伝説の第5のトンネルであった不思議な話。
先日、自分とチビ2人の3人でサイクリングに行った時に体験した、後で考えると不思議な体験の話。
まず最初に説明を。
地元民でも知らない人が多いんだけど、武蔵村山市には北部の中藤から本町にかけて赤坂、御岳、赤堀、横田の4つのトンネルがある。
このトンネルは歩行者と自転車しか通行出来ないうえに、朝から夕方までしか通行出来ない。夕方になると翌朝までシャッターが閉まるの。
中は狭くて長いし、暗くいつもジメジメしてひんやりしてるからまさにお化けトンネルみたいなんだけど、俺はガキの頃から友達とよく通ってたから慣れていたせいか怖さを感じた事はない。
でも、おそらく初めて通る人は普通に怖いと思う。
横田⇒赤堀⇒御岳⇒赤坂の順に薄暗く通行人がいなくなっていくので怖さが増していく。
御岳、赤坂なんかは夕方に一人じゃまず歩けないと思う(笑)
だけどね、実はトンネルはもう一つある。
これは今では殆どの人が知らないんだけどね、数十年前に閉鎖された伝説の第5のトンネルがあるのよ。
昔からお化けが出るだの何だの噂されてる幻のトンネル。
このトンネルは昔から住んでる本当の地元民か、俺達みたくガキの頃にひたすら昆虫やザリガニの穴場を探し回ってたり、探検ごっこしてた様なクソガキどもじゃないとまず見つけられない。
ここに行くには正規の林道から逸れて、草だらけの脇道に入らない限り見つけられないからね。
昔は結構ガキどもが探検がてらに侵入してたからちゃんと道にもなってたけど、30年ぶりに行ったら、もう脇道に侵入する人もいないみたいでかなり草が生えてて獣道みたくなってた。
俺達がガキの頃だった30年以上前もすでに閉鎖されていて金網で塞がれて入れない様になっていたけど、金網の破れた箇所からクソガキどもは余裕で入っちゃってたっけ(笑)
自分も一度入った記憶があるんだけど、不思議なことにいまいち向こう側の景色を憶えていないんだよね。
思い出せないの。
自分は子供の頃の記憶はかなり鮮明に憶えてる方なのにこのトンネルの向こう側の景色の記憶だけは凄く曖昧になってる。
さらに不思議なのが幼馴染の真さんも同じで、トンネルの先の景色をはっきりと思い出せない。
共通した記憶はすごく古い廃屋があったことだけ。
俺の記憶でもぼんやりと古い日本家屋の廃屋があった様な・・・とだけしか思い出せない。
まぁ、記憶が薄れるのは単なる老化現象だと考えれば不思議でも何でもないか(笑)
でも、閉鎖されたトンネルと言う状況から考えると合っている。
つまり、昔はトンネルの先にも(家一軒だけかも知れないけど)があり人が住んでいたが、そのから人がいなくなったのでトンネルも閉鎖したと。
これなら辻褄が合う。
おそらくこれが正解なんだと思う。
と、前説が長くなってしまいましたが、今回はこの第5のトンネルで不思議な体験をしたお話。
チビ達にはいつもこの第5トンネルを「お化けトンネルがある」ってお話をして震えあがらせてたんだけど、サイクリングに出かけた際にお化けの話大好きの下のチビが「お化けトンネルに行きたい、行きたい」って言うので急遽行く事に。
最初に横田トンネルを抜けて次に赤堀トンネルを抜け、御岳トンネルを抜けて最後に赤坂トンネルへ。
御岳、赤坂トンネルでは人もいなくて不気味で「お化け~」「きゃ~」なんて騒いで楽しく走ってたんだけど、赤坂トンネルを抜けてしばらく走ってたら「あれっ?」第5のトンネルどこだっけ??ってなってしまって。
もう赤坂池まで来てしまったので、行き過ぎたのは間違いないのでUターンする事に。
Uターンして走ると脇道を見つけました。
先ほども書きましたが、30年前と比べてあまりにも草が生えてて獣道になっていたので、気付かずに通過してしまったみたいです。
その脇道を50mくらい進むと伝説の第5のトンネルが出てきます。
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自分はただ単に「懐かしいなぁ」くらいだけど、チビ達にはさんざん「中にお化けいるからね」とか脅かしてたので、かなり怯えながらトンネルの中を眺めてました(笑)
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トンネルは中は見えるけど、ガッチリと封鎖されているし、道も行き止まりなので写真だけ撮って帰る事に。
そしてトンネルからUターンしてすぐに道の向こうからおじいちゃんが歩いてきたんだけど、まず最初に思ったのが「えっ?こんな獣道に一人で何しに??」って思って。
