るるの日記

なんでも書きます

仏法研究・方便品第二・仏の一大事因縁の果=私が一乗仏と成り最高の幸福獲得=次は私という一乗仏の一大事因縁が始まる

2021-07-08 13:10:01 | 日記
♦️方便品は、十方仏土(仏の教化を受けるあらゆる場所)の中では
唯【一仏乗のみ】であることを説く

方便には3つある
■法用方便
衆生強化の方法として、衆生の機根に応じて、衆生の好むところに合わせて説法をし、真実の門に誘引する用をなし、利益をなす

■能通方便
〈方便の性質〉
方便とは真実の反対、別に真実がある
方便は真実ではなく、真実に入らせる門
方便の門を開いて真実の相を示す

※以上2つは
【正直に方便を捨てて、ただ無上道を説く】と説かれている方便の教えで、釈尊が42年間説かれたもの

■秘妙方便
㊙️ 【秘妙】 1
★法華経以前の経文で、【三乗即一乗法】ということを、秘して明かさなかった

★三乗とは、悟りに至る3つの道
※声聞乗→聞いて悟る
※縁覚乗→1人悟り、人に教えない
※菩薩乗→一切の衆生のために仏道実践をする

★法華経では、その秘方を打ち明けて、【三乗法即一乗法と顕した=〈妙〉】
【妙を便】と名づけ、この経が方便品と名づけられた

㊙️ 【秘妙 】 2
秘とは、仏と仏のみが知っていること
妙とは、衆生の思議難い境涯。だが衆生のその身、そのままが悠久の過去から仏〈完全な、自由自在な、不滅な命〉などだと気づくことが、秘妙方便

♦️すなわち
★法華経以前の方便は体外方便
仏は外に存在する
三乗別々

★法華経の方便は体内方便
私の中には仏性が存在する
それは私の命

三乗は即一乗仏
この秘密
を顕すことを
【開三顕一と云う】

♦️方便品の行きつくところを要約すると、【教行人理の四一開会】
(教行人理で一仏乗を明かす)である
四一で三乗即一乗を説く
開三顕一

★教→仏の説いた教え
三乗即一乗

★行→修行法
菩薩道

★人→教を受け、行を修する者
二乗作仏
声聞・縁覚の衆生

★理→証道すべき法理(真理実践の法則)
四仏知見

仏がこの世に出現する最も重大な目的(一大事因縁)は、一切衆生に仏の知見を開き、示し、悟らせ、流入させるため
仏の一大事因縁=私の真理実践

♦️開三顕一には、略開三顕一と広開三顕一がある

■略開三顕一
十如是【相・性・体・力・作・因・縁・果・法・本末究竟等】の文

釈尊はインドで成道して、42年にわたり方便権教を説いてきたが、方便品では十如是を説いて、一念三千を明かし、権を開いて実を示した

釈尊は五千の衆に「増上慢の人は退いてもよい」とし、増上慢の人が退いてから、広開三顕一を説かれた

■広開三顕一
広く三乗を開いて一乗を顕す
真実の仏の教えは唯一つとして一仏乗の法を説かれた

三周の説法を説かれた【法説周・譬説周・因縁周】。方便品は法説周の正説

人生に対する目的観を教えるもので、【一仏乗=最高の幸福】を獲得することが、人生の最大目的であると説く

♦️衆生を最高の幸福に導く方法は、五仏〈十方諸仏、過去仏、未來仏、現在仏、釈迦仏〉同道

必ず三乗をもって衆生の機根を調熟し、最後に一乗の究竟法を説いて、仏の出世の功徳の終わりを示している








仏法研究・法華経・序品・インドで生れた釈迦仏は、無量無辺不可思議阿僧祗刧の過去も仏だった

2021-07-08 09:39:06 | 日記
■序品
過去無量無辺不可思議阿僧祗刧という昔々に、【日月燈明仏】が説法化導をしていたが、【釈迦仏はその日月燈明仏】であると説く。序品ですでに久遠実成の由来を、ひそかに説いている


■久遠実成
法華経寿量品に至って五百塵点刧の成道を説き、仏の本地を明かした

法華経以前の教えでは、釈尊がインドに出世して、30歳のとき菩提樹下で始めて成仏した(始成正覚)と説かれているが、法華経本門寿量品では五百塵点刧という久遠の昔にすでに仏であったと説かれた。
これを久遠実成
つまり長遠の生命を説き明かした

♦️この生命が私たちにも存在し、流れている。ああ。。自由になりたい

仏法研究・十羅刹女・陀羅尼品

2021-07-08 09:08:13 | 日記
♦️十羅刹女
十羅刹女と申すは十人の大鬼神女
四天下の一切の鬼神の母なり
上品(最高級)の鬼神として、精気を食す疫病の大鬼神なり。

鬼神に二つあり。一に善鬼、ニに悪鬼。善鬼は法華経の怨(あだ)を食す。悪鬼は法華経の行者を食す。十羅刹女の中にも皐諦女の守護は深い


十羅刹女は法華以前には悪鬼であっ
たが、法華以後においては善鬼となり、法華経を信じる者を守護する
〈資料原文・法華経を護持する者、すなわち御本尊を護持する者を守護する〉

♦️〈法華経陀羅尼品第二十六〉
その時に羅刹女等あり
一・藍婆(らんば)
衆生を束縛し殺す

ニ・毘藍婆(びらんば)
衆生の和合を離脱させる
竜王の如く、円満月が大海に向かうが如し。右手に風雲、左手に念珠を持つ
面は白く、前に鏡台を置く

三・曲歯(こくし)
歯が上下に曲がり甚だ畏怖

四・華歯(けし)
歯が上下に鮮明に並ぶ

五・黒歯(こくし)
歯が黒く畏怖

六・多髪(たほつ)
髪が多い

七・無厭足(むえんぞく)
衆生を殺害しても厭わない、飽きたらない

八・持瓔珞(じようらく)
手に瓔珞(アクセサリー)を持つ

九・皐諦(こうだい)
天上と人間世界を自由に往来
膝を立てて座り、右手に裳(も・腰から下にまとう衣裳)、左手に独鈷(法俱)を持つ

十・奪一切衆生精気(だついっさいしゅじょうしょうけ)
一切の衆生の精気を奪う

と名づく

この十羅刹女、鬼子母・並びにその子、及び眷属と俱(とも)に仏所に詣でて、同声(どうしょう)に言(もう)さく、「世尊、我等また法華経を読誦し受持する者を擁護して、その衰患を除くことを欲す」

この文の後に十九の呪を説く。さらに「もし我が呪に順ぜずして、説法者を悩乱すれば、頭破れて七分に作(な)ること阿梨樹の枝のごとく」と説き、自らもまた法華の行者を擁護すると誓う。

仏これを印可し、特に皐諦女の名をあげ、法師(人の師となるような人、僧侶)の擁護を命じた



♦️いい御経です💃🎶