ジャンボ鶴田(インタータッグ王者)
アントン・ヘーシンク   
高千穂明久
サムソン・クツワダ 
グレート小鹿
大熊元司
サンダー杉山
マシオ駒
ミツ・ヒライ
桜田一男       
肥後宗典
伊藤正男
大仁田厚
淵正信
園田一治
(レフリー)ジョー樋口、ジェリー・マードック、和田京平

----------------
コメント

第1戦~第5戦('75サマーアクションS)

2011年08月06日 19時50分49秒 | '75全日本プロレス
開幕戦 7月5日(土)千葉・流山市文化会館 観衆1800人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&ヘーシンク(2-0)ダンカン&ギブソン
①馬場(5分9秒体固め=アトミック・ドロップ)ギブソン
②日本組(2分22秒反則勝ち)外人組
試合後、馬場のピンチに助けに入らなかったヘーシンクに対し、馬場が詰め寄る場面が見られた。

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(11分16秒4の字固め)チャボ・ゲレロ
ザ・スピリット(2分45秒体固め)グレート小鹿
覆面の中に凶器を入れてのヘッドバットでフォール。
ジャンボ鶴田(12分18秒体固め=ダブルアーム・スープレックス)ジェリー・ブリスコ
サンダー杉山(13分28秒反則勝ち)ボブ・レムス

タッグマッチ30分1本勝負
高千穂&クツワダ(1-0)大熊&桜田
①クツワダ(25分40秒体固め)桜田

20分1本勝負
マシオ駒(9分23秒エビ固め)肥後宗典
ミツ・ヒライ(12分32秒体固め)伊藤正男

15分1本勝負
大仁田厚(10分47秒逆さ押さえ込み)淵正信

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録(生中継)

----------------------------------
第2戦 7月6日(日)東京・福生市民会館 観衆2400人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)スピリット&ゲレロ
①スピリット(11分32秒体固め)馬場
②日本組(5分55秒反則勝ち)外人組
③鶴田(2分36秒体固め)ゲレロ

30分1本勝負
アントン・ヘーシンク(9分53秒逆エビ固め)ボブ・レムス
ザ・デストロイヤー(17分39秒エビ固め)ジェリー・ブリスコ
サンダー杉山(7分20秒両者リングアウト)ボビー・ダンカン

タッグマッチ30分1本勝負
高千穂&クツワダ(1-0)小鹿&大熊
①クツワダ(22分6秒片エビ固め)大熊

20分1本勝負
リッキー・ギブソン(9分55秒体固め)マシオ駒
ミツ・ヒライ(8分39秒体固め)肥後宗典
桜田一男(12分12秒体固め)伊藤正男

15分1本勝負
大仁田厚(8分7秒首固め)園田一治

(試合開始18時30分)

----------------------------------
第3戦 7月8日(火)三重・久居市民体育館 観衆3000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー(2-1)ダンカン&ギブソン
①ギブソン(9分31秒体固め)デストロイヤー
②日本組(1分43秒反則勝ち)外人組
③馬場(3分34秒体固め)ギブソン

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(10分14秒両者リングアウト)ザ・スピリット
アントン・ヘーシンク(8分32秒逆エビ固め)ボブ・レムス
高千穂明久(11分38秒回転エビ固め)ジェリー・ブリスコ
サンダー杉山(10分29秒体固め)チャボ・ゲレロ