でもチビ達が元気に「こんにちは」って挨拶してたので自分も挨拶交わしたついでに、「この先行かれるんですか?行き止まりですよ」って聞いたら、おじいさんは「うん、この先に○○神社があるんでね」って返したきた。
「え?」と思って「えっ?この先にあるんですか?」って聞き返したら「そう!」って返事してトンネルの方に向かって歩いて行ったの。
「えっ?あるの?いやいや行き止まりだし何もないでしょ・・変なおじいいさんだなぁ」と考えながらそのままチビ達とまた赤坂トンネル抜けて帰宅。
帰ってからチビ達とお化けトンネルの話で盛り上がっている時にふと思ったのが、「あれ?よく考えたらあのおじいちゃんどっから来たんだろ?」って。
まず、行きに御岳トンネルから赤坂トンネルにかけて人がいなかった事。
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更に反対側の赤坂池も行き過ぎてUターンした時に通ったけど人がいなかったし。
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赤坂池側からは山道だし結構距離もあるのでおじいちゃんが僅か数分で歩いて来れるとも思えないし、赤坂トンネルも結構距離があるのでそんなに早く来れるとも思えないし・・
そもそもあのおじいちゃん徒歩って時点で地元民のはずだし、あの年齢ならこの辺の事は知り尽くしてるはずなのに、ありもしない神社があるって言って行き止まりのトンネルに向かうのは違和感しかない。
おじいちゃんが○○神社に行くってのは上のチビも聞いていたし間違いない。
ボケたおじいちゃんだったのかな??
でもボケたおじいちゃんにしては移動速度がかなり速いし、あんな道なき道を見つけて入って来るかな?
色々な違和感が重なって不思議でならない。
凄くはっきりしてたし、間違っても幽霊とかじゃないんだけど謎過ぎるおじいちゃんでしょ(笑)
第5のトンネル・・やっぱり噂通り何かか起きますね。
まぁ、結局この長々と書いた話も一言でまとめると、散歩中のおじいさんと気持ちよく挨拶したってだけの話なんだけどね(笑)
この幻の第5のトンネルは実在するので是非見つけて行ってみてください。
おじいさんと会えますよ。
第5のトンネル つづく
先日、自分とチビ2人の3人でサイクリングに行った時に体験した、後で考えると不思議な体験の話。
まず最初に説明を。
地元民でも知らない人が多いんだけど、武蔵村山市には北部の中藤から本町にかけて赤坂、御岳、赤堀、横田の4つのトンネルがある。
このトンネルは歩行者と自転車しか通行出来ないうえに、朝から夕方までしか通行出来ない。夕方になると翌朝までシャッターが閉まるの。
中は狭くて長いし、暗くいつもジメジメしてひんやりしてるからまさにお化けトンネルみたいなんだけど、俺はガキの頃から友達とよく通ってたから慣れていたせいか怖さを感じた事はない。
でも、おそらく初めて通る人は普通に怖いと思う。
横田⇒赤堀⇒御岳⇒赤坂の順に薄暗く通行人がいなくなっていくので怖さが増していく。
御岳、赤坂なんかは夕方に一人じゃまず歩けないと思う(笑)
だけどね、実はトンネルはもう一つある。
これは今では殆どの人が知らないんだけどね、数十年前に閉鎖された伝説の第5のトンネルがあるのよ。
昔からお化けが出るだの何だの噂されてる幻のトンネル。
このトンネルは昔から住んでる本当の地元民か、俺達みたくガキの頃にひたすら昆虫やザリガニの穴場を探し回ってたり、探検ごっこしてた様なクソガキどもじゃないとまず見つけられない。
ここに行くには正規の林道から逸れて、草だらけの脇道に入らない限り見つけられないからね。
昔は結構ガキどもが探検がてらに侵入してたからちゃんと道にもなってたけど、30年ぶりに行ったら、もう脇道に侵入する人もいないみたいでかなり草が生えてて獣道みたくなってた。
俺達がガキの頃だった30年以上前もすでに閉鎖されていて金網で塞がれて入れない様になっていたけど、金網の破れた箇所からクソガキどもは余裕で入っちゃってたっけ(笑)
自分も一度入った記憶があるんだけど、不思議なことにいまいち向こう側の景色を憶えていないんだよね。
思い出せないの。
自分は子供の頃の記憶はかなり鮮明に憶えてる方なのにこのトンネルの向こう側の景色の記憶だけは凄く曖昧になってる。
さらに不思議なのが幼馴染の真さんも同じで、トンネルの先の景色をはっきりと思い出せない。
共通した記憶はすごく古い廃屋があったことだけ。
