昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

第1戦~第5戦('76ジャイアントS)

2011年11月26日 19時50分35秒 | '76全日本プロレス

開幕戦 9月24日(金)埼玉・大宮スケートセンター 観衆2800人
アジア・ヘビー級選手権 60分3本勝負
大木金太郎(1-1)ワルドー・フォン・エリック
①エリック(6分35秒体固め)
大木がニーパットからフォールに入ろうとしたところで、エリックが大木の頭にヒザを当て、倒れて苦しむ大木へトップロープを掴みながらジャンプしてニードロップを決めてフォール。
②大木(1分23秒反則勝ち)
エリックはセコンドについていたブッチャーから手渡されたヘルメットで大木の負傷している頭を攻撃した為、反則負け。
③(1分30秒無効試合)
セコンドについていたブッチャーとドクが加わっての乱闘となり、馬場も飛び込んでくる展開となりノーコンテスト。
※無効試合の為に大木の防衛とはならず、タイトルは日本プロレス預かりとなり再試合を行う事となった。
この試合の選手紹介を金一道場の黄誠俊リングアナが行った。
大木のコメント
「やっぱりケガが完治していないのでまだきつい。ブッチャーがいなければ、エリックなんて問題じゃない。それにしても馬場はなんだ。いきなり飛びこんできて、俺のファイトに難癖をつけるとは許せない。文句を言うんだったら俺の挑戦を受けろ。」
エリックのコメント
「なんだあのチャンピオンは。逃げてばかりいたじゃないか。もう一回やりたいって。俺はいつだっていい、片手でねじ伏せてやる。」
日本プロレス長谷川代表のコメント
「こういう形になった以上、もう一回スッキリした状態で試合をやらせなくては仕方がないだろう。今度やる時はブッチャーの介入を許さない。」

タッグマッチ45分3本勝負
馬場&デストロイヤー(2-0)ブッチャー&グレイ 
①日本組(8分2秒反則勝ち)外人組
②デストロイヤー(5分3秒体固め)グレイ

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(時間切れ)ジェリー・オーツ
キム・ドク(10分22秒体固め=ショルダー・バスター)テッド・オーツ

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)高千穂&桜田
①小鹿(16分11秒片エビ固め)桜田

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(14分22秒片エビ固め)肥後宗典

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&淵 
①ヒライ(15分57秒体固め)淵

15分1本勝負
伊藤正男(9分10秒片エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第2戦 9月25日(土)埼玉・富士見市ツルマショッピングセンター 観衆3300人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(1-1)ブッチャー&エリック  
①エリック(8分23秒体固め)鶴田
②日本組(3分39秒反則勝ち)外人組
③(2分15秒両軍リングアウト)

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)デストロイヤー&高千穂
①大木(14分35秒体固め)高千穂

30分1本勝負
サムソン・クツワダ(12分23秒片エビ固め)ジョン・グレイ
グレート小鹿(11分49秒体固め)テッド・オーツ
ジェリー・オーツ(10分36秒エビ固め)大熊元司

バトルロイヤル(9人参加)
決勝、百田光雄(8分21秒逆エビ固め)大仁田厚

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)桜田&伊藤
①林(13分10秒体固め)伊藤

20分1本勝負
百田光雄(8分6秒片エビ固め)淵正信

15分1本勝負
肥後宗典(10分12秒片エビ固め)園田一治

(試合開始18時30分)

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第3戦 9月26日(日)宮城・泉市泉が丘ニュータウン 観衆3000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&小鹿(2-1)ブッチャー&グレイ 
①グレイ(10分体固め)小鹿
②馬場(7分3秒リングアウト)ブッチャー
③小鹿(1分25秒体固め)グレイ

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(12分16秒両者リングアウト)ワルドー・フォン・エリック

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)高千穂&クツワダ
①大木(17分47秒体固め)クツワダ

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(14分43秒体固め)ジェリー・オーツ
テッド・オーツ(11分29秒エビ固め)大熊元司

バトルロイヤル(9人参加)
決勝、伊藤正男(7分18秒体固め)桜田一男

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)肥後&桜田
①林(16分24秒エビ固め)桜田

20分1本勝負
伊藤正男(8分12秒片エビ固め)大仁田厚

15分1本勝負
百田光雄(11分5秒片エビ固め)園田一治

(試合開始14時30分)

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第4戦 9月27日(月)宮城・古川市トップボウル 観衆3000人
タッグマッチ60分3本勝負
デストロイヤー&鶴田(2-1)ブッチャー&グレイ 
①(9分51秒両軍リングアウト)
②鶴田(8分体固め)グレイ

30分1本勝負
ジャイアント馬場(8分39秒体固め)ワルドー・フォン・エリック

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(0-0)オーツ・ブラザーズ
①時間切れ

30分1本勝負
高千穂明久(12分8秒腕固め)桜田一男

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)ヒライ&林
①大熊(26分体固め)林

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(13分48秒体固め)肥後宗典
百田光雄(10分22秒片エビ固め)大仁田厚

15分1本勝負
伊藤正男(11分38秒体固め)淵正信

(試合開始18時30分)

開幕戦で王座預かりとなったアジア・ヘビー級王座について、王座決定戦を10月21日福島大会で行うと発表された。
大木のコメント
「ノーコンテストでタイトル預かりなんてばかばかしい話だ。こうなったらエリックを半殺しにしてタイトルを取り返してやる。」

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第5戦 9月28日(火)岩手・陸前高田市民体育館 観衆2500人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田&高千穂(2-1)ブッチャー&エリック&グレイ
①ブッチャー(9分20秒体固め)高千穂
②馬場(3分35秒片エビ固め)エリック
③高千穂(4分43秒体固め)グレイ

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(17分57秒エビ固め)テッド・オーツ

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)小鹿&大熊
①大木(17分21秒体固め)大熊

30分1本勝負
ジェリー・オーツ(11分18秒エビ固め)サムソン・クツワダ

20分1本勝負
ミスター林(13分50秒体固め)伊藤正男
桜田一男(13分20秒反則勝ち)ミツ・ヒライ
百田光雄(11分44秒体固め)淵正信

15分1本勝負
肥後宗典(11分40秒片エビ固め)園田一治

(試合開始18時30分)

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プロレス転向・全日入りの噂があった大相撲・二所ノ関部屋の天竜が、9月28日午後10時からプロレス転向について二所ノ関親方、天竜の父親と話し合い午後11時30分過ぎから行われた記者会見で正式にプロレス転向を表明した。

天竜のコメント
「親父と親方に自分の意思を伝え、いま納得してもらったところです。やめる理由はプロレスをやってみたいからです。とにかく自分の可能性を試したいという事です。」
二所ノ関親方のコメント
「まさかあんなに決意が固いとは思わなかった。お父さんの説得にも自分の意思を貫き通したのだから、わしとしては廃業を認めざるを得ない。残念だ。」
馬場のコメント
「もしうちでプロレスをやりたいというのなら喜んで迎えますよ。まだ具体的な方針は考えていないが、若いし体も柔らかそうだから、鍛えようによっては先が楽しみだ。」

29日午前8時34分二所ノ関親方が日本相撲協会に天竜の廃業届を提出。

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