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)クツワダ&桜田
①大熊(17分10秒体固め)桜田

20分1本勝負
マシオ駒(11分52秒エビ固め)伊藤正男
ミツ・ヒライ(10分21秒体固め)肥後宗典

15分1本勝負
淵正信(11分6秒首固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

----------------------------------
第4戦 7月9日(水)大阪府立体育会館 観衆5800人
覆面世界一決定十番勝負・第7戦
USヘビー級選手権 60分3本勝負
ザ・デストロイヤー(2-1)ザ・スピリット
①デストロイヤー(9分14秒4の字固め)
デストロイヤーはスピリットのニードロップをかわし、ストンピング、レッグブリーカーで足を痛めつけた後、4の字固めを決め先制。
②スピリット(7分41秒体固め)
スピリットは覆面に凶器を入れてヘッドバットを連発。これで額から流血したデストロイヤーの傷を狙ってパンチ、噛みつき攻撃を加えた後、凶器ヘッドバットを決めフォール。
③デストロイヤー(3分16秒スピリット試合放棄)
スピリットはタックルにきたデストロイヤーをニーパットで倒し、セカンドロープに足を乗せてのエビ固めでフォール。すかさずセコンドが反則行為があったことを抗議、樋口レフリーもリングに入りマードックレフリーに状況を説明。マードックレフリーはミスを認め、試合続行を宣言。しかしその間にベルトを持って控え室へ引きあげていたスピリットは、レフリーの呼びかけに応じず、レフリーがカウント10を数えスピリットの試合放棄となった。
※デストロイヤーがタイトル防衛に成功。
デストロイヤー覆面世界一決定十番勝負9戦7勝1分1無効。
デストロイヤーのコメント
「マードックの裁定は、誰が見ても間違ってる。スピリットの反則行為を見逃すなんて・・・が、スピリットに受けた屈辱だけは晴らす。それまでベルトは立会人に預けておく。必ずスピリットとは決着戦をやる。」
スピリットのコメント
「あんな判定があるか。レフリーは俺の勝利を宣しベルトまで渡したじゃないか。それを一方的な抗議でくつがえすなんて・・・デストロイヤーがもう一度やりたいって?そんな事俺の知った事じゃない。」
マードックレフリーのコメント
「私の目にはスピリットがロープに足を掛けているのは見えなかった。私の不手際でこうなった事は非常に申し訳ない。」

6人タッグマッチ45分3本勝負
馬場&鶴田&ヘーシンク(2-0)ダンカン&レムス&ギブソン
①馬場(7分19秒体固め)レムス
②鶴田(2分15秒体固め)ギブソン
試合後、場外戦に参加せずコーナーから動かなかったヘーシンクに対し鶴田が詰め寄るが、ヘーシンクは開幕戦同様両手を広げるポーズを繰り返した。
馬場のコメント
「ヘーシンクはなぜ積極的に動こうとしないのか。味方が苦戦していても助けようともしない。タッグマッチは一人じゃないんだから、そのへんを考えてファイトしてもらいたいよ。」
ヘーシンクのコメント
「味方がピンチかどうかは、私にもわかる。正々堂々戦うのがスポーツではないのか。だから私は助けにいかなかっただけ。」

30分1本勝負
ジェリー・ブリスコ(11分5秒片エビ固め)マシオ駒

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(0-0)高千穂&クツワダ
①時間切れ

20分1本勝負
サンダー杉山(8分1秒体固め)チャボ・ゲレロ
ミツ・ヒライ(6分27秒体固め)桜田一男
肥後宗典(10分45秒体固め)伊藤正男

15分1本勝負
大仁田厚(10分30秒逆さ押さえ込み)淵正信

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

----------------------------------
第5戦 7月10日(木)香川・高松市文化センター 観衆4000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)スピリット&ダンカン
①スピリット(11分13秒体固め)鶴田
②日本組(4分32秒反則勝ち)外人組
③鶴田(6分19秒体固め)ダンカン

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(11分41秒4の字固め)チャボ・ゲレロ
アントン・ヘーシンク(11分17秒逆エビ固め)ボブ・レムス

タッグマッチ30分1本勝負
高千穂&クツワダ(0-0)ブリスコ&ギブソン
①時間切れ

20分1本勝負
グレート小鹿(10分36秒片エビ固め)桜田一男
マシオ駒(9分30秒エビ固め)肥後宗典
ミツ・ヒライ(9分23秒首固め)伊藤正男

15分1本勝負
淵正信(11分8秒エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

----------------------------------
コメント

第6戦~第10戦('75サマーアクションS)

2011年08月06日 19時40分30秒 | '75全日本プロレス
第6戦 7月12日(土)高知・中村市民スポーツセンター 観衆3000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&ヘーシンク(2-1)スピリット&ブリスコ
①スピリット(10分44秒体固め)馬場
②日本組(6分37秒反則勝ち)外人組
③ヘーシンク(3分2秒体固め)ブリスコ

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(12分54秒体固め)リッキー・ギブソン
ザ・デストロイヤー(16分19秒4の字固め)ボブ・レムス
ボビー・ダンカン(8分37秒片エビ固め)グレート小鹿
高千穂明久(11分23秒体固め)チャボ・ゲレロ