俺の記憶でもぼんやりと古い日本家屋の廃屋があった様な・・・とだけしか思い出せない。
まぁ、記憶が薄れるのは単なる老化現象だと考えれば不思議でも何でもないか(笑)
でも、閉鎖されたトンネルと言う状況から考えると合っている。
つまり、昔はトンネルの先にも(家一軒だけかも知れないけど)があり人が住んでいたが、そのから人がいなくなったのでトンネルも閉鎖したと。
これなら辻褄が合う。
おそらくこれが正解なんだと思う。
と、前説が長くなってしまいましたが、今回はこの第5のトンネルで不思議な体験をしたお話。
チビ達にはいつもこの第5トンネルを「お化けトンネルがある」ってお話をして震えあがらせてたんだけど、サイクリングに出かけた際にお化けの話大好きの下のチビが「お化けトンネルに行きたい、行きたい」って言うので急遽行く事に。
最初に横田トンネルを抜けて次に赤堀トンネルを抜け、御岳トンネルを抜けて最後に赤坂トンネルへ。
御岳、赤坂トンネルでは人もいなくて不気味で「お化け~」「きゃ~」なんて騒いで楽しく走ってたんだけど、赤坂トンネルを抜けてしばらく走ってたら「あれっ?」第5のトンネルどこだっけ??ってなってしまって。
もう赤坂池まで来てしまったので、行き過ぎたのは間違いないのでUターンする事に。
Uターンして走ると脇道を見つけました。
先ほども書きましたが、30年前と比べてあまりにも草が生えてて獣道になっていたので、気付かずに通過してしまったみたいです。
その脇道を50mくらい進むと伝説の第5のトンネルが出てきます。
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自分はただ単に「懐かしいなぁ」くらいだけど、チビ達にはさんざん「中にお化けいるからね」とか脅かしてたので、かなり怯えながらトンネルの中を眺めてました(笑)
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トンネルは中は見えるけど、ガッチリと封鎖されているし、道も行き止まりなので写真だけ撮って帰る事に。
そしてトンネルからUターンしてすぐに道の向こうからおじいちゃんが歩いてきたんだけど、まず最初に思ったのが「えっ?こんな獣道に一人で何しに??」って思って。
でもチビ達が元気に「こんにちは」って挨拶してたので自分も挨拶交わしたついでに、「この先行かれるんですか?行き止まりですよ」って聞いたら、おじいさんは「うん、この先に○○神社があるんでね」って返したきた。
「え?」と思って「えっ?この先にあるんですか?」って聞き返したら「そう!」って返事してトンネルの方に向かって歩いて行ったの。
「えっ?あるの?いやいや行き止まりだし何もないでしょ・・変なおじいいさんだなぁ」と考えながらそのままチビ達とまた赤坂トンネル抜けて帰宅。
帰ってからチビ達とお化けトンネルの話で盛り上がっている時にふと思ったのが、「あれ?よく考えたらあのおじいちゃんどっから来たんだろ?」って。
まず、行きに御岳トンネルから赤坂トンネルにかけて人がいなかった事。
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更に反対側の赤坂池も行き過ぎてUターンした時に通ったけど人がいなかったし。
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赤坂池側からは山道だし結構距離もあるのでおじいちゃんが僅か数分で歩いて来れるとも思えないし、赤坂トンネルも結構距離があるのでそんなに早く来れるとも思えないし・・
そもそもあのおじいちゃん徒歩って時点で地元民のはずだし、あの年齢ならこの辺の事は知り尽くしてるはずなのに、ありもしない神社があるって言って行き止まりのトンネルに向かうのは違和感しかない。
おじいちゃんが○○神社に行くってのは上のチビも聞いていたし間違いない。
ボケたおじいちゃんだったのかな??
でもボケたおじいちゃんにしては移動速度がかなり速いし、あんな道なき道を見つけて入って来るかな?
色々な違和感が重なって不思議でならない。
凄くはっきりしてたし、間違っても幽霊とかじゃないんだけど謎過ぎるおじいちゃんでしょ(笑)
第5のトンネル・・やっぱり噂通り何かか起きますね。
まぁ、結局この長々と書いた話も一言でまとめると、散歩中のおじいさんと気持ちよく挨拶したってだけの話なんだけどね(笑)
この幻の第5のトンネルは実在するので是非見つけて行ってみてください。
おじいさんと会えますよ。
第5のトンネル つづく