昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

第25戦~第29戦('76ジャイアントS)

2011年11月26日 19時00分45秒 | '76全日本プロレス
第25戦 10月21日(木)福島県営体育館 観衆2800人
アジア・ヘビー級王座決定戦 60分3本勝負
大木金太郎(2-1)ワルドー・フォン・エリック
①大木(1分31秒4の字固め)
エリックは大木をコーナーに打ち付けダウンしたところへロープを掴んでジャンプしてニードロップ。これを大木がかわし、自爆したエリックへ4の字固めを決め先制。
②エリック(2分30秒体固め)
エリックは大木をロープに振り腹部へキック。続けてボディスラムで叩きつけフォール。
③大木(59秒体固め)
大木はエリックへヘッドバット。さらにロープに足を掛けてジャンプしてのヘッドバットを2発。とどめに一本足頭突きを決めフォール。
※大木がタイトルを獲得。
大木のコメント
「長引いたら損だと思ってガンガンいった。とにかく勝ててうれしい。頭の傷はもう大丈夫だ。」
エリックのコメント
「残念だ。頭が痛い。大木があんなに最初から飛ばしてくるとは思わなかった。」

アジア・タッグ選手権 60分3本勝負
高千穂&クツワダ(2-1)オーツ・ブラザーズ
①ジェリー(13分39秒片エビ固め)クツワダ
ジェリーがクツワダをバックドロップからボディスラムで叩きつけフォール。
②クツワダ(11分56秒片エビ固め)テッド
テッドが高千穂へギロチンドロップを狙ったが、高千穂にかわされ自爆。すかさず飛び込んだクツワダがアトミック・ドロップを決めフォール。
③高千穂(6分7秒回転エビ固め)ジェリー
コーナーに振られた高千穂はコーナー2段目に飛び乗り、突進してきたジェリーへ飛びつき回転エビを決めてフォール。
※高千穂・クツワダ組がタイトルを獲得。

タッグマッチ45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)ブッチャー&グレイ 
①鶴田(12分24秒片エビ固め)グレイ

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(14分58秒回転エビ固め)キム・ドク

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)ヒライ&林
①大熊(16分58秒体固め)林

20分1本勝負
桜田一男(9分40秒体固め)伊藤正男

15分1本勝負
百田光雄(10分21秒逆さ押さえ込み)肥後宗典

(試合開始18時30分)

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第26戦 10月22日(金)名古屋・愛知県体育館 観衆3200人
ジャンボ鶴田・試練の十番勝負第6戦 60分3本勝負
ジャンボ鶴田(2-1)アブドーラ・ザ・ブッチャー
①ブッチャー(5分55秒体固め)
ブッチャーは鶴田をロープへ振ってクロスチョップからボディスラムで叩きつけ、ジャンピング・エルボードロップを決めフォール。
②鶴田(3分49秒片エビ固め)
鶴田はブッチャーにエルボードロップ3連発を決めフォールに入るが、これをブッチャーに返されると、鶴田はブッチャーが立ち上がるところを待ち構えてジャンピング・ニーパットを決めフォール。
③鶴田(3分46秒反則勝ち)
ブッチャーは鶴田の髪の毛を掴んでヘッドバット7連発。さらに注意をしたレフリーへもヘッドバットを決め、鶴田へヘッドバット攻撃を続けた為反則負け。怒りの収まらないブッチャーは勝利者トロフィーを床に叩きつけて破壊。
※鶴田試練の十番勝負6戦2勝1敗3分。
鶴田のコメント
「どうにもこうにもこんな結果では喜べないよ。一番参ったのは、あの靴のとがった先でやってくるトーキックだ。一発のどに食ってから調子が狂った。デストロイヤーが助けに来てくれなかったら、どうなっていたかわからない。」
ブッチャーのコメント
「勝ち負けなんか問題じゃない。鶴田を足腰立たぬほど痛めつけてやったじゃないか。鶴田と同じように、馬場とデストロイヤーを叩き潰す。」

タッグマッチ45分1本勝負
大木&ドク(1-0)馬場&高千穂
①大木(13分28秒体固め)高千穂

リング上から天竜がファンに紹介された。

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(15分47秒4の字固め)テッド・オーツ
グレート小鹿(12分3秒逆片エビ固め)ワルドー・フォン・エリック
サムソン・クツワダ(13分11秒片エビ固め)ジョン・グレイ
ジェリー・オーツ(12分47秒片エビ固め)大熊元司