タッグマッチ20分1本勝負
大熊&ヒライ(1-0)クツワダ&桜田
①ヒライ(16分20秒体固め)桜田

20分1本勝負
マシオ駒(9分28秒片エビ固め)伊藤正男

15分1本勝負
肥後宗典(9分50秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

----------------------------------
第7戦 7月13日(日)愛媛・宇和島市闘牛場 観衆3900人
タッグマッチ60分3本勝負
デストロイヤー&ヘーシンク(2-0)ダンカン&ブリスコ
①ヘーシンク(10分59秒逆エビ固め)ダンカン
②デストロイヤー(6分10秒エビ固め)ブリスコ

30分1本勝負
ジャイアント馬場(13分40秒片エビ固め)ボブ・レムス
ジャンボ鶴田(14分9秒片エビ固め)チャボ・ゲレロ
ザ・スピリット(14分18秒体固め)サムソン・クツワダ
大熊元司(8分19秒体固め)リッキー・ギブソン

バトルロイヤル(10人参加)
決勝、園田一治(11分17秒体固め)桜田一男

タッグマッチ20分1本勝負
高千穂&桜田(1-0)小鹿&肥後
①桜田(17分51秒反則勝ち)小鹿

20分1本勝負
ミツ・ヒライ(11分29秒体固め)伊藤正男
マシオ駒(9分23秒体固め)大仁田厚

15分1本勝負
淵正信(14分5秒エビ固め)園田一治

(試合開始18時30分)

----------------------------------
第8戦 7月14日(月)愛媛・川之江市金生川沿小山遊園地 観衆3600人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-0)ダンカン&レムス
①馬場(10分42秒体固め)レムス
②鶴田(8分53秒体固め)ダンカン

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(18分32秒4の字固め)チャボ・ゲレロ
アントン・ヘーシンク(17分15秒逆片エビ固め)ジェリー・ブリスコ
ザ・スピリット(11分59秒体固め)高千穂明久
グレート小鹿(13分29秒首固め)リッキー・ギブソン

タッグマッチ20分1本勝負
クツワダ&ヒライ(0-0)大熊&伊藤
①時間切れ

20分1本勝負
肥後宗典(9分21秒片エビ固め)桜田一男
マシオ駒(11分15秒コブラツイスト)淵正信

15分1本勝負
大仁田厚(5分48秒逆エビ固め)園田一治

(試合開始18時30分)

----------------------------------
第9戦 7月16日(水)高知・土佐市日の出公園 観衆4200人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー(2-0)ダンカン&ギブソン
①馬場(9分57秒体固め)ダンカン
②デストロイヤー(9分28秒4の字固め)ギブソン

30分1本勝負
アントン・ヘーシンク(10分33秒逆エビ固め)チャボ・ゲレロ
ジャンボ鶴田(11分57秒片エビ固め)ボブ・レムス
ザ・スピリット(9分1秒体固め)大熊元司
サンダー杉山(9分22秒体固め)ジェリー・ブリスコ

タッグマッチ20分1本勝負
高千穂&クツワダ(1-0)小鹿&伊藤
①高千穂(16分11秒体固め)伊藤

20分1本勝負
ミツ・ヒライ(9分33秒首固め)桜田一男
マシオ駒(10分27秒エビ固め)肥後宗典

15分1本勝負
大仁田厚(6分45秒逆さ押さえ込み)淵正信

(試合開始18時30分)

----------------------------------
第10戦 7月17日(木)埼玉・鴻巣公園 観衆4800人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-0)スピリット&レムス
①日本組(9分53秒反則勝ち)外人組
②鶴田(8分50秒体固め)レムス

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(13分11秒体固め)ジェリー・ブリスコ
アントン・ヘーシンク(4分53秒体固め)リッキー・ギブソン
サンダー杉山(8分11秒片エビ固め)ボビー・ダンカン
サムソン・クツワダ(13分21秒体固め)チャボ・ゲレロ

バトルロイヤル(11人参加)
決勝、伊藤正男(8分53秒逆片エビ固め)肥後宗典

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(0-0)高千穂&ヒライ
①時間切れ

20分1本勝負
マシオ駒(15分52秒エビ固め)伊藤正男
肥後宗典(12分15秒片エビ固め)桜田一男

15分1本勝負
淵正信(7分47秒首固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

----------------------------------
コメント

第11戦~第15戦('75サマーアクションS)

