認識は曖昧だ
それが[物]から
[事]や[働き]の認識となると
いっそう深刻になる
なぜなら
物より、事や働きの認識には
いっそう強い感性の働きが必要だからだ
■物
ちょっと見ればわかる
刺激によって直接感じることができる
分析やデーターによって捉えられる
識別はAはA、AはBではないと理性的に区分できる
■事
ちょっと見ただけではわからない
刺激によって直接感じることはできない
分析やデータだけでは捉えられない
識別は価値、意味、善悪による高度に感性的な分別をする
♦️事を捉えるためには
「見る」だけではなく
「見抜く」力が必要
洞察、看破
■見抜くとは
★物事を深く見ること
表、中、裏にあるものを捉えること
★事の中に潜在する因果関【直接の因果関係でなく、間接的に、もって回っての、隠された因果関係】を捉えること
★事を全体との関連で捉え直すこと
★事の意味を捉え、問題の所在を明らかにすること
♦️見抜く力は感性の力
見抜くためには、想像や推理が必要
想像や推理は理性的計算や原理からの想像や推理ではなく、感性的な推測という形になる