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)桜田&伊藤
①ヒライ(14分53秒首固め)桜田

20分1本勝負
肥後宗典(9分54秒エビ固め)百田光雄

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第27戦 10月23日(土)和歌山県立体育館 観衆3800人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&クツワダ(2-0)ブッチャー&ジェリー
①日本組(14分2秒反則勝ち)外人組
②馬場(3分15秒片エビ固め)ジェリー

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(14分54秒エビ固め)ジョン・グレイ

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)小鹿&大熊
①大木(21分17秒体固め)大熊

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(21分20秒エビ固め)テッド・オーツ
高千穂明久(11分38秒逆エビ固め)ワルドー・フォン・エリック

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)肥後&伊藤
①林(18分7秒片エビ固め)肥後

15分1本勝負
百田光雄(9分35秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第28戦 10月24日(日)大阪・寝屋川市民体育館 観衆3700人
PWFヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャイアント馬場(2-1)アブドーラ・ザ・ブッチャー
①ブッチャー(4分20秒体固め)
ブッチャーはロープを利用してのヘッドバットで馬場を倒し、ジャンピング・エルボードロップ。ロープに足を延ばしフォールを逃れた馬場に対し、もう一発エルボードロップを決めフォール。
②馬場(4分27秒体固め)
馬場はブッチャーのエルボードロップをかわし、倒れたブッチャーの頭部へ蹴り上げ攻撃、チョップ、ダブルチョップを連発した後、ロープに振ってジャンピング・ネックブリーカードロップを決めフォール。
③馬場(2分3秒体固め)
ブッチャーのヘッドバットで倒れた馬場の下敷きになりレフリーがダウンし、ブッチャーのフォールがカウントされず。怒ったブッチャーがレフリーに食って掛かっているところで、馬場はキックでブッチャーを場外へ蹴り落とす。場外からイスを持ってリングに戻ってきたブッチャーがイスを振り上げて殴ろうとしたところへ、馬場が32文ドロップキックを決めてフォール。
※馬場がタイトル32度目の防衛に成功。
馬場のコメント
「鶴田にもっと考えて試合をやれと注意した本人があんなざまで、お恥ずかしい限りです。それにしてもブッチャーは、何度戦っても底知れない力を持っているねぇ。」
ブッチャーのコメント
「俺は完全に馬場をフォールしていた。なのに樋口の奴はカウントしなかった。気絶したのは奴の責任だ。俺には関係ないし、すぐに臨時のレフリーがやってくるべきだ。とにかく面白くない。」

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(10分35秒片エビ固め)ジョン・グレイ

タッグマッチ30分1本勝負
高千穂&クツワダ(0-0)オーツ・ブラザーズ
①時間切れ

30分1本勝負
大木金太郎(5分8秒体固め)ワルドー・フォン・エリック
ザ・デストロイヤー(15分21秒回転エビ固め)キム・ドク

バトルロイヤル(8人参加)
決勝、ミスター林(14分3秒逆エビ固め)百田光雄

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)ヒライ&伊藤
①大熊(14分46秒体固め)伊藤

20分1本勝負
ミスター林(12分45秒片エビ固め)肥後宗典

15分1本勝負
百田光雄(9分30秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第29戦 10月25日(月)長野県営体育館 観衆4000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)ブッチャー&グレイ 
①ブッチャー(11分10秒体固め)鶴田
②日本組(3分44秒反則勝ち)外人組
③鶴田(2分55秒体固め)グレイ

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(17分32秒エビ固め)テッド・オーツ
大木金太郎(10分50秒体固め)ジェリー・オーツ

タッグマッチ30分1本勝負
高千穂&クツワダ(1-0)小鹿&大熊
①高千穂(22分32秒体固め)小鹿

30分1本勝負
キム・ドク(11分40秒両者リングアウト)ワルドー・フォン・エリック

バトルロイヤル(8人参加)
決勝、大仁田厚(11分27秒逆エビ固め)ミツ・ヒライ

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&肥後
①ヒライ(13分15秒体固め)肥後

20分1本勝負
伊藤正男(6分36秒体固め)淵正信

15分1本勝負
園田一治(7分13秒回転エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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