2011年08月06日 19時30分33秒 | '75全日本プロレス
第11戦 7月18日(金)静岡・下田駅前広場 観衆3000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー(2-0)レムス&ギブソン
①馬場(11分51秒体固め)レムス
②デストロイヤー(9分17秒4の字固め)ギブソン

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(11分43秒片エビ固め)ボビー・ダンカン
アントン・ヘーシンク(8分26秒逆エビ固め)チャボ・ゲレロ
ザ・スピリット(9分26秒体固め)サンダー杉山

タッグマッチ30分1本勝負
高千穂&クツワダ(1-0)小鹿&大熊
①高千穂組(16分46秒反則勝ち)小鹿組

バトルロイヤル(10人参加)
決勝、肥後宗典(12分36秒逆エビ固め)桜田一男

20分1本勝負
ミツ・ヒライ(9分49秒回転エビ固め)ジェリー・ブリスコ
マシオ駒(9分29秒エビ固め)大仁田厚

15分1本勝負
桜田一男(8分49秒エビ固め)伊藤正男

(試合開始17時)

----------------------------------
第12戦 7月19日(土)長野スケートセンター 観衆3100人
60分3本勝負
ジャンボ鶴田(2-1)フリッツ・フォン・エリック
①鶴田(29秒片エビ固め)
エリックは入場時に放送席にいた馬場を挑発したものの、逆に平手打ちを食らい大暴れ。リングに上がってからも馬場へ向かって挑発を止めず。そこへゴングと同時に鶴田が攻撃を仕掛け、パンチ、キック、エルボースマッシュの連打からロープに振ってフライング・ボディアタックを決めフォール。
②エリック(7分43秒体固め)
エリックは鶴田へアイアンクローを決めてリングに投げつけるを繰り返し、さらにクローを決めた状態からロープに振り、返ってきたところへカウンターのアイアンクローを決めてリングに叩きつけフォール。
③鶴田(2分17秒反則勝ち)
ゴングが鳴るとエリックは額から流血した鶴田へ繰り返しアイアンクロー。鶴田が場外へ出たところで、鶴田の出血がひどい為にドクターが傷を確認しストップさせようとするが、鶴田は制止するレフリー・セコンド陣を振り切りリングの中へ。しかしエリックはロープ際でアイアンクローを決め続け、レフリーがゴングを要請。
試合後、納得のいかない鶴田は再戦を要求し、24日川崎での再戦が決定。
鶴田のコメント
「想像以上にエリックのクローは凄かった。」
エリックのコメント
「鶴田は噂通りいいファイトをしていた。だが俺に挑戦するのはまだまだ早い。やりたいというなら、いつでも相手してやるよ。」

タッグマッチ45分3本勝負
馬場&デストロイヤー(2-0)ダンカン&レムス
①デストロイヤー(10分31秒体固め)ダンカン
②馬場(4分41秒体固め)レムス

30分1本勝負
ザ・スピリット(9分27秒体固め)サムソン・クツワダ
スピリットはマスクに凶器を入れてのヘッドバッドでクツワダの額を割り、最後も大流血のクツワダへ凶器頭突きを決めフォール。
アントン・ヘーシンク(9分27秒アルゼンチン・バックブリーカー)チャボ・ゲレロ
グレート小鹿(10分59秒揺りイス固め)リッキー・ギブソン

20分1本勝負
サンダー杉山(11分2秒体固め)ジェリー・ブリスコ
マシオ駒(12分5秒エビ固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
大熊&ヒライ(1-0)高千穂&桜田
①大熊(16分35秒体固め)桜田

15分1本勝負
肥後宗典(8分40秒逆エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録(生中継)

----------------------------------
7月20日25日日大講堂で行われる馬場対エリックのテキサス・デスマッチの試合ルールが決定。
①試合時間は無制限。
②レフリーは無し。(ただしリングサイドに二人のジャッジを置く)
③どちらかがKOされるか、ギブアップするまで戦う。(KOは10カウントして立てない場合)
④プロレス流の3カウントフォールとリングアウト勝ちは認めない。
⑤反則は何でもOK。
18日に来日したエリックが提案したルールを馬場サイドが検討し決定したものの、ルールを受け入れる以上、正式な立会人が必要として、東京スポーツの井上博社長に立会人を依頼。
馬場のコメント
「試合のルールについてはエリックから一方的な申し入れがあったが、それを慎重に考えた結果、正式な立会人を決めてやる事にした。デスマッチとはいっても殺し合いにはしたくない。」

----------------------------------
第13戦 7月20日(日)石川・金沢市卯辰山相撲場 観衆4500人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-0)スピリット&ダンカン
①日本組(9分18秒反則勝ち)外人組
②鶴田(8分34秒体固め)ダンカン

30分1本勝負
フリッツ・フォン・エリック(11分40秒アイアンクロー)サンダー杉山
アントン・ヘーシンク(8分13秒逆エビ固め)リッキー・ギブソン
ザ・デストロイヤー(15分18秒エビ固め)ジェリー・ブリスコ
サムソン・クツワダ(13分2秒体固め)ボブ・レムス
グレート小鹿(13分11秒首固め)チャボ・ゲレロ

バトルロイヤル(9人参加)
決勝、大仁田厚(7分19秒逆エビ固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
大熊&ヒライ(1-0)高千穂&肥後
①大熊(16分49秒体固め)肥後

20分1本勝負
マシオ駒(11分16秒体固め)大仁田厚

15分1本勝負
伊藤正男(10分41秒体固め)淵正信

(試合開始18時30分)

----------------------------------
第14戦 7月21日(月)新潟市体育館 観衆4500人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&高千穂(2-1)スピリット&ブリスコ
①スピリット(11分9秒体固め)馬場
②日本組(4分5秒反則勝ち)外人組
③高千穂(4分5秒回転エビ固め)ブリスコ

30分1本勝負
フリッツ・フォン・エリック(10分34秒体固め)グレート小鹿
アントン・ヘーシンク(9分47秒逆エビ固め)ボブ・レムス
ジャンボ鶴田(10分54秒片エビ固め)リッキー・ギブソン
ザ・デストロイヤー(15分37秒4の字固め)チャボ・ゲレロ

20分1本勝負
サンダー杉山(10分20秒両者リングアウト)ボビー・ダンカン
マシオ駒(11分55秒回転エビ固め)肥後宗典

タッグマッチ20分1本勝負
大熊&ヒライ(1-0)クツワダ&桜田
①ヒライ(12分11秒体固め)桜田

15分1本勝負
伊藤正男(11分体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

----------------------------------
第15戦 7月22日(火)富山市体育館 観衆4800人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー(2-1)ダンカン&レムス
①馬場(10分17秒体固め)ダンカン
②デストロイヤー(8分43秒4の字固め)レムス

30分1本勝負
フリッツ・フォン・エリック(8分体固め)高千穂明久
アントン・ヘーシンク(10分7秒逆エビ固め)チャボ・ゲレロ
ジャンボ鶴田(12分16秒体固め)ジェリー・ブリスコ
ザ・スピリット(8分26秒体固め)大熊元司

バトルロイヤル(9人参加)
決勝、桜田一男(9分14秒逆エビ固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&ヒライ(1-0)クツワダ&桜田
①ヒライ(13分15秒体固め)桜田

20分1本勝負
マシオ駒(11分21秒回転エビ固め)伊藤正男

15分1本勝負
肥後宗典(12分2秒逆エビ固め)淵正信

(試合開始18時30分)

----------------------------------
7月23日午後6時から東京・銀座東急ホテルでジャイアント馬場、フリッツ・フォン・エリック、立会人の東京スポーツ井上社長が出席してテキサス・デスマッチのルール再確認が行われた。
エリックが「本当のテキサス・デスマッチにはレフリーは必要ない。」として場外のジャッジに難色を示し馬場と言い合いとなったが、立会人が間に入り両者ルールを確認してサインした。
尚、この試合の勝者が8月8日ミズーリー州セントルイスでNWA世界ヘビー級王座に挑戦する。

----------------------------------
7月24日正午よりよみうりランドで、第2回ファン感謝デー「馬場・デストロイヤーと遊ぼう」がファン4500人を集めて行われた。
またサイン会での売上金は、東京スポーツを通じて愛の小鳩事業団に全額寄付された。

----------------------------------
コメント

第16戦~第17戦('75サマーアクションS)

2011年08月06日 19時20分23秒 | '75全日本プロレス
第16戦 7月24日(木)神奈川・川崎市体育館 観衆3200人
60分1本勝負
フリッツ・フォン・エリック(1-0)ジャンボ鶴田
①エリック(9分46秒体固め)
場外でエリックは鶴田にアイアンクローを決め、そのままリング内に入り攻撃。再三、ブリッジでフォールを逃れようとする鶴田の後頭部をクローを決めたままマットに叩きつけフォール。

タッグマッチ45分3本勝負
馬場&ヘーシンク(2-0)スピリット&レムス
①日本組(10分30秒反則勝ち)外人組
②ヘーシンク(4分5秒逆エビ固め)レムス

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(15分42秒4の字固め)リッキー・ギブソン
サンダー杉山(10分17秒体固め)ボビー・ダンカン

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)高千穂&クツワダ
①大熊(15分50秒体固め)高千穂

20分1本勝負
ミツ・ヒライ(13分14秒体固め)チャボ・ゲレロ
ジェリー・ブリスコ(10分50秒体固め)マシオ駒
肥後宗典(10分11秒体固め)桜田一男

15分1本勝負
伊藤正男(12分46秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

----------------------------------

第17戦(最終戦) 7月25日(金)東京・日大講堂 観衆5900人
NWA世界ヘビー級王座挑戦者決定戦
テキサス・デスマッチ 時間無制限1本勝負
ジャイアント馬場(1-0)フリッツ・フォン・エリック
①馬場(16分20秒KO)
場外戦から先にリングへ戻った馬場が、リングへ戻ろうとエプロンに立ったエリックに対し16文キック。エリックがロープを掴んで落ちるのを耐えたところへ続けざまに水平打ち。これで場外に落ちたエリックはダウンしKO負け。
※馬場がNWA世界ヘビー級王座への挑戦権を獲得。
馬場のコメント
「ラッキーだった。試合が始まってからすぐお客さんが投げ入れた万年筆のようなものがエリックの頭に突き刺さってひどく出血した。エリックの傷口がはっきりわかったので、そこをガンガン攻めまくった。これでNWA世界ヘビー級タイトルの挑戦資格を得たから、ブリスコとの試合は思い切って暴れられる。みやげを期待してくださいよ。」
エリックのコメント
「残念だ。勝ちたかったが、こんな結果になってしまった。あとは何も聞かないでくれ。」

覆面世界一決定十番勝負・第7戦再戦
USヘビー級選手権 60分3本勝負
ザ・デストロイヤー(2-1)ザ・スピリット
①スピリット(9分38秒体固め)
スピリットは、パンチの連打でデストロイヤーの額を割り、マスクに凶器を入れてのヘッドバットでフォール。
②デストロイヤー(3分12秒体固め)
デストロイヤーは場外に下りた際、セコンドの鶴田から渡された凶器をマスクに入れてリングに戻りスピリットへ凶器頭突き。さらに凶器攻撃から凶器頭突き2連発を決めフォール。
③デストロイヤー(7分50秒エビ固め)
スピリットがデストロイヤーに凶器頭突きを連発。それにクレームをつけたセコンドの鶴田がスピリットの右足を押さえると、それに気をとられたスピリットの後からデストロイヤーがくるりと丸め込みフォール。
※デストロイヤーがタイトル防衛に成功。
デストロイヤー覆面世界一決定十番勝負10戦8勝1分1無効。
デストロイヤーのコメント
「暑いので調子はあまりよくなかった。鶴田に助けられたって?冗談じゃない。最後だって自分が他に気を取られたのがいけないんだ。戦う相手に隙を見せたらおしまいだ。とにかくオレが勝ったことには間違いないよ。」
スピリットのコメント
「とにかく頭にきた。デストロイヤーは鶴田ばかりじゃ物足りなくて、レフリーまで買収しやがった。これじゃいくらやっても俺に勝ち目はないぜ。」

タッグマッチ30分1本勝負
鶴田&ヘーシンク(1-0)ダンカン&レムス
①鶴田(11分9秒片エビ固め)レムス
鶴田はレムスをロープに振りジャンピング・ニーパットからダブルアーム・スープレックスを決めフォール。

30分1本勝負
サンダー杉山(9分37秒体固め)ジェリー・ブリスコ

タッグマッチ30分1本勝負
高千穂&クツワダ(1-0)小鹿&大熊
①高千穂(13分2秒体固め)大熊

20分1本勝負
リッキー・ギブソン(11分53秒片エビ固め)マシオ駒
ミツ・ヒライ(11分30秒回転エビ固め)チャボ・ゲレロ
桜田一男(19分20秒片エビ固め)伊藤正男

15分1本勝負
肥後宗典(6分17秒片エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

----------------------------------
(海外情報)G馬場・NWA世界王座挑戦

8月8日ミズーリー州セントルイス・キール・オーデトリアム 観衆9200人
NWA世界ヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャック・ブリスコ(2-1)ジャイアント馬場
①ブリスコ(16分28秒後方回転エビ固め)
ブリスコはロープの反動を利用してタックルにきた馬場をかわしてバックに回りロープへ押し込んで後方回転エビを決めフォール。
②馬場(7分体固め)
ブリスコはロープの反動をつけてのタックルで馬場を倒し、すかさずロープに走り再度タックルを狙ったが、立ち上がった馬場はタックルにきたブリスコへジャンピング・ネックブリーカードロップを決めフォール。
③ブリスコ(12分32秒片エビ固め)
馬場はブリスコをロープに振りジャンピング・ネックブリーカードロップを狙ったが、これをくぐり抜けてかわしたブリスコはロープの反動をつけて倒れた馬場へジャンピング・ボディプレス。しかし馬場が両ヒザを立てて受け止め苦しむブリスコへヘッドロックを決めた瞬間、ブリスコがバックドロップ。馬場が左足をロープに伸ばしたが、ブリスコは左足を抱え込んでエビに決めフォール。
※ブリスコがタイトル防衛に成功。

馬場のコメント
「ブリスコのバックドロップはかなり早かったが、私は必死に体をひねってブリスコを潰しているのでそれほどダメージはなかった。ロープに足を掛けていたので安心していたらカウント3を取られた。まだまだ余力はあったし、ブリスコを倒せると思っていただけに残念だ。」
ブリスコのコメント
「馬場を相手にあれだけ苦戦したのは、立ち上がり馬場にうまく攻められたからだ。が、負けることなど考えてもいなかった。」
※試合タイムについて①8分34秒②5分③4分32秒という情報もあり。

タッグマッチ
ロッキー・ジョンソン&ウィルバー・スナイダー(14分15秒1-0)ハーリー・レイス&オックス・ベーカー

20分1本勝負
パット・オコーナー(時間切れ)レイ・スチーブンス
ボボ・ブラジル(反則勝ち)チャック・オコーナー
ジェリー・オーツ(10分36秒1-0)ボビー・ヒーナン

6人タッグマッチ30分3本勝負
ドン・ウエイト&レネ・グレイ&ソルジャー・ルブフ(2-1)佐藤昭夫&ダニー・リトルベア&プリンス・タプ
①ウエイト(1-0)佐藤
②リトルベア(1-0)ウエイト
③グレイ(1-0)タプ

(試合開始20時30分)

----------------------------------
NWA総会
8月1日から3日ルイジアナ州ニューオーリンズのロイヤル・オーリンズ・ホテルで、1975年度NWA総会が開催され、サム・マソニック会長が勇退。代わって新NWA会長にジャック・アドキッセン(フリッツ・フォン・エリック)が選ばれた。

----------------------------------
ザ・デストロイヤー
シリーズ終了後に帰国していたデストロイヤーは、テキサスの試合に出場。
7月28日テキサス州ダラス
6人タッグマッチ
エル・サント&ホセ・ロザリオ&アル・マドリル(1-0)マッドドッグ・バション&ジョン・トロス&ビリー・グラハム

30分1本勝負
レッド・バスチェン(1-0)ザ・デストロイヤー

スティーブ・ストロング(1-0)ジョー・ルダック
アル・マドリル(時間切れ)ジョン・トロス
ビル・ハワード(1-0)ゴードン・ネルソン

----------------------------------
コメント